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2018年8月

2018年8月30日 (木)

クマ出没過去最多!

こんにちは。。。四国徳島は、朝夕は25℃前後で大分涼しくなってきましたが、日中は猛暑日が続いております

今日は、秋田県のオーナー様T氏より、昨夜電話がありましたので紹介します。
現在、当犬舎作出犬のリク号(牡)とリヴ号(牝)との間に、待望の仔犬が8月16日に生まれ、その後も順調に育っているとの嬉しい便りが届きました。
秋田県では、昨年に続き、本年もクマ(ツキノワグマ)の出没数が過去最多になっているようです。

秋田県庁は、28日、県内全域に発令している「ツキノワグマ出没警報」の発令期間を10月31日まで延長すると発表し、引き続き警戒を呼びかけています
県自然保護課は、県内で今年度、クマに襲われた負傷者は7人(27日現在)。6月23日には、仙北市の国有林でクマに襲われたとみられる男性の遺体も見つかっている・・・と報道しております。
昨年も、山菜取りの方がクマに襲われ死亡し、深刻な状況が今も続いています。

我々が居る四国徳島にもクマは生息しておりますが、剣山周辺に僅か十数頭(推定)しか残っていなく、狩猟(捕獲)禁止となっております。因みに昨年度における秋田県の有害駆除捕獲数は500頭を超えており、生息密度の高さ(多さ)に驚かされます。


写真は、リク号とオーナー様T氏のクマ猟(有害駆除)の様子。
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2年ほど前に、秋田県のオーナー様T氏より、サツマビーグルをクマ猟に使いたいと、譲渡の申し入れがありました。ご主人様は、サツマビーグルは鹿児島と言う南国で品種改良された犬であり、寒冷地で雪の多い秋田県での飼育は無理である・・・。また、鹿児島では、サツマビーグルはノウサギ猟犬として飼育されていたものが、関西等に広まり、イノシシ猟やシカ猟にも使用されるようになり、ある程度の実績も有るが、クマ猟に関する使用報告例も一切なく、別犬種の飼育を促し、譲渡をお断りさせて頂きました。
ところが、T氏も一旦は納得されたものの、ご主人様が運営しておりますホームページ『日本狩猟犬サツマビーグルの郷』を何度も見ているうちに、また「飼育してみたい!!!」と言う想いが強くなり、再度ご主人様にアタックされて来たらしいです。


写真は、積雪も問題なく元気一杯のリク号の様子。
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ご主人様も、遂にT氏のサツマビーグルに対する情熱に感服し、譲渡を決意したようです。最初は、当犬舎のアサ号と兄弟犬のリク号を送りました。そして秋田での飼育並びにクマ猟に使えると判断したオーナー様は、東北地方のクマ被害軽減に役立てたいと一念発起し、是非リク号の子供を残したいと決意され、その後系統が異なる牝2頭を譲渡しました。
特に、この度仔犬を出産しているリヴ号は、生後6ヵ月で箱ワナで捕獲したクマに、初めてながら怯える様子もなく果敢にファイトし、オーナー様を大変喜ばせました。
オーナー様は、リヴ号の仔犬もクマ猟犬としての遺伝的資質継承を確信されているようです。仔犬の譲渡はホームページに掲載中ですので興味がある方はご覧ください。


写真は、出産前のリヴ号の様子
大きな頭骨、大きな絞り耳、ガッチリとした胴体、骨量豊かな四肢、毛並・配色等、殆ど欠点が見当たらない素晴らしい秀逸犬に成長しています。
※ 仔犬も順調に大きくなっているようです。尚、牝仔犬は1頭当犬舎に入舎予定で、ご主人様も大変楽しみにされております。
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【 後記 】
当ブログのアクセス数が60000を突破しました
1日に平均200余りのアクセスを頂いております。
当初は、この様に多くの方にご支援を頂くとは想定しておりませんでした。ご主人様は、この様に毎日アクセスを頂いている多く方に心より感謝とお礼を申し上げております。
これからも、猟歴45年、猟犬繁殖歴40年の経験を生かしたタイムリーな技術情報等を発信して行きたいと考えております。今後共、応援の程よろしくお願いします。

お願い!
・・・アクセス数は多くなりましたが、一方、ブログランキングは伸び悩んでおります。ブログランキングアップは、ご主人様のブログ更新の活力になります・・・・ので、当ブログを退出される際には、最後尾に添付しておりますランキングバーナーの【狩猟犬】又は【ハンティング】のボタンをポチッ!と押して頂けれは幸甚です。ランキングアップにつながります・・・
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絶滅寸前の日本固有の獣猟犬『純血サツマビーグル』の保存普及活動に取り組んでいます。 
※ 活動の詳細は、『 日本狩猟犬サツマビーグルの郷  』を参照下さい。

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2018年8月28日 (火)

仔犬の猛暑適応能力は?

こんにちは。。。四国徳島は、連日猛暑日で、もううんざりです
兎に角、暑いです!!!・・・・・・・・・・・
我々の成犬でもこの猛暑は、もう耐えられません・・・・・

ましてや、リリーとマレの仔犬は???・・・・

ご主人様は、我々の熱中症を避けるため、犬舎や運動場の屋根並びに周辺の芝やコンクリートに、一時間毎に「打ち水」をたっぷりとしてくれます。しかし、30分もすると乾いてしまいます

ところで、リリーの仔犬ですが、生まれた当初は30℃余りでキャンキャンと泣き、扇風機を要求していましたが、生後一周間も連日の猛暑にさらされると、なんと33℃までなら知らぬ顔で寝ています。。。
何と!仔犬の猛暑に対する適応能力には驚きます
しかし、33℃を超えるとキャンキャンと泣きだし、リリーも大声でウォンウォンとご主人様を呼びます。
リリーは、33℃を超えると「スポットクーラー」を運転してくれるのを学習しているようです。
リリーの「暑い!」と言う鳴き声を耳にすると、ご主人様は母屋から飛び出して来て、産室の温度計を確認し、33℃を超えていると直ちにスポットクーラーを運転します。
そうすると1分も経たぬうちに仔犬は泣き止み静かになります。このタイミングでリリーも産室に戻って仔犬の面倒をみます

写真は、犬舎内の産室(大型ケージ)前に大型扇風機とスポットクーラーを常備している様子。
30℃を超えると扇風機を、33℃を超えるとスポットクーラーを運転しています。
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写真は、リリーが33℃を超えたよ!・・・とご主人様にウォンウォンと鳴いて知らせている様子。
ご主人様が母屋から出て、スポットクーラーを運転すると、リリーは産室に戻って行きます。リリーは本当に利口で賢いです!
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一方、母屋の裏で子育てしているマレと仔犬はと言うと、日陰で一日中涼しい風が吹いている中で、気持ちよさそうに寝ております。
やはり、猛暑と言えども、場所によっては大きく違うのですね・・・
みんな母屋の裏に引越ししたいと言っておりますが・・・ご主人様!!!。。。


【 後記 】
犬舎周辺では、猛暑の中、稲の刈り取りが始まっています。朝早くからコンバインの音が犬舎に聞こえてきます。
ここ数日前からは、朝夕はかなり涼しくなって来ました。また、夜になると虫の鳴き声も聞こえてきます。セミも「ツクツクボウシ」にバトンタッチされ、もう初秋と言えます。しかし、まだまだ日中は猛暑日が続くと思われます・・・。
早く涼しくなって欲しいです・・・・

写真は、コンバインで稲を刈り取られた水田の様子。
赤いシートを被っているのがコンバインです。
ご主人様は、今日の昼食で新米を焚いて食べた様です。ツヤツヤで甘くて美味しかった・・・と言う感想だけ聞かせてもらいました・・・トホホッ!。。。食べたいな~ぁ。。。
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2018年8月26日 (日)

出産ラッシュ!

こんにちは。。。四国徳島は、台風直撃の後は気温35℃の猛暑日になっています


昨日、リリーに続き、マレも無事に仔犬を出産しました!!!。
また、今秋には保存会のオーナー様が仔犬の繁殖を計画されており、正に出産ラッシュが続くようです!。
ご主人様もこの日が来るのを夢見て頑張ってこられましたので、人一倍喜んでおられます

それでは、マレの出産について紹介します。

ご主人様は一昨日、少し早いですが、マレを母屋の裏側に移しました
その理由は、犬舎には既にリリーが子育てをしており、同舎のどこかで仔犬の泣き声が聞こえたら、リリーとマレの双方がパニックになり、子育て放棄放棄に成り兼ねないと判断したためです。
産後10日程も経てば、ある程度子育てにも慣れ、少々の物音や訪問者等があっても、特に仔犬を守ろうとする警戒姿勢も薄れるようになります。それまでは、犬舎と母屋の裏側での子育てとなります。ご主人様は、大変ですが仔犬のために頑張ってもらいましょう!。

マレの出産予定日は、本日の予定でしたが、1日早く交配後61日目の昨日(土曜日)に出産しました。当日は、午後5時過ぎに第一子が生まれ、午後9時に全ての仔犬を産み終わりました。
出産は、リリー同様に、朝夕約2kmの散歩並びに食事制限等の対策を行ってきたことから、とても安産でした。仔犬の体重は、330g前後と標準でした。
マレも今朝、食事(ドックフードにネコ缶詰を少しトッピング)は未だ食べないと思いましたが、ご主人様が少量を産箱の中に入れてやると、美味しそうに完食しました。
前回の難産とは打って変わり、産後の健康状態も良いようです。ご主人様も一安心の様子です・・・。


写真は、今朝のマレと仔犬の様子です。
母屋の裏側は、日中は日陰で涼しい風が吹いています。今日も35℃と猛暑日ですが、温度は31℃で涼しい風が吹き、マレも仔犬も気持ちよさそうに横になっています。
これからも暫く猛暑日が続くと思いますが、何とか元気に育ってほしいと願っています。
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【 後記 】
今朝リリーを連れ何時ものコースを散歩していると、イノシシが畑に来て、広範囲に土を掘っていました。恐らく何時もの雌イノシシ一家と思います。
このイノシシは、2週間前に水稲を食害後、ノタをうって稲を踏みつけ大変な被害を出しています。暫く見かけなかったのですが、台風で山にエサが無くなったのか、久しぶりに出てきました。近くには箱ワナを設置していますが、賢くてかかりません。
また、今は夏休み中で子供が昆虫採集等で里山に出入りするので、安全上から箱ワナもくくりワナも仕掛けていません。8月末まではイノシシのやりたい放題が続きそうです!。


下の写真は、イノシシがミミズを採食するため畑の土を掘り返した様子です。
この畑は、犬舎から100m余り南側の山裾(溜池)の近くにあります。イノシシは、ブルーのネットを鼻で持ち上げで侵入します。この対策は、どうもイノシシに学習され、効き目がなさそうです・・・。
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2018年8月24日 (金)

台風直撃も被害なし!

お早うございます。。。四国徳島は、台風から一夜明け、今日は良い天気です


昨日は、全国から台風20号が四国を直撃し、徳島は総雨量が1000ミリを超える・・・と言うTVニュースを見た保存会員様や仔犬予約のオーナー様等から、心配メールやお電話を沢山頂きました。心より御礼申し上げます。
お陰様を持ちまして、風も雨も想定外に少なく、収穫まじかの水稲も倒れておらず、本当に助かりました。台風の目に入ったからでしょうね!。。。徳島でも西部のみよし市や美馬市等はかなりの大雨が降った様です。

一昨日の夕方から、台風対策をしていましたので、今朝は早くから復旧作業をしました。運動場に張ってあった寒冷紗が風で飛ばされると思い、数カ所に巻いて固定していましたが、ほぼその心配もなく、台風は無事通過してくれました。
犬舎や運動場も何時もの様になりました。
我々は、暴風雨を避け犬舎内の狭いケージに入っておりましたが、今日は運動場に出してもらい、涼しい風にも恵まれごろ寝を楽しんで居ります



【 後記 】
リリー号も子育てに余裕が出てきたのか、今朝はご主人様にお散歩のおねだりをし、久しぶりに外の空気を吸い、ストレスも解消した様です。食事ももりもりとよく食べています。まだ食べたいと舌なめずりしてアピールするも、ご主人様は食欲を増すためにワザと、腹5分目にし、その代わり本日より1日に、朝、昼、夕と3食もらう様です。

この日曜日は、マレの出産予定日です!!!。大きなお腹をしています
前回は7頭出産し、2日後に2頭死産で産みました。その間、食事は一切受け付けず、子育てもそこそこに、横になって陣痛の様な力みを続けていました。当日(産後3日目)午前中までに回復(残りの胎仔と後産が出ないとき?)は、動物病院に入院する予約をしていました。幸いにも、入院当日の朝に、ご主人様が予測していた通り、2頭の死胎仔と後産が出ておりました。するとマレは、打って変わった様に元気になっており、食事ももりもり食べ、ご主人様を安心させました。ドンちゃんはその時の仔です

写真は、今朝に散歩中のマレちゃんです。
最近は、お腹が大きくなり、散歩するにもゆらゆらと揺れ、少し歩くと帰ろうとします。しかし、ご主人様は少し休ませながら、毎日約2キロを朝夕散歩させています
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2018年8月22日 (水)

リリー無事出産!

こんにちは。。。四国徳島は、晴天で気温32℃ですが、台風の影響か時々小雨交じりの強い風が吹いています。今後、23日の未明には台風20号が四国上陸の恐れが出てきました。今までの台風は全て幸いにも四国は避けてくれましたが、この度は直撃のようです
ご主人様は、朝から台風対策を怠りなくやっておりますが・・・


さて、リリーが昨日、仔犬を予定通り無事出産しましたので紹介します


お産は、午前10時30分頃から陣痛が始まり、11時20分に第一子を出産しました。その後、次々と順調に出産し、午後3時過ぎには全てを産み終わりました。
ご主人様は、午後5時頃に後産が出ているのを確認したため、リリーを産室から出し、お産で汚れた身体を綺麗に清拭きしてやりました。また、仔犬も産箱から出し、同じように身体を綺麗に清拭きし、産室並びに産箱も消毒液を噴霧。同時に汚れたステンレス床網も新しいものに取り換え、お産の汚物が溜まったトレイも取り出し、綺麗に水洗した後、取り付けました。
その間、リリーは外で待機していましたが、仔犬が鳴くと「早く戻せ!」とばかり、ウォンウォンと悲しそうな声で催促していました。ご主人様は、リリーの方をニコニコした顔で見ながら、仔犬を産箱に戻し、続いてリリーの鎖を離すと、一目散に子犬の下に飛んで行きました
あのおてんば娘のリリーが「母親モード全開です・・・」。。。みんな大笑いですが、リリーは仔犬に何か支障は無いか、1頭1頭舐めて確認をしていました。
その後、ご主人様は仔犬がゴソゴソとお乳をねだるのを見て、初乳を飲んでいない子があるかもと、1頭1頭しっかりと乳首に吸い付かせお乳を飲ませました。

写真は、その時の様子です。
仔犬は、あ乳をたっぷりと飲み、母親の元でスヤスヤと眠り始めました。この様子を見て、ご主人様は母屋に帰りました・・・。お疲れさまでした!!!。。。
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この度は、前回マリーが特異的な難産であったことから、しっかりと反省し、朝夕約2kmの散歩の他、食事の摂餌量を制限し、胎児が異常に大きくなるのを防ぐ努力をしたことで標準サイズで出産することができ、本当に安産でした。
大事にし過ぎて、運動もほどほど、高カロリーなドックフードを通常の2倍も与えていら、前回同様の難産になっていたと思われます



【 後記 】
よく出産しても母親が餌を食べない・・・等々のご質問を頂きますが、母親は出産の際に胎盤や後産の一部を捕食しているため、産後3日位は餌を食べなくても心配はありません。(野生の狼などは3日間ほどは仔犬に付きっきりで餌を食べません)
母親が、子犬の世話にある程度目途が付き、心配がなくなる2日~3日目頃から、食事を欲しがります。
そのタイミングとしては、仔犬の様子を見に行った時に、母親が産箱から立ち上がり、尻尾をフリフリする様子(サイン)が出れば、何時ものドックフードに肉の缶詰を少量の水で溶いたものを降りかけ、よく混ぜたものを少量(何時もの半量程度)与えます。
一度に沢山与えれば下痢をしたりしますので要注意です。また、少量づつ与え、食欲を高めることは、産後の大切なケアの一つでもあります。
また、産後2週間ぐらいは、母体と仔犬の様子に注意を要します。子犬が何時もキャンキャン泣いているときは「暑い、寒い」又は「ミルクの出が悪い」サインです。また、母体の下り物の色や量にも気を付けてチェックします。最初は黒い糞や黒い下り物がでますが、次第に薄くなっていきます。産後の日達が悪いと食欲もなく、お乳の出も悪くなることから子犬が泣く・・・と言う、悪循環が続きます。この様な場合は、迷わず動物病院を受診することをお勧めします。


写真は、今朝のリリーと仔犬の様子です。
昨日と変わりはない様ですが、よく見ると子犬は大分しっかりとお乳を吸うようになっています。また、幾分ぽっちゃりした感があります。昨夜は、一切仔犬の泣き声も聞こえませんでした。リリーの世話もお乳も順調に行っている証拠です!。
しかし、台風の後は猛暑日になると言われており、母体並びに仔犬の飼育環境には十分注意が必要です。
みんなが元気に成長してくれることを願っております
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2018年8月21日 (火)

「動物標識」は何種類ある?

お早うございます。。。四国徳島は、気温28℃で風が吹く涼しい曇り空です。午後から今後3日間は雨模様と言う予報です。

今日は、リリー号の出産予定日です。昨日から産室に入っていますが、まだ陣痛の兆候は見えません。今朝は餌も食べず、産箱の中で、時折床をガリカリとかく仕草は見えます。しかし、満潮が午前10時ですので、恐らく次の満潮の午後10時前からお産が始まると思います。

さて、ご主人様は、リリーの産室の様子を母屋の居間から注意深く見ながら、何時もの様にネット検索をしています。そこで面白い記事を見つけましたので紹介します。


皆さんは、山道等を車で走行中「動物注意」の看板を見たことがあると思います。
これからが質問です・・・。
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さて、全国にはこの動物注意の標識は何種類あるでしょうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
答えは、ざっと18種類だそうです。
それらを列挙しますと、タヌキ、サル、イノシシ、シカ、キツネ、ウシ、クマ、ウマ、ウサギ、トリ、カモシカ、リス、ヤマネコ、カメ、ヤドカリ、カニ、ヤギ、イモリです。


目にする機会が多いのは、おそらく、シカ、イノシシ、サルあたりではないでしょうか。
少しレアな動物注意標識となると、クマ、カモシカ、ウシなど、地域性が強くなり、さらに、ヤマネコやカエル、ヤギ、カニとなれば、もうその地方限定といって良いかもしれません。
動物注意の標識が置かれている道路には、標識に描かれている動物が近くに生息しており、道路上に飛び出してくる可能性があることを示しています。


以下、珍しい「動物注意」標識を添付しておきます。
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【 後記 】
今、全国で物凄いヒーバーは、何といっても高校野球の「金足農業」でしょう!!!。
ピッチャーの吉田君は、凄いスタミナの持ち主。この炎天下、1試合当たり150球余りも投げています。今日は、いよいよ決勝戦です!。。。
全国から優秀な選手を集め春夏連覇を目指す「大阪桐蔭高校」との対戦です。同校にはU-18候補選手がなんと6人もいるスーパーチームです。一方、金足農業はと言うと、ピッチャーの吉田君以外は、どこにでもいる普通の選手ばかりのようです。ところがどうでしょう!。ファインプレーの連続、バンドでのツーランスクイズ等々、相手のド肝を抜く奇策が功を奏し、あらよあらよ言う間に決勝戦まで勝ち抜いてきました。秋田県の田舎高校生にこの甲子園と言う大舞台で、この様にのびのび野球をさせているのは一体何なのでしょうか?。昔から、甲子園には魔物が住んでいると言われていますが、どうもこの魔物が金足農業の選手に乗り移り、試合をしているしか考えられません・・・。

正に、四国徳島の故蔦監督が率いた山間の田舎高校「池田さ高校」の再来のようで、ご主人様も大変な熱の入れようで応援しています・・・。
ご主人様も今日は、金足農業の応援とリリーの出産で忙しい1日になりそうです


写真は、金足農業の選手達が大事に世話をしている親豚が9匹の子豚を産んだ様子。
金足農業は、予選から決勝まで9人の選手並びに打順を一切変えずに挑戦してきたようです。「雑草野球」と言われているようです。雑草は「強い」ので優勝は間違いないと思います。
ご主人様は、サツマビーグル保存会の秋田県のT氏に、試合終了毎に「あめでとう!電話」をしています。
今日、秋田空港からJALが応援の臨時便を飛ばすようです。また、今日は始業式らしいですが順延し、今日はお休みらしいてす。  凄い!!!ですね。。。
なんか、大阪桐蔭高校が可哀そうに思えますが・・・。
こんなこと言ったら秋田県民と全国の金足農業ファンに叱られそうですので、この辺で置きますね。。。
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2018年8月19日 (日)

真夏の出産準備

お早うございます。。。四国徳島は、朝夕は気温23℃前後、日中でも31℃前後と、とても涼しい日々が続いています。昔から阿波踊りが終わる8月15日を過ぎると朝夕は涼しくなると言う言い伝えは本当のようです

今日は、来週、リリーとマレが子犬を出産します。そこで、昨日ご主人様が夏場仕様の産室(産箱)を作りましたので紹介します。


写真は、従来の産室に産箱を取り付けた様子です。
産箱と言っても暑いので網で囲い、風通しを良くしています。産箱の床もステンレス網の床敷(70×70cm)を敷いています。
但し、出産予定日の前後3日間は、新聞紙を短冊状に切ったものを入れます。
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大型ケージ(80×120×90cm)を2つ合わせています。右側が産室で左側が仔犬の遊び場です。管理がしやすいように鉄骨で40cm程高くした台の上に載せています。
糞尿は下に受けた強化プラスチック製の専用トレイに溜まるようになっています。
管理は、朝夕の2回、トレイを引出し水洗し戻しています。また、産箱のスノコは汚れたら適時に新しいも(洗浄した別物)のと交換しています。
産室は2日に一回、仔犬を取り出し、噴霧消毒(塩化ベンザルコニウム液:400倍希釈液)をしています。この消毒液は、非常に安全性が高く(皮膚にも優しい)、錆びを発生させないので、当犬舎では一年中使用しております。


写真は、猛暑日の対策用として作成した移動式の産室(産箱)です。
ケージは上の物と同じ大きさです。同社製品を今回、再購入しました。価格は、ケージ+専用スノコ+送料=2万円でした。
中国製ですが、5年ほど使っていますが中々丈夫で安いのでお勧めです。
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産箱は上記の物と同じものを取り付けています。網は、100円ショップで1個200円で4枚買って、ケージに合わせてカットし、結束バンドで固定しています。また、ケージの床裏面に四輪キャスターを4個取り付け、移動可能としています。もちろん、購入は100円ショップで、1個当たり200円でした。
産箱への出入り口には、仔犬が大きくなった時の出入りで、腹等を傷つけないよう板を取り付けてあります。
尚、産室及び産箱の管理は、上記した物と同様に行います。

使用としては、気温35℃を超えるような猛暑日でも、母屋や犬舎の風通しい日陰に移動したいと考えています。特に、母屋の北側は、日陰で1日中涼しい風が吹いていますので、子育てには最高と思います。キャスターはその為の移動用です。実際に母屋の北側までケージを押して行きましたが、約30kgの重さもスイスイと移動できました



【 後記 】

来週火曜日は、リリーが、日曜日はマレが出産予定です。
大きなお腹を左右にゆらゆらと揺らしながら朝夕2回の散歩(約2km)をしています。ご近所のお祖母ちゃんや散歩中の方から「何時生まれるのですか?、何頭生まれるのですか?)・・・等々の会話を楽しんでいるようです。頑張れ!・・・と頭をナデナデしてもらい喜んでいます。
また、猛暑日は餌を食べなくてご主人様を悩ましていましたが、最近は朝夕涼しく、日中も30℃前後となり、食欲も回復しています。
リリーは、朝ごはんが待ち遠しのか、犬舎入り口で待っています。言い忘れましたが、妊娠犬は運動とストレス解消を目的に、妊娠40日目から放され、犬舎と運動場を自由に歩き回れるようにしています。
週間の天気予報では、来週も曇りや小雨が多く、涼しい日々になるようです。リリーもマレも涼しくて良かったです。ラッキー!。。。
後は自分自身に打ち勝ち、無事丈夫な赤ちゃんを産んで欲しいと願っています。

ご主人様も、10月中旬までは忙しくなりそうです
倉庫ではハーレー君が泣いています!!!


写真は、今朝のリリーとマレの様子です。
(写真上:リリー、写真下:マレ)
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2018年8月15日 (水)

エス号の里帰り

お早うございます。。。四国徳島は、一ヵ月振りに雨が降っています
猛暑日が連日続いておりましたので、奥様の家庭菜園も恵みの雨となっています
我々も今日は本当に涼しく、みんなゴロと横になり、爆睡しております。。。


さて、滋賀県のオーナー様I氏と共に、2年振りにエス号が里帰りして来ました。

エス号は、当犬舎で初となる純血サツマビーグルとして入舎し、種牡ハク号と共に、台牝として優秀な子犬を残してくれました。
その仔犬達も4才となり、全国でシカ、イノシシ、ノウサギ等の狩猟犬として活躍しております。

エス号は、台牝生活を終え、直仔のマル号(牡)が居る現オーナー様の滋賀県で元気に狩猟犬として暮らしております。先日はイノシシに切られたと連絡があり、心配しておりましたが傷も綺麗に治っており、安心しました。

この度の里帰りは、エス号が発情したため、貴重な川内系の血筋を再度残すことを目的にやってきました。もう7才ですので最後の繁殖となります。この度は、シロー号と交配しました。この組み合わせは、国内初と言えます。この直仔達は、国内に残っている純血サツマビーグルの血液更新に大いに期待されます。
交配は無事終わりましたので、10月中旬の仔犬誕生が楽しみであります。


写真は、滋賀県のオーナー様I氏とエス号。
エス号は、2年ぶりの里帰りとなりましたが、ご主人様も奥様も忘れず覚えており、早速甘えておりました。在舎時に仲の良かったテツ号とも再会し、とても嬉しそうでした・・・。
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【 後記 】
今日は、阿波踊りの最終日です・・・。
12日から始まり、四国徳島は阿波踊り一色となっておりましたが、本日夜をもって終わります。
最終日は、有名連の総勢2000人余りによる「総踊り」があります。
四国徳島は、この阿波踊りが終わると、涼しくなると言われておりますが・・・。
来週は、リリー号とマレ号の出産があります。是非涼しくなって欲しいと願っております。


阿波踊りの写真を添付しておきます。

写真は、勇壮な男踊りの模様です。
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写真は、しなやかな女踊りの模様です。
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写真は、ダイナミックな総踊りの模様です。
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2018年8月13日 (月)

仔犬の旅立ち

こんにちは。。。四国徳島は、連日の猛暑日が続いていますが、今年も阿波っ子達が元気に阿波踊りを踊っています
阿波踊りは8月15日まであります。

さて今朝は、マリーの仔犬の新しいオーナー様が、ご家族でお迎えに来てくれました。

お盆は帰省客や阿波踊り見物客等で高速道路も混雑することから、少しずらして本日になりました。
オーナー様は、遠く島根県から4時間余りをかけて四国徳島の当犬舎まで、仔犬を迎えに来てくれました。なんと犬舎到着は早朝の5時。また帰りは6時過ぎと・・・、車の混雑を避けるため本当に忙しいお迎えとなりました。
ご家族様は、皆様大変に犬がお好きの様で、我々も全員ご主人様から父親のシロー、母親のマリーを初め、全犬を簡単に紹介されていました。

オーナー様は、昔からアメリカンビーグルは飼わずに、サツマビーグル一筋のハンターの様です。しかし、近年はサツマビーグルが姿を消し、やむなくカラツビーグルの雑種を飼育されていた様です。ところが、スマホをお持ちの友人と出会い、ネット検索で当犬舎のホームページ『 日本狩猟犬サツマビーグルの郷 』を見つけてもらい、すぐに電話予約を頂きました。

オーナー様は、ご主人様より一つ年下と聞きました。ご主人様同様に大変お元気の様子です。ご家族の皆様も、立派な犬舎と運動場並びに行き届いた飼育管理等をご覧になり、大変驚かれておりました。また、車庫に保管されていた大型バイク「ハーレー」にも関心が高く、ご主人様がピカピカに手入れされているの見て、大変感心されていました。

引き取られた牡の仔犬も、素晴らしいオーナー様の下で元気に成長し、立派な狩猟犬になってくれることを願っております。
 

写真は、マリーの仔犬3兄妹最後の写真
写真は、昨日写しました。この度オーナー様の下に旅立つ子犬は、真ん中の男の子です。
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写真は、新しいオーナー様に抱かれた仔犬。
オーナー様からは、「い子犬を頂き大事に育てます・・・」何度もお礼を申されておりました。また仔犬は、家族の皆様にも大変気に入ってもらい、ご主人様も大変喜んでおられました。
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写真は、仔犬を輸送箱に入れ、中の様子を心配そうに見守るご家族様。

この後、直ぐに折り返す様に、島根県に帰られて行きました。
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【 後記 】
以前にも紹介させて頂きましたが、猛暑日が連日続いています四国徳島は、夕方になると
ほぼ毎日のように美しい夕焼けが現れます。
昨日からは、二人の娘さん達がお孫さんを連れ里帰りされていましたので、みんなで美しい夕焼けを見ておられました
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楽しい食事の後は、お孫さん達と花火をされていました。我々も運動場から見せてもらいました。ご主人様も奥様も大変嬉しそうでした・・・
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絶滅寸前の日本固有の獣猟犬『純血サツマビーグル』の保存普及活動に取り組んでいます。 
※ 活動の詳細は、『 日本狩猟犬サツマビーグルの郷  』を参照下さい。

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2018年8月10日 (金)

一度に8頭入る!

お早うございます。。。四国徳島は、気温26℃で曇り空です
風がなく湿度が高いですが、久しぶりに猛暑日から解放され、みんな運動場で気持ちよさそうに爆睡しています


マリーの仔犬達も今日で生後60日目になります。みんな猛暑にも耐えて大きくなってくれました。
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食事の後は、何時も激しい取っ組み合い(兄妹喧嘩?)をして、疲れたら3頭が折り重なって仲良く寝ています
とても可愛いですが・・・もうすぐ新しいオーナー様がお迎えにやってきます。少し寂しくなります!。。。


さて今日は、ご主人様がネットで見つけた「子イノシシが箱ワナに一度に8頭も入った!」と言う珍しいニュースを紹介します。


丹波新聞(記事全文)
 イノシシの肉を使った郷土料理ぼたん鍋」で知られる兵庫県篠山市今田町の猟友会の男性(62)が同町内の林縁部に設置した箱わなに6日、一度に8頭もの子どものイノシシが入っているのを見つけた。
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 近隣農家から、「イノシシがやってきて、田畑を掘り返し、土手を崩されて困っている」との相談を受け、高さ・幅共に1メートル、奥行き2メートルの鋼鉄製の箱わなを設置。おびき寄せるために米ぬかを撒き、わなに掛かるのを待っていた。
 捕獲したイノシシは、いずれもイノシシの子ども「ウリ坊」の特徴である背中の縦縞は消えていたが、体長50センチほどの幼体だった。
 男性は、「一度にこんなにも大量に捕獲したのは初めて」と驚き、「今月に入ってからだけでもう13頭。今年はイノシシの当たり年か。農家からしたら笑えない話」と話している。
 市内における農作物被害額は、2010年度の約2300万円をピークに年々減少しており、16年度には約1800万円となっている。


【 寸評 】
昔からイノシシと言えば、丹波笹山が大変有名。幾ら本場と言え、8頭の子イノシシが箱ワナに入ることは、実に珍しい。これがみんな兄妹としたら、今までのイノシシの繁殖(生態)の常識を変えるものであり、またこれだけ多くの子イノシシが全て育っていると言うのも非常に珍しい。よほどイノシシの生息環境が整っていないと達成できない珍事と言える。逆に考えると農業従事者にとっては脅威となる。
この多産系のイノシシが繁殖を続け、ハンターが激減していくと言う実情から考えると、今後の農作物への被害拡大は避けられそうもない。当局の対応が急務となっているが・・・。


【 後記 】
奥様の家庭菜園でとれた枝豆の珍事を紹介します。
昨晩、ビールのおつまみとして出された枝豆の中に、超珍しい「双子の枝豆」をご主人様が見つけました。67歳とは思えない喜びようで(余り生活が単調なためか?)、早速、ブログで紹介してあげよう!・・・と、スマホで記念撮影!。。。
トマト、ナスビ、キュウリ等は見たことはありますが、枝豆は初めて見たようです。
早速ネットで検索すると、なんと沢山紹介されており、少しガッカリのご主人様
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2018年8月 7日 (火)

猛暑中の妊娠犬管理

こんにちは。。。四国徳島は、朝からカンカン照りの快晴です
今日も気温35℃の猛暑日の予報です。暑いですが頑張りましょうね

今日は、後2週間ほどで出産を迎えるリリー号とマレ号の猛暑中における飼育管理について紹介します。

猛暑日ですので、妊娠犬の日中の管理がうまく行かないと、食欲が減退します。つまり飼育環境に特段の配慮が必要です。
よく妊娠犬が餌を食べなくなった・・・等々の問い合わせメールや電話を頂きますが、多くは妊娠犬の飼育環境が悪いことが主因です。餌を食べないと、ついついドックフード以外の物を与えがちです。その場は良いのですが、むしろ出産して哺育する段階で餌を食べないと授乳が出来なくなり、仔犬は暑さも手伝って日々衰弱し、死亡することも少なくありません。
この問題で苦慮している方は、妊娠犬の飼育環境が適切か否かを先ずチェックしてください。朝昼夜を通じ、少なくても32℃以上にはならないか?。なるのであれば小屋(ケージ)の移動が必要です。設置場所は、日中の太陽を避ける影になる所を選び、出来れば扇風機を運転し、風通しを良くしてください。

そして場所移動が終われば、次に食事となります。
妊娠40目以降は胎児も大きくなり、一度に多くのドックフードは物理的に食べれないのが普通です。それを餌の食いが悪いと言って、食べる物を混ぜたりして与えると、我々(犬)は賢いですから、次々と美味しい物をねだり食べなくなります。まず暑い時は、ドックフードに冷やした水を掛けると、冷感から食欲が出てきます。これも少し飽きてきたら、冷やした肉の缶詰(ホームセンターの100円程度で売っているもので良い)を水で溶いて、ドックフードに混ぜて与えるとよく食べます。与えるコツは、肉の缶詰を最初は極少量を水に溶かすことから始め、食べなくなると少しづつ量を増やし濃くして行けば、ドックフードと缶詰だけで、猛暑を乗り切ることが出来ます。リリー号やマレ号も同じ方法で行っています。

以上は、ご主人様の長年の経験による妊娠犬の猛暑時における飼育管理のノウハウです。情報公開は、近年猟犬を使って狩りをするハンターが著しく減少していることを第一義に、犬猟を希望する若いハンターの一助になれば!との強い思いからであります。

今後共、猟犬の飼育管理、訓練並びに狩猟等について、今日までに経験し成果を上げている技術情報をタイムリーな形で紹介していきたいと考えています。ご期待下さい!。


当犬舎は、多頭飼育をしている関係上、少数飼育の様に暑いからと言って小屋(ケージ)を移動することは物理的に出来ません。
そこで、犬舎もかなり大きな施設となっています。施設は、建設前の設計段階で、暑さ寒さへの対策をしっかりと組みした仕様となっています。
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しかし、近年の猛暑には施設そのものの対策にゆだねることは皆無になっています。
そこで運動場に寒冷紗を張ったり、犬舎周辺の芝生やコンクリート面に打ち水をする補助対策も並行し、何とか維持しております。
勿論、自然の風頼みは出来ませんので、大型業務用扇風機で強制的に送風しています。
また、犬舎内の産室は、日中は扇風機を運転していますが、室温が32℃を超えるとスポットクーラーを運転し、涼しい風を送るようにしています。
※ 写真手前の白く写っているのがスポットクーラーです。
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犬舎内の産室は、大型ケージ(800×1200×900mm)を2個合わせ作っています(下記写真を参照)。両ケージ間は専用の扉が設置されており、必要に応じて開閉しています。
向かって右側のケージが出産・育児、手前左のケージが大きくなった仔犬が排便をしたり遊び場として使っています。離乳食もここで与えています。糞尿はケージ下段の専用トレイで受け、朝夕2回、水洗しています。
我々サツマビーグルの仔犬は身体が少し大きいですが、8頭以内なら十分のスペースです。
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生後50日が来ますと、日中は我々が居る運動場で思い思いに遊び、夜になると産室に戻しています。子犬は、母親以外の他犬と触れ合うことにより、犬社会の秩序を少しづつ学んでいきます。子犬は、この過程を経て新しいオーナー様に引き取られて行きます。
ご主人様は、上記行為は10日余りの僅かな時間ですが、仔犬の将来に大きく影響を及ぼすと確信し行っています。即ち、この行為実行はブリーダーの責務と申しております。、
以上、良くご質問を頂きます妊娠犬の夏場(猛暑日等)の飼育管理について、当犬舎の実施要領(ノウハウ)を紹介させて頂きました。少しでもお役に立てれば幸甚です



【 後記 】
ご主人様は、愛車ハーレーを所有しています。しかし、この猛暑で我々の飼育管理に追われ、可愛そうにハーレー君は車庫で汗だくになっています
また、8月にはリリー号とマレ号が出産しますので、その後は仔犬の世話に追われ、涼しくなる10月頃まではツーリングもお休みになるみたいです。
ご主人様は、このハーレーにも、何故か扇風機を回しています?・・・
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2018年8月 5日 (日)

ボランティア!

こんにちは。。。四国徳島は、今日も猛暑日です


今日、ご主人様は、地区夏祭りの準備で、午前中は蘇我氏神社の参道、境内等の草刈りと清掃ボランティアに参加していました。
清掃は、地区(東郷、中郷、西郷、北郷)の内、本年度は中郷と西郷が当番です。朝8時に境内に集合し、氏子総代さんの指示に従い、それぞれの持ち場で清掃作業を行いました。


朝8時は気温28℃でしたが、その後グングンと気温が上昇し、遂には35℃となり、ご老人が多いので熱中症を考慮し、作業は終了となりました。みんな汗びっしょりでした


【 昔のいい話? 】
ご主人様が、小学校6年生頃まで、お盆には神社境内で「神代踊り」が奉納され、参道には多くの出店が出て、それはそれは賑やかで、年中で唯一お小遣いを貰え、家には親戚中が集りご馳走も食べられると言うことで、夏休みで一番の楽しみだった様です
ガキ達は出店でブリキのピストルを買い「パンパン」と火薬弾を鳴らして撃ち合いをしていたようです。そのガキ達も70才を超え、頭はハゲ、白髪交じりでシワだらけ・・・、どう見ても昔の面影はありません。
しかし、昔話をしだすと、これが目が生き生きしてくるのには苦笑します。ガキが集まれば子供に返るようですね!


それでは、神社の清掃ボランティアの様子を写真で紹介します。。。

神社境内は高台にあり、急な階段を登って行きます。
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上り詰めると曽我氏神社があります。
「曽我兄弟の仇討」に由来する古い神社だそうです!・・・。
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暑い中、草刈り機を持参し、一生懸命に草を払う住民
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神社境内を清掃する住民。
昔は、この広場で勇壮な「神代踊り」が奉納されていましたが、今は踊り手の子供が居ないために中止されています
踊り子は、氏子の家系でないと踊れませんでした。踊り子は郷(むら)の英雄でした。
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久しぶりに会って昔話に華が咲きました

麦藁帽子を被っているご老人は、あの日本三大秘境「祖谷のかずら橋」で大変有名な徳島県西部祖谷地方の出身者です。
祖谷地方は冬になると雪が多く、昔から狩猟が生活として根付いていたらしく、子供達もくくり罠でノウサギやヤマドリ等を獲っていた・・・等々の楽しい話が聞けました。
当地区でも、ご主人様が我々猟犬を沢山飼い、猟師をしていると言う親密感からか、良く我々を見に来られます。
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2018年8月 4日 (土)

またもや死亡!

お早うございます。。。四国徳島は、連日35℃の猛暑日が続いています
どうなっているのでしょうね!。。。今や40℃超えのニュースも驚かなくなりました!。

しかし、ご主人様は運動場の温度管理に一日中汗だくで、屋根、コンクリート床及び寒冷紗等に打ち水等を行ってくれています。子犬は、時々水浴びをしてもらっています・・・。。。また、大型扇風機は朝9時ころからフル運転です。。。
リリーとマレは、後3週間ほどで出産しますが、ご主人様も異常気象に悩んでおられます。スポットクーラーは有りますが・・・。。。


さて、今日はまたもや広島県でマダニ感染症で80歳の男性が死亡したと言うニュースの紹介です。5年程前に初めて本症で死亡者が確認され、その後毎年死亡者が増加しています。また、マダニは山に行かなければ大丈夫と考えられていましたが、飼い猫や飼い犬から感染し死亡されています。
また最近は、西日本豪雨等により、水害と共にマダニが町の中にも流され、飼い猫やミズミ等を宿主として増殖を繰り返し生息範囲が拡大していると言う報告もあります。















以下、報道されたニュースの原文を紹介しておきます。


広島県はマダニを介するSFTS=重症熱性血小板減少症候群に感染して、尾道市の80代の男性がきのう死亡したと発表しました。
県によりますと、死亡したのは尾道市の80代の男性で、先月21日、発熱などから尾道市内の病院を受診し、そのまま入院しました。マダニ感染症の検査をしたところ陽性と判明し、その後、きのうになって死亡したということです。
男性は症状を訴える前に山で農作業を行っていて、ひざにマダニに噛まれた痕がありました。
県内でマダニによる感染症で死亡したのは7例目で、今年に入っての死亡者は2人目です。
県は、草刈りなどで山や森林に入る場合には、長袖・長ズボンを着用するなどして、肌を露出しないよう注意を呼びかけています。


我々猟犬は、山に行く機会も多く、オーナー様への感染と共に、我々の身体に付着して持ち帰ったマダニが家に住み着き、飼い猫等を通じて家族に付着し感染症を発症すると言うケースも十分考えられます。
そこで当犬舎では、毎月1回、フィラリア予防薬と一緒にマダニ・ノミ防止薬も投与してもらっています。薬は、餌に混ぜて投与しています。
効果は約1ヵ月間有効です。我々に付着したマダニ・ノミは約12時間ほどで死滅します。妊娠中の母犬に投与しても胎児への影響は出ておりませんので安心です。


是非!、ご家族のためにもお勧めします。。。

念のために当犬舎で使用していますマダニ・ノミ予防薬を紹介しておきます。値段は少々高いですが、大型犬用(40kg)を購入し、2つに割って2頭に使用し、コスト削減に努めています。
※ 薬は、ネット通販で買っています(格安?)。
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2018年8月 2日 (木)

レーザー距離計を購入

こんにちは。。。四国徳島は、台風が去っていくと、またもや晴天の猛暑日が続いています。。。我々も35℃と猛暑日でも風さえ吹いていれば耐えることが出来るように、身体も慣れてきました


さて今日は、ご主人様がレーザー距離計をネット通販で購入しましたので紹介します。


レーザー距離計は、仔犬のオーナー様が来舎された際に、ご主人様がエアーライフルを購入し、現在、警察に所持許可申請をしていることをお話ししました。たまたまオーナー様もエアーライフルをお持ちで、色々とお話をさせて頂き、ご主人様が初めて所持することを告げますと色々とアドバイス頂きました。その中で、エアーライフルはスコープを使用するため「レーザー距離計」は無くてはならない必需品であることをお聞きし、この度購入した機種を紹介して頂きました。
購入は、ネット通販の「amazon」でしました。
商品は、『suaokiレーザー距離計』で、価格は1万円余りでした。


以下、商品が届きましたので紹介します。

写真は、梱包から中身を取り出した状態です。
安価にも拘わらず、一応精密機器なので梱包はしっかりしていました(笑)。
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上のビニール包を開封すると、本体と共に、以下の付属品が入っていました(写真は商品説明のものを流用)

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大きさは、手のひらにスッポリ入るほどで小型で軽量です。

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早速、レーザー距離計を使ってみました。


1)取説を見ながら「電池」を本体にセット。
※ 英語を直訳した意味不明な取説でしたが挿絵を見て何とかセットしましたが、簡単でした。
2)本体を設定
※各部の名称は下の写真のとおりです。
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【 操作手順 】
①電源ON
「モード切替ボタン」を押しながら、「電源ボタン」を押します。これで終わりです。
②単位の設定
ゴルフ用で「ヤード」の他、「メートル」も設定できます。ここではメートルを設定します。
※ 購入時は「メートル」セットされていますので、モード設定の必要はありませんでした。
※ 一度セットすれば次回からの操作は何もしなくて良い様です。N社の高価な商品はその都度設定が必要らしいです。狩猟ではメートル距離だけですので多機能は不要です。
③測定
イ.「接眼レンズ」を覗きながら測定したいターゲットにレンズを向けます。
※ この時、ピントを「接眼レンズ」の周囲ダイアルを回して調節します。
ロ.しっかりと本体を両手で固定し、「電源ボタン」を長押しします。
※ 測定を開始するとマークが点滅し、約2秒ほどで距離が表示されます。これで距離測定は終わりです。
電源OFF
測定が終われば15秒ほどで自動的にOFFになりますので、携帯ポーチに収め終了。
※ 電源の
切り忘れがなく安心です。

以上、操作はこれだけで測定終了です・・・超簡単!。


尚、本商品は以下の測定が可能ですが、狩猟では100m余りの直線距離が測れれば良く、他の機能は余り必要ないと思いますので、個々については省略します。

【 商品の評価】

操作は凄く簡単で使い良いです。手振れを心配しておりましたが、全く問題はありません。
狩猟用には、直線距離の計測だけで100mまで計測できれば十分ですが、山上の鉄塔までの距離を測定しましたがバチリ計測(470m)できました。計測は、約2秒ほどでM(メートル)表示(Y:ヤード表示も可)されました。画面も明るく文字も鮮明で見やすいです。計測しないときは、電源を入れなくても望遠鏡として使用できます。
以上、総合しますと安価で狩猟用としてはお勧めの機種と考えます。
(以上は、ご主人様が投稿した商品レビューを流用)


参考まで、商品説明を以下に添付しておきます。

【 商品説明 】
・商品名:suaokiレーザー距離計
・測定可能距離:4m~600m 測定精度: +/- 1m  レーザークラス:クラス1
・速度測定範囲:0-300 km/h 対物レンズ径: 21mm 望遠倍率 :6倍
・測定モード:直線距離、ピンロック、ゴルフの弾道補正、霧モード、水平距離、垂直距離、速度測定
・保護機能:生活防水、防塵 重量:152g サイズ:106 x 35 x 73 mm 電源: CR2リチウムイオン電池1個
・付属品:収納ケース、ストラップ、レンズクリーナ(布製)、取扱説明書


【 目測と実測 】
この距離計を持参し、実際にフィールド(猟場)で距離を測定。
先ず、自分で距離を目測した後、本機で実測。その結果、目測で30mと思ったが40m余りと、全体的に短く思い込んでいたようです。
また、水平は兎も角、上り斜面は更に短く、下り斜面は長く目測していました。また、よく猟場で半矢にする射場でその距離を測定すると、目測と実測間に約15mも差がありました。
ご主人様は、20番上下二連スキート銃で、初矢は6粒弾、二の矢はスラッグ弾を使用しています。ご主人様が何時も撃っている場所で、走って来る獲物の目測距離は、なんと15m余り短く、半矢になることが良く理解できた様です。
更に、猟場の地形や獲物のスピード等を瞬時に判断する目測距離は、更に不確かな距離となると思います。また、ご主人様は、遠近両用メガネを掛けたり外したりしているので、更に目測距離はいい加減なものになっていたと思います。
我々(サツマビーグル)のお陰で、猟場では20m余りの近距離で射撃できているので今までは余り目測の誤りには気づかなかったようです・・・(笑)。

しかし、今後エアーライフルを使用して、カラス等の駆除を行う際は50m以上の遠射も多くなると思われます。そこで現在、ご主人様はどこへ行くにも『レーザー距離計』をポケットに入れ、正確な目測を学習しています。その結果、水平の直線距離ではかなり正確な目測が出来るようになってる様ですが・・・?。
何事にも徹底的に凝り性なのがご主人様の性格。こればかりは死ななければ絶対に治らないと思います。またこれがあるから我々(サツマビーグル)も絶滅寸前の危機状態から現在(79頭)まで生き延びていると感謝しています。損得では絶対に動かない人です・・・(笑)。。。土佐弁で言う『いごっそう』でしょうかねぇ!。
尚、エアーライフルについては、所持許可が下り、銃が手元に届きましたら、後日報告させて頂きます。


【 後記 】
ご主人様は毎日、夕方6時頃から我々を運動場から犬舎に戻し、汚れたコンクリート床を綺麗に水洗してくれます。もう顔中大粒の汗が吹ぎだしています。タオルで拭きふきしながらデッキブラシでゴシゴシ、その後水道水で綺麗に流したのちドライワイパーで水をかき取ります。全ての作業が終わるのを見計らったように、タイミングよく奥様がスポーツドリンクを持ってきてくれます。それを美味しそうに飲み干すと、今度は妊娠中のリリーとマレを別々に約2km運動に連れて行きます。
少し暗くなってきますと、太陽が西の空に沈んでいきます。その間の暫くは西の空が赤く染まり、この世と思わぬ雄大で美しい景色が目に入って来ます。何時もながらご主人様はこの景色が目に入ると暫く足を止めて見惚れているようです・・・(笑)
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