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2019年10月 3日 (木)

環境省 鉛弾の全国禁止を検討!

お早うございます。。。四国徳島は、台風18号の影響か時より強い風と雨が降る天気となっています。

さて今日は、環境省がシカやイノシシ等の狩猟で鉛弾の使用を全国的に禁止する検討を始めると言うニュースを紹介します。

環境省のネット記事は、以下の通りです(原文)。

環境省は10月1日、シカやイノシシなどの狩猟で鉛弾の使用を全国的に禁止する検討を始めると発表した。
鉛弾をのみ込んだ水鳥などが中毒死するケースが相次いでいるため、既に禁止されている北海道以外にも対象地域を広げる考え。小泉進次郎環境相は同日の閣議後の記者会見で「北海道以外でも非鉛製銃弾への切り替えを進めていきたい」と述べた。
鉛は有害物質だが、安価なことから狩猟用の銃弾によく使われている。しかし、散弾銃により飛び散った鉛弾は、カモなどの水鳥が砂とともにのみ込み、体内に吸収される。また、撃たれた獣を食べるワシなどの猛禽(もうきん)類が鉛弾を摂取するケースもある。
環境省は今後、鉛弾の影響に関する実態調査や海外の事例収集を進めるほか、狩猟関係者と議論する。2021年度に鳥獣保護法の基本方針を改定する際に、全国的に禁止したい考えだ。 

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【 後記 】

先日、高知猟友会が全国に先駆け、猟犬にマイクロチップを装着(努力義務)することを発表しました。
この度は、猟銃への規制です・・・
高齢化でハンターが激減している上に、猟犬へのマイクロチップ装着!、この度は鉛弾の禁止!・・・等々。

ハンターは、出費が増えることや高齢化も相まって、今後猟を辞めるスピードに拍車がかかることも考えられます。

他方、新規ハンターの育成を農水省等が推進しています???
行政の政策が縦割りで、もっと省庁間で調整してやってもらわないと、本当に税金の無駄遣いも良いとこです・・・。


さて、愚痴はこのくらいにして本題に戻します・・・(笑)

現状の鉛弾が禁止になりますと、数々の問題が生じてきます。


鉛弾に代わりに、散弾銃では軟鉄弾、ライフル銃では銅弾、空気銃は錫(スズ)弾が使用される様ですが、価格的には可成り高くなるようです。軟鉄弾は国産がありますが、他は全て外国からの輸入品となります。
また、絞りのきつい銃で鉛より硬い散弾を撃った場合に起きる問題として、銃身の強度の弱い銃では銃身の一部が膨らむ恐れが有る様です。このため、自分の銃に合った適切な種類の散弾を選らばなければなりません。

以下、ネット検索で見つけた関連情報を付記して置きます。

●ライフル銃・・・銅弾の使用感に関するアンケート結果

 総括今回の結果は、1)命中精度は鉛弾に比べ若干落ちる場合もあるが、実猟上問題ないとの判断が多かった 2)銅付着のメカニズムと銅弾特有のクリーニング方法が説明された 3)銅付着に関連し、銃身の膨らみや横転弾などの事故は一切発生せず、これらの事故は一般的とは言えないの3点に集約される。したがって、これまで銅弾につきまとっていた「命中精度」、「銅付着(銃身の変形や横転弾の問題もここに含まれる)」、「殺傷力」に関する不信のうち、前2者の問題がほぼクリアされたと考えられる。 また、銃砲店、射撃指導員、行政、猟友会関係者、マスコミなどの立ち会いのもとに行われたことから、充分な客観性を持つものと判断される。

散弾銃・・・軟鉄弾

 軟鉄散弾は、鉛散弾と比べて「素材の比重が軽いため威力が落ちる」「硬いため銃身に与える衝撃が大きい(特にチョークの部分)」「高価」といった欠点があった。威力低下については使用散弾をやや大きくし、かつサイズが大きな実包を用いて弾数が減少しないようにすることで、対策とすることができる。
 銃身については、軟鉄散弾対応銃身を使用することで悪影響を避けることができる。しかしながら、旧来の鉛散弾用散弾銃では軟鉄散弾に切り替えた場合、鉛散弾を用いた場合と同様の威力は維持できない。そのため、狩猟用散弾銃には「鉛散弾時代のもの」と「軟鉄散弾が登場したあとのもの」との間で、多少の世代差が認められる。
 最近ではこうした鉛散弾時代のものにも鉛散弾と同じ感覚で使用できる非鉛性の散弾(タングスデンやビスマスが用いられる)も登場してきた。
 軟鉄散弾が広まることで、鉛散弾とは異なる新たな問題が起きることを指摘する意見もある。軟鉄散弾は通常、保存時の腐食を防ぐためにメッキが施されている物が多いが、猟場に放出され長期間放置されることで錆が発生し、流れのない溜め池などでは大量の軟鉄散弾による錆が浮くなどの問題が起きる可能性が指摘されている。


< 注意! >

北海道内では、本年10月1日以降、北海道エゾシカ対策推進条例に基づき鉛弾の所持が禁止されます。


【規制対象となる鉛弾】

  1 鉛を含む物質で作られているライフル弾

  2 鉛を含む物質で作られている粒径が7mm以上の散弾

  (スラッグ弾を含む)

 

   namaridannsyasin 

○ 違反した場合、3ヵ月以下の懲役又は30万円以下の罰金に処されます。

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