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2017年12月 5日 (火)

シカ猟/テツ号の見事な追い回し

こんばんは。。。四国徳島は、快晴でしたが気温が日中でも7℃と急に冷え込みました。
 
今日は、テツ号のシカ猟における追い回しについてGPS受信機に残された追跡軌道を基に紹介します。
 
今朝は3℃と寒く、風も強く吹いているので、ご主人様はお供の犬と猟場の選定に少し悩んだ様です。やはりこの様な天候の悪条件では中々シカを起す(発見する)ことが出来ません。そこで何時も留守番をしていたベテランのテツ号(牡4才)が選ばれました。
猟場は風が強いので比較的風が少ないと考えられる場所を選んだ様ですが、猟場に到着すると案の定風が強く車から降りると震え上がる程の寒さの様でした。
テツ号を放犬することを躊躇した様ですが、テツ号は久しぶりの山入りでやる気満々、早く降ろせとばかり「ウオンウオン」と催促するので放してやったらしいです。
風は、ご主人様が居る林道を下に吹き下ろす最悪の条件です。テツ号は、風上に狩り込むのでは無く、下へ下へと行きます。これではシカは起せないと思い、寒く強い風はご老体に堪えますので、車に入りGPS受信機を見ながらテツ号のお手並み拝見としたようです。
 
以下、GPS受信機のテツ号の軌道を見ながら、その猟芸(追い回し)を紹介します。
トラックマークに車を停め、テツ号の首にGPSドッグマーカーを装着し、午前9時過ぎに放犬。テツ号は、何時もなら風を上手く利用し、獣臭を高鼻を用いて直ぐにシカを起します。しかし、今日は風が強く、回っているので獣臭は分散し、若犬では起せない。この様な風が強い悪条件の時テツ号は、地鼻を使って起します。
車から約200m程行ったところで、林道を下に刈り込んで行き、道路のすぐ近くまで下りたところでシカを起し、追い鳴きになりました。なんとシカはテツ号が下りたコースを折り返し林道に向かって登って来ようです。ご主人様は、寒いが銃を取り出し待って居ると大きな牡シカが現れた様です。しかし、バックショットが取れないので撃つのを諦め、テツ号の追跡をGPS受信機で楽しむことに決め、車に戻りました。
その後、テツ号は流れるような見事な追跡を見せます。尚、本日のテツ号の追跡軌道はGPS受信機画面の青色です。黄色ペンで書いた矢印はシカを追い回した方向、▲印はご主人様の位置を示します。
追跡は、殆ど切られず(臭いを見失しなわず)に追ったために、一本の線の様に素晴らしい追跡を見せ、約1時間でご主人様が待つ元の場所に見事に追い回して来たようです。牡シカは白い息をハーハー吐きながら走って来たようですが、これまたバックショットが取れなかったので安全第一で撃つのを止め、追って来たテツ号を回収し、本日は終了としたらしいです。
 
テツ号ご苦労様でした。やはり当犬舎ナンバーワンの仕事師です。残った我々も今日の様な悪条件でもご主人様の信頼熱く、山に連れて行ってもらえるように頑張ります。
ご主人様によりますと、この追跡が『シカの天敵サツマ』の真骨頂らしいです。。。
 
 
写真① テツ号が牡シカを追跡したGPS受信機の軌道
青色が追跡軌道、黄色が追跡方向。
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写真② 本日のテツ号のGPS受信機の追跡データ
走行距離は7.31km、追跡の平均スピードは7.21km/h
以上のデータから追跡時間は約1時間でした。
本日は射撃のチャンスが2度ありましたが、バックショットが取れなかったので「安全第一」の狩猟を心掛けているご主人様は鉄砲を撃ちませんでした。
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写真③ 放犬前のテツ号
この写真は今日の写真ではありません。ご参考まで添付しておきます。
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