2018保存活動総括

後3日で平成最後のお正月です・・・。
今日は、2018年の純血サツマビーグル保存普及活動を総括してみます。
●飼育頭数は110頭である。雌雄の割合は、牡77頭対牝33頭となっており、遺伝的に牡化の傾向が認められます。
●使用区分は、狩猟用と愛玩用の二通りで、割合は9対1となっています。
●分布は、北は北海道、南は鹿児島まで幅広く飼育されており、国内47都道府県の内31道府県で飼育されています。
●飼育者の年齢構成は、20代、30代、40代、50代、60代、70代、80代と幅広いが、多くは65才以上の高齢者となっています。
◎サツマビーグル飼育頭数=110頭(+21 )
まとめ(ご主人様の私見)
当初は、ハク号(牡3才)、エス号(牝2.5才)の2頭からスタートし、その後、テツ号(牡1才)、リュウ号(牡2才)、タロー号(牡3才)、ギン号(2才)が鹿児島で発見され、保存活動に大きく寄与しております。
この牡犬の発見で、当初心配されていました極近親繁殖による絶滅も避けることが出来ました。
現在、全国で110頭が飼育されるまでになっております。
当初の目標「国内飼育数100頭」は、夢また夢・・・と考えておりましたが、今年その目標が達成され、感無量であります。
これも一重に、全国の保存会員様のご協力や一般愛犬家からの情報提供等の賜物と感謝いたしております。
しかしながら、ハンターが高齢化し減少するスピードは、想像を絶する早さとなっております。
その結果、今後は狩猟犬としての飼育数の増加は残念ではありますが大きく見込むことは困難と推察します。
他の日本犬のように、狩猟犬から家庭犬(ペット)への移行が最大の鍵となります。
今後は、ペットとしての品種改良やブリーダーの育成等が急務になっており、保存普及の大きな目標(課題)として活動していきたいと考えております。
今後共ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
【 後記 】
早いもので、今年も後3日で終わろうとしています。
当ブログも公開し2年目が来ようとしています。この間、多くの方々のご支援により、にほんブログ村のランキング(狩猟犬並びにハンティング部門)でも上位を占めるまでに好評を頂いております。
今後も初心者ハンターの為になる事柄を分かりやすく紹介していきたいと考えておりますので、一層のご支援の程お願い致します。
本当に今年一年、大変お世話になりました。
今年のブログは今日で終わりとさせて頂きます。
どうか良いお年をお迎え下さいませ・・・
図.2018年12月29日現在における純血サツマビーグルの分布
飼育数=110頭 飼育分布=31道府県