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2019年9月16日 (月)

ニホンオオカミの頭骨発見!

お早うございます。。。四国徳島は、朝夕は涼しくなりましたが、日中は30℃前後の暑い日が続いています。

今日は、明治時代に絶滅したニホンオオカミとみられる頭骨が、徳島市国府町の民家で見つかりましたと言うニュースを紹介します。

リフォーム工事に携わっていた石井町(当犬舎と同町)の大工T氏が神棚の奥にしまわれていた頭骨を見つけ、家主の承諾を得て県立博物館に持ち込んだところ「ニホンオオカミである可能性が極めて高い」との鑑定結果が出ました。

ニホンオオカミの頭骨は希少性が高く、家主は頭骨を寄託するとしています。

写真は、徳島市の民家神棚で見つかったニホンオオカミの頭骨です。

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頭骨は鼻の先から頭の後ろまでが約23センチ、頬骨部分の幅が約13センチ、下顎から頭の頂点までが約12センチ。歯が2本外れていたものの、目立った損傷は見られず、保存状態は良く、上顎や目の部分には皮膚が一部残っていました。

博物館によると、持ち込まれた頭骨は、口から目にかけてせり上がっている部分の傾斜などがニホンオオカミと類似しており、「可能性が極めて高い」と結論付けました。

頭骨は木箱に収められた状態で見つかり、箱のふたの外側を紫外線カメラで見ると「狼頭入」と書かれていたことも分かりました。
同館が所有しているニホンオオカミの頭骨は1個だけで、はく製や毛皮などを含む資料は世界にも数十点ほどしかないと言われています。

Tさんによると、頭骨はリフォーム工事先の民家で4月に発見し、家主の許可を得た上で元請業者が持ち帰り、倉庫で保管していました。祖父からオオカミの頭骨を魔よけとしてまつる習慣があったことを幼少時に聞いていたTさんは、今月に入って博物館に持ち込みました。Tさんは「絶滅しているのにいい状態で残っていたのは奇跡的だ」と話しています。

県立博物館の副館長は「過去には、頭骨をまつる信仰が県内であったことを示す古文書付きの頭骨が当館へ寄贈されたことがあり、今回の頭骨も信仰に関係があるだろう・・・。資料が乏しく断定できないが、箱にしまって大事にしていた様子から、魔よけの可能性はある」と言っています。

ニホンオオカミ 】
体長1メートルほどで、四国をはじめ九州から東北にかけて生息していました。害獣として人間が駆除したり、伝染病に冒されたりし、明治時代に絶滅しました。
尚、ニホンオオカミの詳しい事が知りたい方は、下記リンクをクリックしてご覧ください。

ニホンオオカミに関する資料を見る

写真は、国立博物館が保存しているニホンオオカミのはく製写真です。

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ニホンオオカミは、明治38年に奈良県東吉野村で捕獲されたのを最後に目撃された記録がなく、絶滅したとされています。
剥製は海外に1体、国内に3体しか現存しておらず、国内では和歌山大学教育学部から寄託され収蔵している同館と国立科学博物館、東京大学農学部で収蔵されています。

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