山は初夏
四国徳島は、連日29℃。今年の夏は、長期予想によると昨年より猛暑日(35℃)が増えると言う。
これからの山入りは、暑いので大変だと思います。ご主人様は、早朝訓練をしてくれ我々も涼しいうちに訓練を終え帰宅しています。しかし、午前9時を過ぎるとセミがガーガーと鳴き出し、山はもう初夏です。また、ブヨに悩まされるのでご主人様は「虫よけスプレー」を持ち歩いています。また、マムシにも要注意です。昨日シロー号が噛まれました。
ご主人様は、夏期訓練は例年標高700m付近の高地で行っています。今日は、その下見に「帰り」の良いテツ号を連れて山入りしました。ご主人様曰く「高地は肌寒く午前9時を過ぎても大変涼しかった・・・」とのことです。当地は、昨年から使用していますが、今日は更に稜線を西に約1km余り歩いてみたようです。昔の山道が薄ら残っており歩くのに障害はなかったと聞きました。我々も早く行きたいと思っています。
さて、テツ号の話に戻します。我々の予想通り、昨日のシロー号に続きテツ号の山入りとなり、明日は誰かと・・・興味津々で待っています。
テツ号は、暫く山に行ってなかったですが、流石に落ち着いた仕事をしたと聞きます。
概略は次の通りです。何時もの様にGPSマーカーを装着し放犬。地面を後ろ足で蹴り気合をいれると、林道をゆっくりと獣臭をチェックしながら進んで行く。放犬して間もなく歩くのを止め、鼻を高く持ち上げて臭いが流れて来る方向を確認している。顔が一方向にピタッと止まるや否や何時もの様に大きな声で「ウォーン」と一声鳴くと、一目散に臭いが流れて来る方向に狩り込んで行く。すぐさま起こし(シカ発見)追い鳴きが始まり追跡となる。何時もと同じ円熟された職人芸である。
その後60分余り追跡するもご主人様は山の下見とばかりにテツ号の追い鳴きを聞きながら稜線をどんどん西に進み1km余り歩いたようです。山は非常に歩きやすく、標高700mと言う高地ならではの涼しい風がとても気持ち良かったらしいです。
山の見分も終えたので逆戻りで帰る途中で雌シカ2頭を見たようですが、テツ号が追っているものとは違っていたようです。今日は、このまま車の元に戻りテツ号を待つこと約20分で帰って来たので帰宅となったようです。テツ号はご主人様が一番信頼をおく当犬舎ナンバー1の狩猟犬です。過去に新聞社や雑誌社から取材を受け紙面にも大きく取り上げられ、サツマビーグルの普及活動の貢献度おいてもナンバー1です。性格は温和で従順、犬舎でも大人しくみんなから尊敬されています。
以下、テツ号の山入りとマムシに噛まれたシロー号の様子(写真)を紹介します。
写真① 林道で立ち止まり高鼻でシカ臭をキャッチしているテツ号。
写真② 流れて来るシカ臭の方向が確定できたことをご主人様に大声で知らせるテツ号
この後、すごい勢いで狩り込んで行き、すぐさま起こし追鳴きが始まる。追跡は60分あまりでご主人様の元に帰って来る。ご主人様がどこの山中にいても探して戻って来るらしいです。また、シカの逃げ方が一直線になりご主人様からどんどん遠ざかる場合は獲れないことを知ってるかのように15分余りでご主人様の元に一旦帰るらしいです。この仕事は単独猟にとって最高の猟芸・・・と、ご主人様は絶賛しています。我々には出来ません(笑)
<追記>
昨日、シロー号がマムシに噛まれたことをブログで紹介しましたが、全国から心配メールやお電話を頂きました。ありがとうございました。
テツ号は、心配していました口内の腫れも無かったことから、何時も通りに餌を上げたら唇が大きく腫れているので食べにくそうでしたが完食しました。
今朝、ご主人様が心配しシロー号の様子を見に来た時「シローお前ぬいぐるみの様に可愛いゾ!」と言っていましたで、ケージから運動場に出してもらいシロー号の顔を見てみんな大笑いしました。みんな「悪顔がぬいぐるみななっている・・・」等々、言いたい放題でしたがシロー号は知らぬ顔で寝ていました(笑)。
写真③ マムシに噛まれ24時間後のシロー号
マムシには、鼻の上を噛まれたために顔全体が大きく腫れ上がり、唇に体液が溜まり大きく垂れています。痛そうです・・・。。。
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