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2019年7月 5日 (金)

サツマビーグル誕生に貢献した秀逸犬(1)

こんにちは。。。四国徳島は、長い長い雨から解放され、昨日と今日は曇り空となっています。
しかし、気温が30℃近く上昇し、しかも湿度70%と言う蒸し暑い天気となっています。

この度の豪雨で被災された九州地方の方々に、心よりお見舞い申し上げます。

ご主人様も、サツマビーグルの師匠であります鹿児島県のM氏に、TVニュースを見ては度々電話をしていた様ですが、報道されている様な危険な状況は極一部で、氏の辺りは「雨は降っているが心配はない!」とのことで、一安心した様です。

さて、本日から数回に分けて、昭和中期に今日のサツマビーグルの誕生に大きく貢献した秀逸犬を紹介したいと思います。

ご主人様の師匠は、現在82歳で、幼少の頃から自宅玄関先には何時もサツマビーグルが数頭寝転がっていたようです。
勿論、集落には沢山のサツマビーグルがおり、全て放し飼いだった様です。
犬と言えば、耳の垂れたサツマビーグルしか居なかったようです(雑種を恐れて飼育しなかったと推察?)。

昭和初期には、鹿児島県内の各村(集落)には色んな系統のサツマビーグルが居たと言われております。

そして、戦後より急速に道路が整備されたお陰で、色んな系統のサツマビーグルが鹿児島全土に普及された様です。
そこで、ある有力な狩猟好きの名士(地主等)達が発起人となり、品評会が盛んに開催されるようになりました。

現在のサツマビーグルは、この品評会があったらこそ品種改良(固定)が進み、誕生したと言われています。

当初、品評会には色んな系統の犬が持ち込まれましたが、次第と品評会で優勝したいがために、優勝犬の血を引く系統犬が大勢を占めることになり、他の系統は自然淘汰され、現在のサツマビーグルの祖犬が生き残り、その後も熱心な愛好家によって系統保存されて来ました。。

今日紹介します祖犬は、出水地方で盛んに飼育されていたバセットハウンドの血が入った中型で長く大きく垂れた耳を持ったサツマビーグルです。当時、写真機を持っている人は稀で、この写真は大変貴重と言えます(この犬のオーナーが撮影したと思われる?)。

Image_preview7

写真を見て分かるように、頭部はバセットハウンドによく似ています。この犬は、後日紹介します「丸山系」と交配し出来た犬です。
本来の出水系は、頭部はバセットタイプ、胴長で余り足が長くなく、前足が大きく内側に曲がっていたようです。
猟芸は、ノウサギ猟犬として和犬には無い太く大きな追い鳴きが好まれ、品評会に参加した他系のオーナー達も同系の血を大いに取り入れたようです。

この犬は、丸山系に出水系を入血し、その後丸山系に戻し交配したの犬と言う事です。
※ 集落で門外不出で自然交配し、結果的に戻し交配になったと考えます(品種改良等の専門家は不在なことから?)。

しかし、未だ前肢が少し曲がっています。

その後、数十年の歳月を掛けて出来たのが、写真の「丸山系→川内系」です。
大きく長い耳は健在で、前肢だけが真っすぐに改良されています。

Image_preview2  

何れにしても、多くの時間、人、物、金を惜しみなく投資した薩摩の先人に敬意を表したいです。
恐らく薩摩(鹿児島)だからこそ出来たことで、他県で品種改良していればサツマビーグルは誕生していなかったと考えます。
徳川幕府をも倒す、薩摩隼人ならではの偉業と考えます・・・。

ご主人様は、この薩摩の先人の想いを胸に、四国徳島の地で何とか後世にサツマビーグルを残すべく、保存普及活動に取り組んでおられます。
恐らく我々も、ご主人様が居なければこの世に居なかったと思います。

次回は、現在のサツマビーグルに大きく関与(寄与)した「丸山系」を紹介します。

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