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2017年11月 4日 (土)

小型サツマビーグル入舎

こんにちは。。。四国徳島は、朝は少し雨が降りましたが、午後からは良い天気です
今日は、もう絶滅したと考えられていた小型のサツマビーグルが10月18日に入舎しましたので紹介(公開)します。
名前は「チコ号」と言います。年齢は5才の女の子です。体高:38cm、体重:14kgでアメリカンビーグルと大きさは変わりません。前オーナー様が持病の悪化で入院し飼えなくなったので当犬舎にやってきました。発見は約1年前でしたが、前オーナー様に幾ら懇願してもダメだったらしく、ご主人様はこの度の入舎にとても喜んでいます。
 
チコ号は、犬舎内では静かで大人しく、トイレもしないで散歩まで我慢しています。利口で賢く大人しい小型のサツマビーグルで、飼育に全く手間のかからない素晴らしい女の子です。
ご主人様が仔犬かチコちゃんにしか関心が無く、我々先住犬は少し拗ねています
 
しかし、徳島県の当地は、ノウサギの生息が全く途絶え、今後ノウサギ猟が出来ないことが推測されます。一昨日も以前沢山捕獲していた猟場にチコ号を連れて行きましたが、はみ跡や糞も全く確認できなかったと聞きます。仕方なく、山入り(捜索)を見ようと放犬すると、何か臭いを取って林の中に入り、暫くするとオンオンオンと軽く良く通る鳴きが始まった。しかし、10分程の追跡で鳴きが途絶え、想像していた追跡は見られなかったと聞きます。鹿児島の山は盆地ですが、当地は岩場も多く初めての猟野で慣れなかったのか・・・。早速夜に鹿児島の師匠に電話し事情を説明すると「それはノウサギではない」と一蹴されたようです。恐らく今まで見たこともないシカを追って、高い段差ののり面や谷をシカが一気に飛んだので、身体が小さいチコ号は付いて行けずに追跡が途切れたと結論付けられました。
 
ご主人様曰く、これでは宝の持ち腐れ・・・だと嘆いています。
昔アメリカンビーグルでトライアルをやっていました猟友にもノウサギの生息情報を聞いていますが良い返事はないようです。
今後は、チコ号の為にもノウサギ猟が出来る猟場のオーナー様(ハンター)に飼育を託すことも考えなければならないと申しております。
 
【追記】11/4/17:45
上記のブログを更新しましたら早速、譲渡申し出のメールが寄せられました。
尚、譲渡する場合はサツマビーグルの保存活動に積極的なご協力を頂いております高知県のオーナー様に飼育を託したいと考えておりますのでご了承の程お願いします。
 
チコ号の犬舎と猟場での写真を添付しておきます。
 
写真① ようやく犬舎に馴染んだチコ号
入舎した3日間は、想定通り餌を一切食べずに、前オーナー様を想い出していたようです。
この行動は、我々サツマビーグルの特性で、以前のオーナー様に対する尊敬の念を表していると考えられています。但し、静かにじっとしているだけで決して新しいオーナー様を威嚇したり噛みついたりは絶対にしませんのでご安心を!・・・。
写真は、すっかりご主人様を信頼しゆったりと過ごすチコ号
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写真② 山入り前のチコ号
昔ご主人様がノウサギ猟に良く通った猟場でしたが、ノウサギの生息は確認できませんでした。そこで捜索の仕事を見ようと放犬されましたが、案の定シカを追ってしまいました。しかし、1時間程の追跡で車の元に帰って来ました。やはり帰りは完璧でした。
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