低温時の愛犬管理
こんにちは。。。四国徳島は、連日4cm余りの積雪があり、今朝も氷点下で日中も2℃と気温も上がらず、雪が舞い寒いです
。

雪の日は、犬舎から出してもらい、排便の後に食事、その後は寒いのでまた犬舎に戻してもらっています。ご主人様の手厚い飼育管理でこの寒さも何とか乗り越えそうです。
元気なのは、子犬のドンちゃんだけで、雪が降りこむ運動場を独り占めで走り回っています。
先日、投稿したブログ「超低温時の対策と効用」では、多くの方々からメールや電話を頂きました。中には「低温ショック」で朝犬小屋に行くと出て来ないので中を覗くと愛犬が死んでいたと言う悲しい便りもありました。ご主人様は、丁寧に低温ショックに付いてご説明していました。一生懸命に猟犬を訓練し、やっとのことで完成犬となり、これからと言う時にオーナー様の管理ミスで愛犬を死なせてしまい非常に残念と思います。
毛布を沢山入れてあったのに?・・・とのことですが、毛布は毎日取り換えるか、天日干してしるかを聞くと、残念ですがしてなかったようです。大きい犬舎ならいらしらず、一般の犬小屋であれば雨や雪が降り込み、また低温度時は結露と言う現象で毛布が濡れ、それが冷やされ愛犬の体温を奪い低体温症となりショック死する場合も少なくありません。
低温時の愛犬管理で大切なのは、「脱水状態からの回避」です。ドックフードを主食としている場合、飲み水が凍って飲めない、又は冷たくて飲もうとしない等々で脱水状態になる危険性があります。この様な場合、愛犬は異常に痩せ、皮膚につやがなく、フケが沢山出る様になります。この様場合にエサを増量して体重を増やそうとすると、食べ過ぎとなり返って下痢を起こし、益々脱水状態を助長させることになります。この様な状態の愛犬を猟に使うと翌日死んでいた・・・と言うことになります。聞きますと、皆一様に前の日はエサも食べ元気だったのに?・・・と言うお決まりの返答がありますが、あまりにも猟に夢中に成り過ぎ愛犬の健康管理を怠った結果と言えます。オーナー様には自業自得と言えますが、愛犬にとっては何とも可哀そうでなりません。
※脱水状態か否かの簡単なチェック法・・・胴体(背骨)中央部から少し下がった所の皮膚を摘まんで引っ張って伸ばし静かに離す。皮膚がゆっくりと戻るような時は脱水状態と言えます。また戻りが非常に遅い場合はかなり重篤な脱水状態ですので、至急動物病院で点滴をする必要があります。放置しておきますと、死亡に繋がる危険性がありますので注意が必要です。
上記の対策として、
①エサはドックフードに同量の温水を入れて「お茶漬け状態」にし、朝夕2回に分けて与える。温水は約50℃で一回に500cc程与えます。容器等が冷えているので給餌する時には約30℃になると思います。もちろんドックフードも500gです。
②保温用の毛布は、少なくても3日に一回は天日干しをして乾燥させる。
③猟犬は病でもオーナーが山に行くときは尻尾を振って行こうとするものですが、愛犬の健康状態を気遣い、異常を感じるときは迷わず中止する。
猟は何時でも行けますが、死んだ愛犬は帰ってきません。猟犬が居ないハンターなんて赤子同然で幾ら立派な猟銃を担いで山入しても撃つ機会はゼロとなります。
猟犬は、狩猟犬であって、家庭の一員であるべきです。愛情をもって家族の一員として迎えてやれば、人等に危害を加える痛ましい事故もなくなります。愛犬が一生けん命に猟をすることは、自分のためではなく、ご主人様に喜んでもらう一途な思いからと言うことを肝に銘じて接することが第一義と言えます。
以上、ご主人様の我々に対する思いやり等を述べました。我々はご主人様の下、とても幸せに暮らしています。ご参考になれば幸甚です。
写真① 雪に覆われた犬舎と運動場
毎日、朝は氷点下で冷たく寒い日が続いています。昨日と今日は、4cm余りの積雪がありました。まるで四国徳島が東北になった様な天候が続いています。
寒い日の一番の楽しみは、朝夕の温かいお茶づけドックフードです。身体も温まり、脱水状態も改善され、我々は元気に暮らしています。山に行っても体力があり疲れることもありません。
写真② 基礎訓練中のドンちゃん
最近は、山は積雪でいけません。そこで休耕田や水田を利用して、広い場所を走り回ったり、岸の上り下り等を行っています。現在、体重は11kgとなりました。
早く暖かくなって、ご主人様と山に行きたいです。
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