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2019年10月

2019年10月30日 (水)

ナツ訓練中にハプニング発生!

こんにちは。。。四国徳島は、今朝気温12℃、日中は気温21℃で良く晴れていました。

さて今日は、ナツの山入訓練にご主人様のお手伝いをしているテツが車に載せられ居なくなると言うハプニングが発生しました。
今日は、ご主人様からお聞きした一部始終を紹介します。

ご主人様は、昨日よりテツを先導犬としてナツの山入訓練をしています。
理由は、ナツの「帰り/戻り」を学習させるためです。
つまり、テツに遠くまで連れて行ってもらい、逸れさせ、自分の臭いを辿って戻ることを学習させるためです。

昨日は、ナツもテツを信用できないのか、最初は行ったり戻ったりを繰り返しておりましたが、2時間ほど経った時からテツに付いて500m余りご主人から離れるまでになりました。
ナツの帰りを心配しましたが、自分の臭いを辿りながらご主人様が待っている所まで帰って来た様です。

そして今日です・・・

朝8時に訓練猟場に到着。
テツとナツにGPSマーカーを首に装着し放犬。

写真は、2頭を放犬した時の様子です。

Img_20191028_081301

2頭は勢いよく、林道を駆けて行く。
暫くしてテツがシカ臭をキャッチし「アォ~ン」と前鳴きした後、林道下に消えて行く!。
ナツも一緒だ!。
テツがシカを起こして追い鳴きになった。
ナツも暫く付いて行くが、大きな谷川でテツから離れ、ご主人様の下に帰って来た。
テツは、順調に追い鳴きしている!。
ナツもご主人様から50m余り離れて何かを捜索している。
動きは中々良い!。
(中略)

時間は9時30分。
テツはもう90分余りシカを追い鳴きしている。
何時もはこんなに長くは追わないテツなのだが?
半年ぶりの山で追跡するのが嬉しいのだろう!

この間、シカは県道を何度も横断し何とか逃げようと必死だ!。
テツの追い鳴きが近づくと、ナツは勢いよくご主人様から50m余り離れているテツの下まで駆け寄って行く。

その後、ナツはテツに付いてシカを追っている様だ!(声は聞こえないが?・・・)

そして20分余りテツに付いて行けるようになった!。
ご主人様との距離は300m余り離れ、大きな山の8合目辺りを2頭は追い鳴きしている。
また県道を何回も横断している!

ナツはテツから離れ、独りで山中を歩いている?。
ナツの帰りが本物かどうか?興味深々でGPSを見ていると?

テツの様子がおかしい・・・?
そして、テツが県道を早いスピードで下りて来る???
こんなに早くは走れないはずだが・・・?

テツのGPSマーカーは、県道をいとも簡単に通り抜け、国道に出た!
「いかんテツが車に跳ねられる!」とご主人様は心配するも・・・
テツのGPS信号は、国道を早いピードで走って行く!。
とうとうテツのGPSの信号が消えた?

この時、ご主人様は『 テツが車に乗せられた 』ことに気付く。

しかし、ナツが帰らないので現場にも行けない・・・
テツが盗られたならもう帰ってこないだろう!と、ナツ帰りを待つことにする。
ナツは、500mも離れた場所から自分の臭いを拾いながら10分余りでご主人様の下に帰って来た。
偉いぞ・・・ナツ!
昨日と今日で「帰り/戻り」は完全にマスターしたようです!

写真は、両足と腹を真っ黒い泥を着け意気揚々と帰って来たナツです。
純白の美しい身体が台無しである。

102704

ナツを車に乗せ、GPSの電波が切れた場所に急行しましたが、テツは居ませんでした。

ご主人様は、ナツがドロドロに汚れているので、取敢えず犬舎に帰り、水道水で綺麗に洗ってやりました。

その後、食事を簡単に済ませ、取敢えず「徳島県動物愛護管理センター」に行方不明になったテツの届出を行いました。

そして、もう一度GPS電波が途切れた場所に行き、ダメもとで徳島市内に向けてGPS受信機をチェックしながらデッキバンを走らせました。

その時です!!何とGPS受信機にテツの信号が入って来ました!


ヤッター!!!

ご主人様は、車を停め、テツの位置を詳しく確認します。
するとテツまでの距離は50m余りで、国道沿いに居るようです。

早速、車で移動すると、そこは食堂で、その裏庭の「サル用の箱ワナ」に入れられていました。
お店の方に、裏庭の犬の事をお聞きすると???
ご主人が山を見回りに行った帰りに『猟犬が県道でウロウロしていたので連れて帰った!』とのこと?。

GPS受信機でテツの事を説明すると「分かりました!連れて帰って下さい」と、テツを渡してくれました。
お店の方は、テツを役場に引き取ってほしいと連絡してあったようです・・・。
役場の担当者は、午後から引取に来る予定だったようです。

帰り際、お店の方に丁寧にお礼を申し上げると共に・・・、
今年の狩猟期間中は、この様な猟犬でシカ猟をするので、『もし道路に猟犬が居ても、そっとしておいて下さい』とお願いし帰宅。

ご主人様は、12時40分にテツを発見したので、間一髪セーフとなりました。
役場に連れていかれるとGPSマーカーも外され、その内電池も切れ、テツを探すことは困難になっていたと思います。

兎に角、テツが無事見つかり、ご主人様は安堵しております(笑)

ナツもテツの先導で、山中を自在に動けるようになり、帰りも完全にマスターしました。
今猟期、我々と一緒に共猟しても足手まといにはならないと思います。
ご主人様もテツには大変感謝していると思います(感謝!、感謝!)。

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2019年10月28日 (月)

狩猟車デッキバンを犬目線で評価?

こんにちは。。。四国徳島は、今朝気温12℃で今秋一番の寒さになりましたが、午後は22℃で良い天気です。

さて今日は、この度ご主人様が狩猟車をデッキバンに乗り換えましたが、人間様には良い事ばかりの様ですが、我々サツマビーグルにとってどうなのか?を評価してみましたので紹介します。

あくまでもご主人様が以前乗っていましたマツダスクラムバンとの比較です・・・。

ご主人様は、狩猟歴45年になりますが、アメリカンビーグルでのノウサギ猟一筋でしたので、獲物も小さかったのと猟犬重視の観点から、軽四バン4WDを愛用しておりました。
しかし、10年程前からノウサギが激減し、代わりにイノシシやシカの大型獣が増えましたので、軽四バンは獲物を載せるのに一苦労しておりました。
デッキバンは、口コミでハンター仲間で狩猟車としては最高との評価を得ており、この度デッキバンに乗り換えました。

しかし、人間様には良いかも知れませんが、我々にもその恩恵があるのか考えて見ました。

先ず、前スクラムバンは車内にご主人様と一緒に乗っていましたので、エアコンが効いて一年中快適な移動でした。

写真は、マツダスクラムバン4WDです。

Img_20190831_125744_20191028131601

しかし、デッキバンは後部荷台の室外に我々が乗車しますので以下の事が考えられます。
1)真夏の移動は、輸送ケージが太陽光で焼け、温度が異常高温になる。
2)逆に真冬は、とても寒くなる。
3)雨が降るとすぶ濡れ状態になる。

これから判断しても、以前のスクラムバンは上記の欠点を全てクリアーしており、我々にとっては最高の車種でした。

他方、人間様から考えますと、スクラムバンは犬と一緒に乗車するので犬の臭いが車内に充満するとともに、マダニが車内に住み着く・・・等々の他、大型獣を載せるときは車内の後部座席を倒し、輸送箱を前部の寄せ、残りのスペースにブルーシートを敷き載せていましたので、非常に手間が掛かっていました。

写真は、ダイハツデッキバン4WDです。

Img_20190913_113842_20191028131901

しかし、デッキバンは上記の問題を全てクリアーしています。

狩猟車の選定で、犬も人間もどちらもベストと言う車は皆無と考えられます・・・が?。

そこで、デッキバンへの今後の課題改善として、我々から次の事を提案をしたいと思います。
1)輸送ケージの上部に、暑さ、寒さ、降雨を緩和できる簡易(防水/断熱)シートを取り付ける。
2)駐車する場所を重視し、夏は日陰、冬は日向を選定する。
3)猛暑及び極寒時の長距離移動の際は、車内後部座席に我々を載せる。

以上を考慮してもらえばデッキバンは、ご主人様と我々サツマビーグルにとってもベストな狩猟車になると考えます。

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2019年10月26日 (土)

ナツの山入訓練②

こんにちは。。。四国徳島は、午前中は曇り空でしたが、午後2時過ぎは気温22℃で晴れております。

さて今日も、引き続き、ナツの山入訓練(6日目)の様子を紹介します。

林道での山慣れ学習も終え、今は林道から外れた勾配が緩くて広いスギ林やヒノキ林を自主的に狩り込んで行く学習をしています。

写真は、本日の学習場所です。

Img_20191023_075809

ナツはスギ林を自由に走り回り、ご主人様の周辺近くで居ることも少なくなってきました。
引き綱を着けて歩いたことで、ご主人様は強くて頼りになっることを理解していますまで、ご主人様が見えるところでは安心して自由に動けるようになっています。
もう少し安心感が増すと、自主的に藪入り(ご主人様の姿が見えない処まで足を延ばして狩り込んで行く)が始まる様になると思います。
藪入りが出来る様になれば自然と起こし(隠れている獲物を発見すること)に繋がって行きます。
こうなれば占めたもので・・・狩猟犬デビューとなります。

Img_20191023_081605

ナツとの山歩きは、ご主人様の訛った足慣らしと、正に一石二鳥です。
また、スギやヒノキ林の中を歩いていますと色々な発見もあります。

写真は、シカに食害されたヒノキです。
この様な食害された木が点在している山は、シカの生息密度が高いことを証明しています。

Img_20191023_084651

写真は、杉山を移動中に見つけたキノコです。

Img_20191023_091506

写真は、エビネランです。
30年前のブームで殆ど採りつくされましたが、偶然この山で見つけました。
ご主人様は、早速GPSに専用マーク付け所在を確保しました。
最近は、GPSにマークしておくと、ズバリその場所に到着できます(笑)。

Img_20191023_091635

写真は、ヒノキ林で見つけたシカの寝屋跡です。
掘り返された土が黒く乾いていないので昨夜のものと思います。

Img_20191023_083123

写真は、ナツの訓練を終え、荷造り用の紙テープでマダニの付着を確認した様子です。

Img_20191023_094219

ご主人様は、山を下り車に乗る前に、必ずズボンや衣服を紙テープを適当な大きさに切ってペタペタとやり、付着しているマダニを取り除いております。
今日は、草や低木に触れていないのでマダニは付着していないと思いましたが、念のために行いましたところ、なんと沢山の小さいマダニが着いていました。
今年も全国でマダニ感染症が発生し、死亡されたハンターもいますので、マダニには要注意です!。

ご主人様は、山に入る時は、下記の防虫スプレーをブーツ、ズボン、衣服前面に噴霧しています。
また、山から戻った時は上記したように、車に乗る前に必ず荷造り用紙テープでマダニを取り除いております。

Img_20191023_094403

以上の様に、山歩きはナツの成長を見届ける嬉しさの他、色々な発見がありとても楽しいとご主人様は申されております。
しかし、マダニには万全の対策をすることは言うまでもありません・・・。

ご主人様は最近、近づく狩猟解禁に向け足慣らしとして、早朝はナツと2時間、夕方はお一人で1時間余り歩いておられます。
夏中は我々の飼育管理の他は、TV、ホームページやブログの更新、Facebook等で過ごしていたため、体重が4キロほど増え、足も使っていないので訛っていました。
しかし、ご主人様はやり出したら徹底してやる性格です・・・。早くも3キロ減を達成しており、足腰もしっかりして来ました。

次回からの山入訓練は、いよいよ獲物が寝ている雑木林等への山歩きを学習します。
運よく猟欲が発現(獲物臭に関心が出て来る)すると『 起こし 』に繋がり、訓練の中でもっとも興味深い段階で、訓練者も訓練犬も山に行くのが楽しくなる時期となります。

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2019年10月24日 (木)

「ナツの山入訓練①」への質問のお答えです!

お早うございます。。。四国徳島は、気温20℃で雨模様です。

さて今日は、ナツの山入訓練①のブログにご質問が寄せられましたのでお答えさせて頂きます。

ブログは、初心者ハンターや一般人にも分かり易く書いたつもりですが、以下の質問を頂きました。
この様な目線での質問は、今後ブログを書く上で大変参考になります。有難うございました!。

質問1.訓練犬が尻尾を下げ戸惑っている場合、何故に引き綱に繋ぐのでしょうか?。またどんな効果がありますか?。

Img_20191021_081159_20191024104601   

お答えします・・・
小さい子供が何かに怯えるとお母さんの処に戻り、お母さんの手をしっかり握ると落ち着くのと同じことです。その効果は、お母さんは子供が怯えていた場所からゆっくりと去って行き、安心感をあたえていることになります。
犬の場合も全く同じで、訓練犬が何かに怯えると尻尾を垂らし、主人(訓練者)の下に寄り添って来ます。主人は、優しく引き綱に繋いでゆっくりとその場を離れまと、訓練犬は安心して歩くようになります。
即ち、「引き綱」は人間のお母さんの『手』と同じと考えてもらえば理解しやすいと思います。
※ この様な解説でご理解頂けれたでしょうか?・・・

質問2.基礎訓練について詳しく教えてください?

基礎祖訓練とは、ワクチン接種を終えた生後4ヵ月~6ヵ月の間に、将来の狩猟犬としての社会勉強並びに山に慣らす学習の事です。
社会勉強は、他人や他犬と仲良くできることが目的です。
山に慣らすことは、本格的な山入訓練の前に行う学習のことで、人間で言えは保育所、幼稚園、小学校低学年の様なもので、本格的な勉強をする前の基本的な習い事をします。
子供はお母さんの下から離れ、生活の場を慣れた我家から見知らぬ学校に変わり、お母さんではなく友達と一緒にお遊戯、お遊び、お歌などをしながら、学校に行くのが楽しい(訓練犬の場合は山に行くのが楽しい!)ことを覚えて行きます。
※ 上記の例え話でご理解できましたでしょうか?・・・

尚、基礎訓練の詳細(方法)は、ご主人様が管理運営しております『 日本狩猟犬サツマビーグルの郷 』に、下記タイトルで詳しく記載していますのでご覧ください。記事は、下記タイトルをクリックするとご覧いただけます。

純血サツマビーグルドンちゃん訓練記 第2話

写真は、4ヵ月になり基礎訓練を開始したドンちゃんです。

Img_20180218_113931

写真は、公園等で他人や他犬と仲良くする社会学習を終え、山に初めて来たドンちゃんです。

尻尾を垂らして、山の雰囲気、臭い、音等に警戒しているようすです。
※ この後ドンちゃんは、尻尾が上がるまで引き綱に繋いでもらって林道歩きを学習しました。

Img_20180307_201509

< 付記 >
ドンちゃんは、基礎訓練中にシカを起こして(発見して)追い鳴きが始まり、生後8ヵ月ではシカ猟犬として完成しました。その後、ご主人様の猟友が一度に4頭も猟犬を亡くされたことから、代わりにドンちゃんを武者修行に出しましたが残念ながらイノシシ猟の翌日に原因不明で死亡しました(合掌)。


尚、ホームページにはドンちゃん以外にも、我々サツマビーグルがシカ猟犬として完成するまでの訓練記が「サツマビーグルのブログ村」サイトに保管されて居ますので、是非ご覧頂きたいと思います。また、一般人の方も『狩猟犬はこうして訓練するんだ!』と言う現実を体感して頂ければ幸いです。

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2019年10月23日 (水)

ナツの山入訓練①

こんにちは。。。四国徳島は、気温19℃で良い天気です。
運動場でのごろ寝には最高の季節です・・・(笑)

さて今日は、1週間前からスタートしましたナツの山入訓練の様子を紹介します。
※ ご主人様の長年の訓練技術を惜しみなく公開しながら、ナツが一人前の狩猟犬になるまでの訓練の様子を紹介して行きますのでご期待下さい。犬猟を志す初心者ハンターにも分かりやすく補足して行きますので、参考にして頂ければ幸甚です。

今日は、山入訓練を初めて4日目になります。

ナツも基礎訓練は終えていましたが、猛暑の夏の間は一切山に入れていなかったので、初日は流石に戸惑っていました。

ナツは現在8ヵ月です。この時期は、仔犬と若犬の中間で、人間で言えば中学生位と思います。
身体は大きくても精神的には不安定です。
ですので、訓練初日はナツを車から降ろし暫く様子を見ましたが、やはり尻尾を垂らし山の雰囲気、臭い、音等に警戒している様子でした。
すかさず、ご主人様はナツに引き綱を付け、ナツの動きを見ながら林道をゆっくりと歩いてやった様です。
そしてナツが、何かに反応しビクビクすると、すかさずナツに寄り添い、静かにその場所から遠ざける配慮をしてやりました。
こうして、初日のナツは山に慣れることなく終わりました。時間は約2時間でした。

2日目になりますと、ナツも大分山に慣れ来ている様で、尻尾は垂れたまま警戒するも、時たまご主人様の前に出る仕草も見えました。

3日目は、訓練する場所も見慣れた場所とばかり、ご主人様の前に出て歩くようになり、尻尾も水平迄上がる様になり、警戒心も薄れてきました。
この日は、何とウリボウ1匹を連れた親子イノシシと林道で鉢合わせとなった様です。そして暫くご主人様と睨み合いが続きましたが、ご主人様がスマホをり出し写真撮影しようと動いた時、親子は逃げていった様です。
ご主人様は、早速ナツをその場に連れて行き反応を見ますと、地面に鼻を付けクンクンしながら、イノシシが逃げて行った方向にグイグイ引っ張っていった様です。


そして今日は訓練4日目です・・・。

写真①は、訓練場所に到着したナツの様子です。
ナツは車の中(移動中)は大人しく、車酔いもありません。

Img_20191022_085532

写真②は、車から降ろし何時もの様に引き綱を付け林道を歩いている様子です。
尻尾の状態(様子)を見てください!。
この日は、最初から尻尾が立っており、山に慣れていることを証明しています。
この時期の訓練は、全て(怖い、楽しい等)尻尾に訓練犬の感情が現れるので、良く観察する必要があります。

Img_20191021_081159

今日は、尻尾を下げることなく、何かの臭いを取りながらグイグイ引っ張るので、ご主人様は初めてナツの引き綱を外すことしました。

以下、ナツが放犬(引き綱を外す)された後の様子を写真で紹介します。

何かの臭いに反応している様子です。

Img_20191022_080129

ナツの美しい純白の容姿は、薄暗い山中でも輝いて見えます。
猟犬としての純白は、誤射を受けにくい利点もあります。

Img_20191022_080243

何かの臭いに着臭し、200m余りも着けて行った様です(拍手!)。

Img_20191022_075646

ナツは、ご主人様の居る位置を耐えず確認しながら、50mダッシュを30本余り行ったようです(大笑/拍手)。
また、時には木を咥え、喜んで飛び上がったり走ったりした様です。

以上の様に、ナツは4日間ですっかり山に馴染んだ感がします(大拍手!)。
※ 仔犬の場合、ここまでになるのに1ヵ月余りかかることも少なくありませんが、若犬の場合は身体も大きくなっていますので、感情のコントロール(山慣れ)さえ出来る様になれば訓練の仕上がりも早くなります。


次回からは、林道から外れて森を歩く訓練に移ります。
※ 最初は、勾配が緩い開けた杉林や檜林に入れ、ご主人様はゆっくりと歩き、ナツの自主性を引き出してやります。この訓練の最中に初鳴き(獲物を発見し追跡)が見られることも少なくありません。この初鳴きは「一声千両」と言われ、狩猟犬への第一歩となります。


< 補足 >

ナツの両親は、素晴らしい名シカ猟犬ですので、これからの訓練の上達が非常に楽しみです・・・。

写真は、昨猟期、母親ナナが捕獲した大シカ2頭です。

珍しくこの様に大きな雄シカ(100kg級)が同じ山に2頭居たようです。
ナナは、1頭目を捕獲した後、直ぐに寝屋山に引返し2頭目を追って来た様で、オーナー様も大変な驚きと見事な猟芸に感動された様です。

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2019年10月21日 (月)

新入舎員の名はソラ!

 お早うございます。。。四国徳島は、今朝気温18℃で曇り空で、午後からは雨になる様です。

ご主人様は、我々の飼育管理が終わりますと、バナナ1本を食べながら缶コーヒーを持って、デッキバンに乗りナツの林道での早朝訓練に出かけています。今日で3日目になりますが、もう引き綱をグイグイ引っ張り、山にも大分慣れて来たようです。この様子は後日報告しますので楽しみに待ってて下さいね!。

さて今日は、リリー号の仔犬で、我家の4代目の跡取りとして一緒に暮らすことになった新入舎員のソラちゃんを紹介します。
ソラちゃんは、これからもブログに度々登場しますので良く覚えておいてくださいね!。

名前の由来・・・について?

我家の犬名は、NHKの朝ドラから命名されています。

今は『スカーレット』をやっていますが、本来なら主人公の名前が付くはずですが「喜美子」と言うらしいです。
しかし、キミコは何か猟犬らしくない!!!?。
では、『キミ』は・・・大声で呼びにくい?等々から断念!!!

それではと!・・・ひとつ前の朝ドラ『なつぞら』では?となり(展開が早い!)

我家には既にナツ号がおります・・・が、後ろのソラでは?・・・と言うことになり、何とすんなり決定!

ナツとソラで『 なつぞら 』となり、将来漫才コンビでも組めそう!!!(大笑)

まあ、あんなこんなで命名も済みましたので、以下そのソラちゃんを紹介します。

父はハチ号、母はリリー号で、8月12日の猛暑の中で誕生しました。
兄弟は7頭で、それぞれ全国のオーナー様の下へ旅立ちました!。

現在、ソラちゃんの体重は6kgで、とても大柄の女の子です。

下の写真は、今朝、奥さんとご主人様が苦労して撮ったソラちやんです(汗)

良く発達した頭骨、長く大きな絞り耳、骨量豊かで胴と四肢のバランスも良く、殆ど欠点が見当たらない秀逸犬です。
全体の体躯から、リュウ系(リュウ号→ベル号→リリー号→ソラ号)の特徴を良く継承しており、この系譜は全てイノシシに行く犬が多いのが特徴です(ご主人様談)。
 
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以下の写真は、ナツが早朝訓練に行っている間に入れてもらっている育成室でのソラちゃんの様子です。

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広い育成室で元気に走り回ったり、隣に居る我々にも挨拶してもらっています。
ソラちゃんは元気でとても可愛いです・・・

下の写真は、懐かしいソラちちゃんの兄妹です。
みんな、元気に暮らしている様です・・・

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2019年10月20日 (日)

デッキバン 猟犬輸送箱!

お早うございます。。。四国徳島は気温17℃で、日中は24℃まで上がる様です。

さて今日は、新しく狩猟車となった相棒「デッキバン4WD」に載せる狩猟犬用の犬輸送箱を購入しましたので紹介します。

ネット検索や猟友の話では、デッキバンは後部荷台に物を積んで坂道を上るには力が弱いと聞いておりました?。
そこで、乗り降しが大変で重いアルミ製犬輸送箱の購入を諦め、軽量のプラスチック製犬輸送箱を購入しました。
こうすることにより色んなシーンでデッキバンがフル使用できるメリットがあります。

しかし、荷台の大きさに丁度いいサイズは、ネット検索でも中々見つかりませんでしたが、Amazonにピッタリのサイズがありましたので、早速商品レビューを確認し特に問題も無い様でしたので即購入しました(商品は末尾に紹介)。

それでは、デッキバンに載せる犬輸送箱を写真で紹介します。

写真①は、犬輸送箱2台を縦向きに乗せた場合の様子です。
まだ少し、余裕がありますので狩猟用ブーツ等を置くことが可能です。

Img_20191019_111139

写真②は、犬輸送箱1台を縦向きに載せた場合の様子です。
荷台は可成りの余裕がありますので、獲物も十分載せます。
ご主人様の狩猟は単犬単独猟ですので、このスタイルが多いと思います。
※ 大きい獲物を載せる場合は、犬輸送箱を後部座席に移動すれば問題はありません。アルミ製犬輸送箱と異なり使用用途に小回りが利き便利と思います。

Img_20191019_111448

写真③は、犬輸送箱1台を横向きに載せた場合の様子です。
この向きにすると、イノシシもシカも載せることが出来そうです。

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写真④は、狩猟に使わない場合の保管庫の様子です。
ハーレーの車庫に入れる予定です。

Img_20191019_110542-2

最後に、この度購入したプラスチック犬輸送箱を紹介します。

Photo_20191019120701

商品情は、下記をクリックするとご覧いただけます。

商品を見る

購入する際のサイズに注意!!
デッキバンは荷台仕様では縦(奥行)は85cmですが、実際は四隅に出っ張り(膨らんた箇所)があり実測81cmしかありませんので、注意が必要です。

以前の狩猟車マツダスクラムバン4WDには81cmの犬輸送箱を載せていましたので流用できると思い載せてみました処、扉を閉めようとしますがキツキツで中々閉まりません。原因を調べますと、後部扉の持ち上げ用の取手や上記した出っ張りが邪魔をしておりました。

そこで、仕方なくネットで奥行70~75cmの犬輸送箱を探しましたら、Amazon(アマゾン)に奥行71cmが有りました(サツマビーグルは中型犬ですので71cmはぎりぎりセーフです)。猟場迄の距離が30~50分余りなのでこのサイズなら心配はありません。

早速、当品のレビューを確認しましたが特に問題も無い様なので、取敢えず即決で1個購入しました。
商品は、翌日にしっかりと梱包された段ボール箱に入れられ届きました。
早速、組み立てを行い、一番大きいアサ号(体高58cm、体重28Kg)を載せましたが、ゆとりは有りませんが問題なく載せましたので、早速もう1個を追加購入しました。
商品は、空輸用で米国製のしっかりした作りです。ネットで安売りしている中国製とは品質が違い、とても良い買い物が出来ました。

尚、この商品は他のネット販売では8000円を超えていましたが、現在セールス中で、かつ消費増税還元5%適応、送料無料と言う特典があり4500円程で購入できました。

ご主人様は、現在デッキバン後部荷台のシートを手作りでカスタムしようと考えています。
我々は以前、マツダスクラムバンでは室内に乗っていましたが、デッキバンは後部の荷台に乗りますので、冬季は寒く、夏季は直射日光を浴びると可成り暑くなりますので、それを少しでも軽減できるような簡易シートを考えておられます。
軽トラの荷台シートの様に全体を覆うのではなく、断熱効果の優れたシート素材を採用し、風が通る様な簡易な物を考えています。そして、犬輸送箱を載せない場合は外しておくように考えておられます。

上記の簡易荷台シートが出来ましたら、ご参考まで紹介させて頂きます・・・。

以下、余談ですが・・・

ご主人様は、愛車ハーレーのカスタム意欲も未だに衰えておりません(笑)。

犬舎もそうですが、色々と使い勝手を改良するのが好きなんでしょうね!・・・。

山や川で拾ってきた流木や木の根っこが沢山ありますが?、仕上げる(加工する)暇が無いようです(大笑)

兎に角、元気です!!!。。。

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2019年10月18日 (金)

新しい猟場の下見!

お早うございます。。。四国徳島は、気温17℃で曇り空ですが、日中は雨になる予報です。

さて今日は、先日ハーレーで猟場ツーリングした際に、山間集落の住民から得た情報を基に新しい猟場の下見をしましたので紹介します。

猟期迄、後1ヵ月です・・・
我々サツマビーグルも運動場で過ごしていても朝夕は肌寒く、犬舎前山では雄ジカがビュービューと鳴き、猟期が近づいていることを感じています。

昨日の新猟場の下見のお供は、美しすぎる猟犬でFacebook等で有名になっている『ナツ』です。
ナツは、余りりも美しいことからご主人様も猟犬にすることを躊躇っていましたが、両親(父:ハク号×母:ナナ号)の狩猟犬としての素晴らしい猟能継承を是非見てみたいと言うことから、狩猟犬として訓練することが決まりました。

今日の下見は、その第一歩です。
基礎訓練は終えておりましたが、4ヵ月振りの山入となり、少し落ち着かない様子だったので、すかさずご主人様はナツに引き綱を付けて林道を一緒に歩いた様です。

写真は、新猟場に到着した時のナツと新しく狩猟車となった相棒の「ダイハツデッキバン4WD」です。
デッキバンに初めて乗るのはナツでした(笑)。
山に行くと、色んな臭いが充満し運動場とは異なることからナツは尻尾を垂らし、少し落ち着きがない様子です。

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今日、下見する山の林道ですが、舗装はしているものの誰も使っていないのか道路一面に木葉が積もっていました。

Img_20191017_075747

暫く行くと、獣の通い道がありました。
恐らくイノシシかシカと思われます・・・

Img_20191017_075717

更に奥に進んでいきますと、林道沿いにイノシシがミミズを探した堀跡が所々で見かけました。
すると林道脇に、最近使ったと思われるヌタ場を見つけました・・・

Img_20191017_075640

林道の両脇には、20年余り経ったスギやヒノキの森が続いていました。
集落住民の話によると、この場所は昔、地元ハンターがイノシシを沢山獲っていたが最近はハンターも居なくなり、イノシシ、シカ、サル等により畑は荒らされ、住民も高齢化したことも相まって、山を下りる(離れる)人が後を絶たず、50軒余りあった家も今住んでいるのは10軒余りになっています・・・と寂しそうに話されていた様です。
ご主人様は、住民の方に今年の猟期は必ず来て、シカやイノシシを獲って上げますと約束したらしいです・・・。
ご主人様は、我々サツマビーグルを世の中の為に使いたいと常々申しております。

写真は、杉林の中で見つけたイノシシのヌタ場です。

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集落住民のお話しは本当でした!。

また、林道を歩く途中にも、あちこちで牡シカのビュービューと言う鳴き声も聞こえて来た様です。

今猟期は、この集落の有害駆除に貢献したいと、ご主人様の決意も高まっています。

今夏は、猛暑と仔犬の世話で大変でしたが、猟期迄1ヵ月・・・いよいよご主人様にもエンジンが掛かって来た様で、我々も早く山入りしたくて、みんなうずうずしています(笑)

ナツも最初は、落ち着きがなかったようですが、2時間余り林道を散歩している内に山にも大分慣れ、何かの臭いに反応し、引き綱をグイグイ引く場面もあった様です。

ナツも7ヵ月になり、身体も大きく(体高:48cm、体重:18kg)なっています。
両親の素晴らしい狩猟犬の血を引くナツです・・・山慣れすれば自然と猟欲も発現すると思います。
そこはベテランのご主人様が山入訓練しますので、心配はしておりませんが・・・

しかし、我々と違いナツは本当に美しいサツマビーグルですので、この山はイノシシが多いので止めて欲しいと思います。
何度も言いますが、ナツは我々には真似できない、美しい純白のサツマビーグルであり、今後はコンパニオンドックの種牡として活躍の道も開けていますので、イノシシに十分注意して欲しいと思います。

写真は、林道脇の新しいイノシシのハミ(食事)後です。

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この新猟場は、イノシシの生息密度が高い様なので、初猟はテツ号の出番が多いように思います。
当犬舎で、イノシシに行くのはテツ号とリリー号の2頭で、残りの我々はイノシシにやられこりごりですので、イノシシが出ていると山入はしません・・・(笑)
我々の様子を見てご主人様は、この山にはイノシシがいるな?と感じると、別の山に行きシカ猟をさせてくれます。
そして、翌日はテツ号の出番となり、イノシシも一貫の終わりとなります・・・。
テツ号は、大イノシシの場合、ご主人様が現場に来るまでイノシシとの安全距離を維持して大声で何時までも鳴き続けます。
我々の様に寝屋に突っ込んで切られ負傷すると言うようなことはしませんので、今日まで負傷したことは一切ない名犬です・・・。

猟期迄1ヵ月、みんな気合が入って来ました!。
しかし今猟期から、以前沢山いた犬猟ハンターはとうとうご主人様一人になった様です・・・。
理由は、ハンターが年を取り、新たに猟犬を飼っても最後まで面倒が見えない!、また猟銃更新等の面倒な手続きが嫌になった!等々で辞められ、今後はワナ猟師としてやっていくようです。

この様な現象は、四国徳島に限らず、全国的になっていると聞きます。
今後、猟犬の生き残りは益々難しく(厳しく)なっているようでとても寂しい限りです(涙)。

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2019年10月16日 (水)

仔犬の旅立ちに想う!

お早うございます。。。四国徳島は、今朝15℃と寒い朝ですが、日中は良い天気で24℃位まで上がる様です。

さて今日は、10月14日をもってリリーの仔犬は自家用を除き、全て新しいオーナー様の下に旅立ちましたので紹介します。

この度の仔犬は、父ハチ号、母リリー号の間に、8月12日の猛暑の中、7頭(牡4、牝4)の仔犬が誕生しました。
連日35℃を超える猛暑で、当初母親のリリーが食欲不振に陥り、仔犬の成長が危ぶまれました。
しかし、ご主人様の献身的な努力によりリリーの食欲も次第に回復し、ミルクの出も良くなり仔犬も順調に成長しました。

生後10日頃のリリーと仔犬の動画を添付しましたのでご覧ください( 動画を見る!

この度のリリーの仔犬(兄妹)は、福井、山梨、奈良、大阪、高知、徳島へと旅立って行きました。
全てのオーナー様が我家(犬舎)まで、遠距離にも拘わらず車で仔犬を迎えに来て下さいました。

今夏は猛暑続きで、ご主人様も仔犬の世話に大変ご苦労されましたが、全ての仔犬が素晴らしいオーナー様の下に引き取られて行ったのを見届け、ご主人様も「苦労のし甲斐があった!」と、大変喜んでおられます。

中でも特筆すべきは、普及活動における全国唯一の未開地であった「北陸地方」に、遂に第一号となる仔犬が福井県に行ったことです。
ご主人様も、ホームページ、ブログ、Facebook(フェイスブック)等を通じてサツマビーグルの普及活動に努力されて来てこられましたが、北陸地方だけはご縁が無く、この度9年目にしてやっと日本国内の全地方でサツマビーグルが飼育される運びとなりました。
当地での普及活動を妨げていた主因としては、何といっても冬季の積雪の多さから、犬猟をするハンターが少ないことが上げられます。
また、サツマビーグルは九州鹿児島と言う温暖な地で品種改良されたことをホームページ等で知識習得した北陸地方の愛犬家が飼育を諦めていたことが考えられます。
その意味においても、この度北陸福井に行ったサツマビーグルの仔犬は非常に関心を持って見守る愛犬家も少なくないと思います。

この度のオーナー様はハンターではなく、一般の愛犬家です・・・。
オーナー様は、ホームページ日本狩猟犬サツマビーグルの郷』等を通じ、サツマビーグルに大変興味を持って頂き、この度やっと仔犬を譲渡することができ大変嬉しく思っております。
仔犬は今後、コンパニオンドックとして飼育されますが、新天地に相応しい素晴らしい仔犬を譲渡しましたので、北陸地方におけるサツマビーグルの普及に大いに貢献してくれるとものと信じております。

北陸地方は積雪も多く寒いと思いますが、既に東北地方の秋田や青森及び北海道の極寒地でもサツマビーグルは見事に適応し、元気に暮らしていることから、北陸福井でも問題なく飼育できると確信しております。

写真は、北陸福井に旅立つ子犬とオーナー様の息子さんとの微笑ましいひとコマです。
初めて北陸地方に行くと言うので、ご主人様は自家用に残す予定だった秀逸犬を譲渡されました(拍手!)。
仔犬は、サツマビーグル特有の長く大きな絞り耳、毛色、骨量豊かな体型等々、殆ど欠点が見当たらない秀逸犬であり、将来の台牝候補として順調に成長して欲しいと願っております。

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【 後記 】
サツマビーグルは、九州鹿児島で100年余りの歳月を掛け品種改良された日本固有の獣猟犬でありますが、現在絶滅の危機に瀕しております。しかし、この度全国で唯一ご縁が無かった北陸地方でも飼育されることになり、ご主人様は大変喜んでおられます。

ご主人様も何時も言っていますように、他の日本犬(北海道犬、秋田犬、甲斐犬、柴犬、紀州犬、四国犬)の様に猟犬からコンパニオンドックへの転換を図らなければ、高齢化したハンター頼りではサツマビーグルの絶滅は目に見えて明らかであります。
そこで、この度は3頭がコンパニオンドックとして飼育されることになり、絶滅阻止への第一歩となってくれることを願っております。

この度は、保存会員の大阪T氏のご協力も得て、所有のユキ号(父アサ号×母マレ号)に当犬舎のハチ号を配し5頭の仔犬を残して下さいました。繁殖経験はないものの、ご主人様と連携を密にし仔犬は順調に大きくなりました。その仔犬の内3頭は当犬舎に引き取られ、山梨、静岡、愛媛の素晴らしいオーナー様の下に旅立って行きました。

本年度は、2月に栃木のナナ号(5頭)、8月には大阪のユキ号(5頭)と当犬舎のリリー号(7頭)が仔犬を出産し、合わせて17頭の仔犬が誕生しました。その結果、お陰様を持ちまして、全国の飼育総数は125頭となりました(拍手!)。

しかし、サツマビーグルの絶滅危機が回避されたわけではありません・・・。
それは、依然としてブリーダーはご主人様お一人で、この度の仔犬とて後7年が過ぎると牝犬は繁殖不能となるからであります。

定年退職後から今日まで、全て投げ出し我々サツマビーグルを残してこられたご主人様に代わる新しい保存普及活動家(ブリーダー)が現れることを祈るばかりです・・・。

ご主人様曰く『 私も69歳、後10年もしたらこの世には居ないだろう!。 そして出来るなら私の目の黒いうちは、サツマビーグの 『 絶滅 』と言う二文字のニュースは聞きたくない!』と、常々申されております。
このことは何とかして上げたいと思っているものの、残念ながら我々サツマビーグルには何もすることは出来ません・・・。

即ち、今後は栃木のT氏や大阪T氏の様に、サツマビーグル牝犬所有者の保存活動(繁殖)への協力(参加)が何よりも大切と考えております。

何卒、我々サツマビーグルの絶滅回避のため、今後とも保存普及活動へのご理解とご協力(参加)を宜しくお願い申し上げます。

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2019年10月13日 (日)

改造狩猟車!

こんばんは。。。四国徳島は、日中気温24℃でとても良い天気でした。

先ずは、この度全国を襲った台風19号で被災されました方々に心からのお見舞いと、一日も早い復旧をご祈念申し上げます。

さて今日は、オーナー様が素晴らしい狩猟カスタム車(改造車)で仔犬のお迎えが有りましたので紹介させて頂きます。

その写真は、以下の通りです・・・(写真掲載はオーナー様の承諾済み)

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狩猟車は、ダイハツロッキー4WDです。

改造は、車の後部に獲物を載せる荷台を特注で作成し、取り付けられていました。

荷台は軽くするために網目にし、イノシシやシカを載せた時にずれ落ちないように、中央に向かって「くの字」に傾斜を付けていました。

荷台の取り付け部分も取り外しが容易に出来る様に、上手く工夫されていました。

流石に大物猟師の狩猟車で、数々の経験(失敗)から、本当に素晴らしいカスタムだと感心しました。

ご主人様も先月、狩猟車をダイハツデッキバン4WDに乗り換えており、色々とカスタム(改造)を考えておりますので、興味津々で拝見されておりました。

※ この度、狩猟車のブログ投稿を承諾して頂きましたオーナー様に心より感謝申し上げます。

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2019年10月10日 (木)

滋賀県 マダニに噛まれ50代男性死亡!

こんにちは。。。四国徳島は、とても良い天気です。

さて今日は、悲しいニュースをお知らせします。

滋賀県で50代の男性がマダニが媒介する疾患「日本紅斑熱」により死亡されたと言う悲しいニュースがありました。

以下、京都新聞のネット記事(全文)を添付しておきます。

滋賀県は9日、マダニが媒介する疾患「日本紅斑熱」に感染した近江八幡市の50代男性が9月14日に死亡したと発表した。県薬務感染症対策課によると、同疾患の県内での発生や死亡事例は、医療機関からの届け出が必要になった1999年以降、初めて。
 男性は9月6日に発熱があり医療機関を受診。7日に赤い発疹が現れ、その後体調が悪化して死亡した。男性にマダニにかまれた痕はなかったが、同居する母親にはかまれた痕があったという。男性に海外渡航歴はなく、屋外での仕事には従事していなかった。
 京都府内では記録がある07年以降、日本紅斑熱による死亡事例の報告はない。

下記の図は、上記記事とは関係ありませんが、ネット検索で調べた情報ですので添付しておきます。

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マダニは、人の血を吸うと3~15倍に膨れます(提供:馬原アカリ医学研究所/徳島県)




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【 後記 】

もうすぐ狩猟が解禁されます。
ハンターは山に入る機会が一般人に比べ、マダニに噛まれる機会も多いと考えます。

以下、ハンターが知っておくべきマダニ感染症の概要を付記しておきます。

◎どんな病気?

ダニに刺されることで起こる感染症はリケッチアやウイルスという病原体を保有するダニなどに刺されることにより起こる感染症です。
2011年に初めて特定された、新しいウイルス(SFTSウイルス)を保有する「マダニ」に刺されることによって引き起こされる、「重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)」やリケッチアや細菌など病原体を保有する「マダニ」に刺されることで感染する「日本紅斑熱」「ライム病」「回帰」また、「つつが虫」に刺されることによって感染する「つつが虫病」などが主な病気です。
いずれも、すべてのマダニ、つつが虫が病原体を持っているわけではありませんが、ダニ等に刺されないための注意が必要です。

◎どんな症状?

●重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)

ダニに刺されてから6日~2週間程度で、原因不明の発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が中心です。時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)など様々な症状を引き起こします。重症化し、死亡することもあります。

日本紅斑熱・つつが虫病
ダニに刺されてから、日本紅斑熱は2~8日後に、つつが虫病は10~14日後に、高熱、発疹、刺し口(ダニに刺された部分は赤く腫れ、中心部がかさぶたになる)が特徴的な症状です。紅斑は高熱とともに四肢や体幹部に拡がっていきます。紅斑は痒くなったり、痛くなったりすることはありません。治療が遅れれば重症化や死亡する場合もあります。

ライム病
ダニに刺されてから、1~3週間後に刺された部分を中心に特徴的な遊走性の紅斑がみられます。また、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、倦怠感などのインフルエンザ様症状を伴うこともあります。症状が進むと病原体が全身性に拡がり、皮膚症状、神経症状、心疾患、眼症状、関節炎、筋肉炎など多彩な症状が見られます。

マダニ媒介性の回帰熱
ダニに刺されてから、12~16 日程度(平均15 日)に 発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛、関節痛、全身の倦怠感などの風邪のような症状が主で、時に、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸不全、出血症状(歯肉出血、紫斑、下血)が現れます。

いずれの疾患も、症状には個人差があり、ダニに刺されたことに気がついていなかったり、刺し口が見つからなかったりする場合も多くあります。見た目だけでの診断が困難です。治療が遅れれば重症化や死亡する場合もありますので、早めに医療機関に相談しましょう。

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2019年10月 9日 (水)

今朝の我家 気になる台風!

お早うございます。。。四国徳島は、気温18℃で肌寒い朝ですが良い天気です。
台風19号が日本に接近していますので、仔犬のお迎えがどうなるか心配しています。

さて今日は、今夏の猛暑で大変涼しくお世話になりました『寒冷紗』を撤去しましたのでその様子を紹介します。

今年の夏も本当に暑かったですね!・・・
寒冷紗の効果で約5℃余り温度が下がりますので、日中35℃を超える猛暑の中でも、コンクリート床面は30℃前後となり、身体を床にペタッとして寝転んでいますと、運動場周辺のコンクリート面の温度55℃前後と比べると、別天地でとても冷たく感じました。

この寒冷紗が無ければ、幾ら大型扇風機を回しても、運動場のコンクリート床面は35℃を超え、住めなかったと思います。
猛暑に寒冷紗は無くてはならない飼育管理の必須アイテムになっております。

写真は、運動場に寒冷紗を設置した様子です。
日中でも薄暗く、涼しく感じます・・・

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写真は、運動場の寒冷者を撤去した様子です。
寒冷紗を撤去するとバッと明るくなりみんな驚いていました(笑)。
特に始めてのナツの驚きは凄かったです・・・

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写真は、玄関前の花壇から運動場を見た様子です。
花壇には奥様が一年中色んな花を植えており、運動場からの眺めは最高です・・・

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写真は、奥様が屋敷の花壇に植えているコスモスです。
コスモスが咲くと、秋を感じます・・・

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【 後記 】
10月12日~14日の連休にかけて、全国から仔犬をお迎えに来る予定ですが???
同じ日に、大型で強い台風19号が日本に上陸する様です。
下の台風進路は、今朝のものですが、この進路ですと13日に関東地方に上陸する模様です。
兵庫、奈良、山梨、福井等からのお迎えがどうなるか?大変心配しております。
出来れば太平洋上にそれて欲しいと願っております。

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2019年10月 7日 (月)

アキ号 シカ有害駆除で大活躍!

お早うございます。。。四国徳島は、気温19℃で少し肌寒く感じますが、とても気持ちの良い朝です。

さて今日は、滋賀県に行っているアキ号のオーナーK氏より、久しぶりに便り(メール)が届きましたので紹介します。

メール(全文)

ご無沙汰しています。
アキは発情とかで、猟期後、有害駆除にも使っていませんでした。
私も講習等があり忙しかったことから、暫くは他犬共々山には行っておりませんでした。

9月29日(日曜日)、久振りに地元猟友会のシカ有害駆除にアキと参加しました。
アキは午前中に雌シカを見事な追跡で1頭捕獲した後、続けて雄シカも1頭を捕獲しました。

有害駆除は、午前中で終了し、解散しました。
そこで、午後からは単独で雄シカ1頭を捕獲しました。

アキは、久しぶりの山でしたが、本当によく頑張ってくれ、アキ様々の一日でした。

写真は、捕獲した雄シカとアキ号(写真左側)です。

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【 後記 】
アキ号は、2013年8月20日生で、当犬舎がサツマビーグルの保存普及活動を開始後、初めての仔犬として誕生(父:ハク号×母:エス号)しました。
若い時から猟欲が強く、スピーディな狩り込みから起こし、追跡、追い鳴きは実に素晴らしく、呼びに対しても素直に応じる秀逸犬でした。
2才頃から台牝としてスタートしましたが、仔犬はコハク号1頭を産んだのみで、台牝としては良い結果を残せませんでした。
しかし、持ち前のシカ猟犬としての猟芸でサツマビーグルの普及活動にはテツ号共々大いに貢献してくれました。
当時台牝は、エス号とエリー号が多くの素晴らしい仔犬を残しており、マレ号も鹿児島から入舎して来ました。
(その後エリー号はイノシシ猟で負傷し死亡しました)

上記事情から、アキ号は4才になった時、当犬舎の台牝生活に終止符を打ち、現オーナーの滋賀県K氏の下に旅立って行きました。
当時、K氏の下にはアキ号直仔のコハク号も居ましたので、2頭で数多くのシカを捕獲していました。しかし、残念ながらコハク号は一昨年にシカの有害駆除中に交通事故で亡くなりました。
その後、コハク号の代わりに1才になったばかりの牡ドン号を送りましたが、残念ながらイノシシ猟の翌日に原因不明で亡くなりました。
一昨年は、K氏にとって最悪の年で、コハク号、ドン号以外にもビーグル犬3頭を亡くしております。
現在K氏の相棒は、アキ号とその後入舎したビーグル2頭となっており、今猟期アキ号への期待は大きいと思います。

滋賀県にはK氏の他にI氏がおられ、当犬舎がサツマビーグルの保存普及活動に着手した時から今日まで多大なご協力を頂いており、大変お世話になっております。
当犬舎の種牡として大活躍したシロー号も先月I氏に飼育を託し、現在は氏の下で暮らしています。
シロー号もそろそろオーナー様にも慣れ、有害駆除に参加しその素晴らしい猟芸を駆除メンバーにも披露して欲しいと願っております。
シロー号には、引き続き滋賀県に於いてサツマビーグルの保存普及活動に頑張ってほしいと切望しております。

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2019年10月 5日 (土)

猟場下見ツーリングの準備!

お早うございます。。。四国徳島は、気温20℃で涼しくとても良い天気です。
最近、朝はモズ、夕方はシカの鳴き声が聞こえてきます・・・秋モード全開です!

さて今日は、ご主人様のもう一つの趣味、愛車ハーレーでの猟場下見ツーリングを紹介します。

今夏は、雨と猛暑で愛車ハーレーも車庫でお留守番状態が続いていました。
昨日は、久しぶりに涼しく天気も良いので、ハーレーを車庫から出し、午前中一杯を掛けて専用ワックス『花咲かG』でピカピカに磨き上げました。
このワックスは、ハーレー仲間では良く知られており、枯れ木に花が咲くように疲れた塗装、くすんだメッキやアルミがイキイキとよみがえります・・・本当に素晴らしい商品でお勧めします。

写真は、ピカピカに磨き上げられた愛車ハーレーです・・・。

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太陽に当たると眩しいくらい輝いています!
この後、点検(試乗)も兼ねチョイ乗りに行きました(笑)

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今後は、仔犬の世話が終わった後、9時頃から2時間余り、隣町の猟場を下見も兼ねて愛車ハーレーでツーリングをするようです。

何故に山(猟場)?と良く聞かれますが、山には車や人通りが少ない立派な県道や国道があり、道の両側は大きくなった杉や檜の森が続いており、その中をハーレー独特の重低音の鼓動を体感しながら走るツーリングはとても爽快の様です!。

要は、山道は日陰で涼しく、車や人通りも少なく老ライダーでも危険性が少ないと言うのが一番の理由と思いますが?(笑)

ツーリングでは、シカ、イノシシ、サル、カモシカ、アナグマ、タヌキ、ヤマドリ等に出会うことも多く楽しみの一つになっています。
また、山間集落の方や農作業をしている方にシカやイノシシ等の獣害をお聞きしたり、ハンターの有無や山道(林道)を教えてもらったり、住民とのコミュニケーションを図ることにより、新規猟場を見つけることも少なくありません。
この下見ツーリングは、新規猟場の発見と言う一石二鳥の効果があります。

後1ヵ月余りで狩猟解禁です!・・・が、今は一年中有害駆除がありますので、一昔前の様なドキドキ感は無いようです(笑)

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2019年10月 3日 (木)

環境省 鉛弾の全国禁止を検討!

お早うございます。。。四国徳島は、台風18号の影響か時より強い風と雨が降る天気となっています。

さて今日は、環境省がシカやイノシシ等の狩猟で鉛弾の使用を全国的に禁止する検討を始めると言うニュースを紹介します。

環境省のネット記事は、以下の通りです(原文)。

環境省は10月1日、シカやイノシシなどの狩猟で鉛弾の使用を全国的に禁止する検討を始めると発表した。
鉛弾をのみ込んだ水鳥などが中毒死するケースが相次いでいるため、既に禁止されている北海道以外にも対象地域を広げる考え。小泉進次郎環境相は同日の閣議後の記者会見で「北海道以外でも非鉛製銃弾への切り替えを進めていきたい」と述べた。
鉛は有害物質だが、安価なことから狩猟用の銃弾によく使われている。しかし、散弾銃により飛び散った鉛弾は、カモなどの水鳥が砂とともにのみ込み、体内に吸収される。また、撃たれた獣を食べるワシなどの猛禽(もうきん)類が鉛弾を摂取するケースもある。
環境省は今後、鉛弾の影響に関する実態調査や海外の事例収集を進めるほか、狩猟関係者と議論する。2021年度に鳥獣保護法の基本方針を改定する際に、全国的に禁止したい考えだ。 

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【 後記 】

先日、高知猟友会が全国に先駆け、猟犬にマイクロチップを装着(努力義務)することを発表しました。
この度は、猟銃への規制です・・・
高齢化でハンターが激減している上に、猟犬へのマイクロチップ装着!、この度は鉛弾の禁止!・・・等々。

ハンターは、出費が増えることや高齢化も相まって、今後猟を辞めるスピードに拍車がかかることも考えられます。

他方、新規ハンターの育成を農水省等が推進しています???
行政の政策が縦割りで、もっと省庁間で調整してやってもらわないと、本当に税金の無駄遣いも良いとこです・・・。


さて、愚痴はこのくらいにして本題に戻します・・・(笑)

現状の鉛弾が禁止になりますと、数々の問題が生じてきます。


鉛弾に代わりに、散弾銃では軟鉄弾、ライフル銃では銅弾、空気銃は錫(スズ)弾が使用される様ですが、価格的には可成り高くなるようです。軟鉄弾は国産がありますが、他は全て外国からの輸入品となります。
また、絞りのきつい銃で鉛より硬い散弾を撃った場合に起きる問題として、銃身の強度の弱い銃では銃身の一部が膨らむ恐れが有る様です。このため、自分の銃に合った適切な種類の散弾を選らばなければなりません。

以下、ネット検索で見つけた関連情報を付記して置きます。

●ライフル銃・・・銅弾の使用感に関するアンケート結果

 総括今回の結果は、1)命中精度は鉛弾に比べ若干落ちる場合もあるが、実猟上問題ないとの判断が多かった 2)銅付着のメカニズムと銅弾特有のクリーニング方法が説明された 3)銅付着に関連し、銃身の膨らみや横転弾などの事故は一切発生せず、これらの事故は一般的とは言えないの3点に集約される。したがって、これまで銅弾につきまとっていた「命中精度」、「銅付着(銃身の変形や横転弾の問題もここに含まれる)」、「殺傷力」に関する不信のうち、前2者の問題がほぼクリアされたと考えられる。 また、銃砲店、射撃指導員、行政、猟友会関係者、マスコミなどの立ち会いのもとに行われたことから、充分な客観性を持つものと判断される。

散弾銃・・・軟鉄弾

 軟鉄散弾は、鉛散弾と比べて「素材の比重が軽いため威力が落ちる」「硬いため銃身に与える衝撃が大きい(特にチョークの部分)」「高価」といった欠点があった。威力低下については使用散弾をやや大きくし、かつサイズが大きな実包を用いて弾数が減少しないようにすることで、対策とすることができる。
 銃身については、軟鉄散弾対応銃身を使用することで悪影響を避けることができる。しかしながら、旧来の鉛散弾用散弾銃では軟鉄散弾に切り替えた場合、鉛散弾を用いた場合と同様の威力は維持できない。そのため、狩猟用散弾銃には「鉛散弾時代のもの」と「軟鉄散弾が登場したあとのもの」との間で、多少の世代差が認められる。
 最近ではこうした鉛散弾時代のものにも鉛散弾と同じ感覚で使用できる非鉛性の散弾(タングスデンやビスマスが用いられる)も登場してきた。
 軟鉄散弾が広まることで、鉛散弾とは異なる新たな問題が起きることを指摘する意見もある。軟鉄散弾は通常、保存時の腐食を防ぐためにメッキが施されている物が多いが、猟場に放出され長期間放置されることで錆が発生し、流れのない溜め池などでは大量の軟鉄散弾による錆が浮くなどの問題が起きる可能性が指摘されている。


< 注意! >

北海道内では、本年10月1日以降、北海道エゾシカ対策推進条例に基づき鉛弾の所持が禁止されます。


【規制対象となる鉛弾】

  1 鉛を含む物質で作られているライフル弾

  2 鉛を含む物質で作られている粒径が7mm以上の散弾

  (スラッグ弾を含む)

 

   namaridannsyasin 

○ 違反した場合、3ヵ月以下の懲役又は30万円以下の罰金に処されます。

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2019年10月 1日 (火)

猟犬にマイクロチップ?

お早うございます。。。四国徳島は、気温23℃で曇り空ですが、午後からは小雨模様になる予報です。

さて今日は、高知県猟友会が猟犬にマイクロチップを装着(努力義務)すると言う驚きのニュースを紹介します。

高知新聞に掲載されていた記事内容は、以下の通りです(原文)

 県猟友会(高橋徹会長)は、猟師のモラル向上へ向け、猟犬のマイクロチップ装着に助成金を出すことを理事会で決めた。1匹につき2千円まで。10月1日から受け付けが始まる本年度の狩猟者登録の申請の際に、会員へ資料を配り周知を図る。
 6月の法改正で、ペットショップで販売される犬猫へのチップ装着の義務化(実施は3年以内)が決まるなど動物愛護への関心が高まる中、猟犬への誤解を招かぬために襟をただす狙い。本年度補正予算として250匹分、50万円を計上している。
 猟期が終わって不要になった犬を、山野に置き去りにする不心得な行動を抑止するとともに、猟の最中に迷子になって後日、捕獲された場合など、すぐに返却できる利点もある。
 
チップ装着は動物病院でのみ可能。チップ本体(1500円相当)は県獣医師会が会員病院に無償配布しているため、猟師の負担は装着料と登録料、診察料などの計4千円弱~約6千円(病院により異なる)。猟友会は、1匹につき代金の2分の1、上限2千円までを助成する。
 県猟友会が把握している県内の猟犬は約800匹。他にも多数いると言われ、250匹分では足りないが、高橋会長は「義務ではなく希望者への助成なので、まずは様子を見て、申請が多ければ予算追加もある。順次増やし、いずれ装着が当たり前になってくれれば。敬愛される団体を目指します」。
 
 この取り組みについて大日本猟友会(東京)の浅野能昭(よしあき)専務理事は「他県では聞いたことがなく素晴らしい試み。全国に広がってほしい」と期待している。(掛水雅彦)

《ズーム》マイクロチップ 長さ10ミリ、直径2ミリ程度の円筒形の電子器具。注射器に似た器具で、犬や猫の首の後ろの皮下に埋め込む。15桁の番号が記録されており、専用機器で読み取ると、データベースに登録された飼い主情報と照合できる。

写真は、犬の首筋に専用注射筒でマイクロチップを入れる様子です。

1001


【 後記 】
高知県猟友会は、全国に先駆けて猟犬へのマイクロチップの装着を行うことを決めた様ですが・・・問題がないわけではありません!。
犬を廃棄する一部の悪質者の為に、全ての猟友会員が迷惑を被っております。
この様な悪質者は、例えマイクロチップを装着していても、廃棄する前に触診で装着箇所をチェックし、皮膚を摘まんで切開しマイクロチップを取り出せば良いことぐらい百も承知で、何の意味もなしません。
また、情報は名前、生年月日、所有者、住所、電話番号等であり、これだけの情報であれば首輪に取り付けている名札と登録鑑札で十分に事は足ります。

何故今!、マイクロチップを装着するのか?・・・「マイクロチップの装着を歓迎するのは開業獣医と、猟友会幹部ぐらいでしょう!」と言う陰口も囁かれています。

動物愛護管理法では、2021年からペットショップ等で販売する犬、猫には法律でマイクロチップの装着が議員立法で義務付けられます。
罰則等については今後の検討課題のようですが、動物愛護団体等は動物の身体にマイクロチップと言う異物を生涯に渡り装着するのは動物虐待に当たる!として法の施行に猛反対しております。

何れにしても、飼育者が変われば(死亡した場合も含む)その都度日本獣医師会(マイクロチップ窓口)に手数料を支払い名義変更する必要があります。
愛犬が迷子になった時に便利(有利)と言う事だけで、全ての飼い犬にマイクロチップ装着を義務付けるのは問題が多いと言う意見もあります。

マイクロチップを装着すれば、犬や猫の不法廃棄の抑止(防止)や迷子が減る(元に戻る)!と言う考えは短絡過ぎる発想としか言いようがありません・・・。

逆に、要らぬ費用が発生するために不法廃棄犬が増えることも大いに考えられます・・・。

また、高齢化や銃規制の強化等によるハンターの減少に歯止めが掛からない今日・・・、もし全ての猟犬にマイクロチップ装着が義務化されるならば、更なる費用や面倒な登録手続き等が発生し、猟犬を手放し猟を辞めるハンターが一層増える可能性も少なくないと考えます。
そうなると、有害駆除を担っているハンターの著しい減少から、イノシシ、シカ、サル等の害獣天下となり、社会不安が増大することも連想されます・・・。

皆さんは、マイクロチップの装着効果(上記の青字)をどのように思われますか?

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