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2018年4月18日 (水)

モンキードック

こんにちは。。。四国徳島は、気温18℃でとても良い天気です

本日は、ネットで見つけたサル被害対策として専門に訓練されたモンキードックの活躍を紹介します。

当該記事(上尾新聞)は、以下の通りです。
サルによる農作物被害を防ぐため、イヌを使った追い払いが群馬県高山村中山の赤根峠ポケットパーク周辺で行われた。地元の猟友会員らがシェパードを連れて山中を歩き回った=写真
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訓練された3頭が林道から山中へと入り、野生動物のにおいをかぎ分けながら周囲を警戒した。イヌが追い掛けることで、サルに「ここは危ない地域だ」と思わせる効果があると言う。
桑原松雄村猟友会長は「イノシシは電気柵で防げるが、サルは慣れてくると柵を避けてしまう。群れで流入するのを防ぎたい」と話していた。
村農林課によると、7年ほど前に有害鳥獣対策でシェパードを導入し、年2回ほど実施している。


徳島県でもサルによる特産のブドウやナシ等の果樹や農作物に甚大な被害が出ています。地元猟友会も町から委託されサルの駆除を行っていますが、今のところサルの悪知恵に軍配が上がており、なかなか良い成果が出てない様です。
日曜日に駆除隊員が果樹園に向かうと、サルの姿は全くない・・・。そこで一計を講じて農家の人がハンターのチョッキ(赤色)に似たものを身に着けて仕事をするればサルも果樹園にやってこないかも?と試みるも、サルはハンターと農民を完全に識別しているようで、知らぬ顔をして果樹円や野菜畑に入ってきては食害繰り返すようです。爆竹、流星花火等も試みたようですが、効果は最初の一時的に終わり、サルは音での脅しには危害が及ばないことを学習し、失敗に終わっています。


当地はサルの駆除に対し、イノシシやシカより3倍近い報奨金を出していますが、
サルは人間によく似ており、孫を撃つようで駆除には積極的になれない・・・等と言う声もよく聞かれます。
また技術的には、サルの群れには見張り番がおり、猟銃での駆除は有効射程内に接近するこが難しいのも事実です。現在サルの駆除には、狩猟と同じオレンジ色の帽子とチョッキの着用が義務付けられており、また遠射が可能なライフルの使用も禁止されています。特に被害が甚大な地域では、今後この2つを真剣に検討すべきと考えます。

上記しました様に、サルの駆除が思うように進まない中、この度紹介させて頂きました群馬県高山村でのモンキードックの使用は、農林業への被害軽減に大いに期待されます。
また、最近はドローンを使用したサルの追い払い等も研究されているようですが、イヌの様にサルの天敵となり得るか、今後の研究成果に期待したいと思います。
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