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2020年7月23日 (木)

突然のハンターの死・・家族は?

お早うございます。。。四国徳島は、気温30℃でとても蒸し暑い天気です・・(>_<)


さて今日も、ハンターに有り勝ちな暗い悲しいお話しです。

何故こんな話をするのかと!言いますと?・・・

サツマビーグルのオーナー様から、久しぶりに電話があり、ある方が猟犬の始末に困っている?とのこと・・・。

話をよく聞きますと!、60才前の若いハンター(比較的?)が心筋梗塞で突然亡くなったらしいのです・・(-_-;)

その方は、建設会社の社長をされていたらしく、羽振りも良かったことから全国から良い犬をかき集め、自分の犬(系統)を作っていた様です。

建設会社の資材置き場の裏山一帯を整地(開墾)し、大きな犬舎と猪の訓練場を作り、猟犬は20頭余り、猪も大小5頭頭余り飼育していた様です。


これからが本題の話になります!・・・

ハンターが突然亡くなると、一般の方と違い、多く問題が残ります・・(≧◇≦)

問題点を上げますと!・・①鉄砲、②猟犬、③猟具・・等があります。


先ず、鉄砲ですが・・・

銃刀法では、猟銃保管庫の鍵は自分で管理することが義務付けられており、家族はその所在は知らされていません!・・

そこで!、ご家族の方は、早速、猟友会長に連絡(相談)し、所轄の警察署に連絡・・。

その後、生活安全課員立会いの下で保管庫を開錠し、ライフル銃2丁と散弾銃2丁を鉄砲店に引き取って貰った様です。


次に、猟犬ですが・・

これが一番問題で!、、、未だに犬が半分以上残っている様です・・(>_<)

ご家族は、猟犬の処分(里親)は猟友会長に一任した様ですが、みんな日本犬(地犬)で・・犬舎に近寄るなり物凄い剣幕で吠え立て飛び掛かって来てくる始末!、、、これには会長も手も足も出せないとお断りされた様です。

現在、猟犬の約半分は亡くなったハンターの猟友達が引き取ってくれたようですが、まだ性格の悪い犬が10頭余り残っている様です・・(>_<)

犬の管理は、餌と飲み水は何とかやっているようですが、犬が犬舎に入れてくれないので、衛生状態は可成り悪くなっている様です。

行きつけの獣医に頼み、安楽死をお願いしましたが断られた様ですが、動物愛護センターに相談するように勧められましたが、これも引き取りは断られた様です。

そこで現在は、亡くなったハンターの猟友にお願いし、何とか飼育している状態らしいです!・・

時たま!・・話を又聞きしたハンターが犬を見には来ますが、みんな犬の状況を見るや!断念し、引き取り手は全くない様です・・(>_<)


最後に、猟具・その他ですが・・

無線機、GPSドックマーカー、猟鉈、ナイフ等の猟具の他、スコープ、ガンケース等の銃関係の持ち物は、全て貰い手があった様です。



【 後記 】

この度のケースは、ハンター全員の問題でもありますよね!・・

ご主人様も、今年9月で古希(70才)を迎えますので、真剣に終活を考えないといけない!と申されています。

まだまだ!・・なんて思っていても、この度のハンターの様に、突然亡くなることもあります。

我家にも現在、サツマビーグルが7頭(牡3、牝4)居ますので、今後は半分程度まで減らされると思います・・(>_<)

幸い!・・我々サツマビーグルは日本犬と違い、とても従順で温和な性格をしていますので、里親探しはホームページ『 日本狩猟犬サツマビーグルの郷 』等を通じて行えば、保存会員様等が引き取ってくれると!・・ご主人様は楽観視されています(考えが甘いかも?)。


我家の訓練法は、先ず生後4ヵ月~6ヵ月に掛け、他人や他犬等と仲良くできる社会勉強(学習)をしっかり行った上で、山入訓練を開始する様にしています。

ご主人様の猟犬哲学として『 猟犬は、狩猟犬の前によき家庭犬で有るべし! 』が持論で有ります!。

幾ら!・・猟が上手でも、人畜に危害を加える様な狩猟犬は何の価値もありません!・・


この度亡くなったハンターは、兼ねがね猪猟犬は、人に慣れさせてはいけないと?!・・わざわざ人里離れた山中に犬舎を構え、人に合わせない環境で飼育していた様です。

その為!・・ 犬が野生化していた様です・・(>_<)


間違った猟犬の飼い方が、この度の様な里親が見つからないと言う!・・残された家族にとっては何とも厄介な問題を残す結果となりました。
しかし、残された猟犬には何の罪もありません!・・本当に可愛そうですよね!・・(>_<)

話は少し変わりますが・・

『 狩猟・ハンティング部門 』に参加されています!・・中谷さん、じゃんさん、あっきょさん等は、日本犬(地犬)や洋犬(半血犬)を猪猟犬として飼育されています。

しかし、兎に角・・犬を大事にされ、家族の一員としの躾もしっかりされていますので、猟場では凄い狩猟犬に変身しますが、一旦家にかえれば従順で温和な家庭犬に戻っています!。

とても素晴らしいことです!(拍手)・・狩猟犬はみんなこうありたいですね!・・(^O^)/


本日の最後は、懐かしい約30年前のノウサギ猟の様子(写真)を紹介し終わりとします。

ご主人様(写真左)も40才前後でとても若々しいですね!・・(^-^;

ご主人様の隣は、ノウサギ猟の師匠・・故前田等氏です。

師匠も!・・とても犬を大事にされる方で・・猟犬や狩猟のイロハを教えて頂きました!・・(^.^)/~~~

写真の右前のビーグルが『 第12回全猟全国ビーグル猟野競技決勝大会 』で全国優勝したマリー号です。

当時も、犬舎には何時も10頭余りビーグルが居ましたが、ご主人様の勤務先が遠い関係で犬の管理は全て奥様任せだった様です(感謝!)

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どうでしたか?

ハンターの死は、一般の方と異なり、鉄砲、猟犬、猟具等が残されます!・・
この度の事例で、ハンターの多くは好き勝手放題遊んで来た関係上、最後ぐらいはご家族に迷惑を掛けない「終活」が必要だ!と痛感された方も多いと思います!。


本日も・・最後までお付き合い下さり、ありがとうございました!(感謝)

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拝読後のご感想で・・・
ハンターの終活は、さんざん迷惑を掛けて来た家族への最後の恩返し!
と思った(感じた)方は・・

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