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2020年8月26日 (水)

狩猟無線を考える(2)

こんにちは。。。四国徳島は、朝夕は大分涼しくなってきましたが、まだ日中は気温35℃前後の暑い日が続いています。

最近、夜明けが遅くなり、ご主人様が犬舎にやって来るのが午前5時20分頃になっています。
以前の様に5時ですと、まだ薄暗く、照明を点灯しないと飼育管理は出来ません・・
季節の移り変わりが、本当に肌に感じるようになりました。



さて今日は、猟犬の位置情報を知るには無くてはならない犬用無線機『 ドックマーカー 』について考えて見たいと思います。

( 写真は全てイメージです )


猟犬に装着する無線(ドックマーカー)は、現在、2mバンド、GPSドックナビの何方かを使用していると思います。


2mバンドは、犬の鳴き声は聞こえますが、正確な所在(位置)が分かりにくいので、現在使用されている方は少ないと思います。

当然、本機を使用すると電波法違反に問われます!・・(>_<)

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その代わり登場したのが、10年程前から凄いスピードで普及したAEG社製のガーミンアストロ320シリーズです。

この製品が登場してから「 犬探し 」は殆ど無くなったし、捕獲するにしても犬の動きが現地の地図上に表示されますので「 猟果 」も大きく向上しました。

また、追い鳴きが全くない猟犬でもこのマーカーの出現で、狩猟犬としての活躍の場が開けました!・・(^^♪

以前の2mのマーカーとは、比べ物にならない程優れていましたので、マーカーと受信機のセットで約13万円と高価でしたが、あっという間に全国に広がりました。

追跡が深いハウンドも・・もう犬探の必要なくなりました・・(*´▽`*)


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ところが!・・この製品が5年ほど前から急に電波法に違反しているとして、使用禁止となりました!・・(>_<)

理由は、ガーミンアストロの場合は官公庁やライフライン系の業務用の通信周波数とドンピシャで被っており、仮に無線通信士や無線技士の国家資格を所有しても使用許可が下りない商品だからです・・(>_<)

当然使用しますと、電波法違反となり、懲役1年以下又は100万円以下の罰金が科せられます・・(>_<)


しかし、現在は古野電気社から電波法に適合した技適GPSドックナビが販売されています!・・

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このドックナビ販売に当たっては、当時陰で色々と生臭いうわさ話があったと聞いております。

それは!、
アストロ使用の違反報道は製品開発が出来るのを待っていたかの様な絶妙なタイミングで行われたからであります。

そして、その後は総務省や大日本猟友会も違法ドックマーカー「アストロのこと?」の使用を禁止する注意喚起を関係誌等を通じて執拗に行っています。

当初、アストロを使用していたハンターは、この時初めてアストロ使用が違反と知った方も多かったと思います・・(>_<)

こんなことも知らずに購入し使用していたハンターは、まさに寝耳に水で『 今まで使用しても何も言わなかったのに! 』等々、今さら違法と言われても承知できない!と、今日に至っている方も少なくないと思います。

更に追い撃ちがかかりました!・・

それは『 有害駆除 』です!

ご存知の様に現在行われいる有害駆除には、捕獲報償金や日当等が支給されているため『 業務 』として位置づけられています!。

その為、前回お話ししました2mバンドのアマチュア無線機も同様、有害に使用しますと電波法違反となり罰則が科せられます。

即ち!、有害駆除は業務で行う以上、法令遵守が原則であり、犬用無線のアストロも2mバンドのアマチュア無線も使用しますと電波法違反となる他、業務上過失違反に問われる恐れもあります。

当然、鉄砲の所持許可は取消になると考えられます!。。。


ところで!・・古野電気社製のGPSドックナビは電波法に適合しているとは言え、受信機とドッグマーカーをセットで新規購入すると約18万円もします・・(@_@)

当局や大日本猟友会は、これを猟犬に装着するよう指導していますが、購入補助金等を出すなんてことは何一つ言っておりません!・・(>_<)

駆除隊員からすれば、折角今持っているドックマーカー「 アストロ等 」も奥様に泣きつきようやく手に入れたのに、また適法(技適)のドックナビを購入するとなれば?・・当然奥様からは『 有害駆除を止めなさい!・・どうして年金生活でそんな高価な物が買えるの? 』と、怒鳴られるのが関の山と思います・・(>_<)


そのことを知ってか知らずか?、、当局(市町村)はドックマーカーも2mバンド無線も違法と分かっていても補助金を出すことも出来ず、有害駆除での使用を黙認しているのが現状と思います。

仮に!、取締りを厳しくし電波法違反で駆除隊員が問われれば、誰も有害駆除はやらなくなると思います。

つまり!・・・今後は銃器と猟犬を使用した有害駆除は姿を消し、罠のみの活動になると思います・・(>_<)

しかしながら!、罠も一時期と違い、イノシシやシカ等の罠に対する学習能力は大きく向上しており、現在思う様な捕獲数は確保できていないのが現状と思います。

やはり!、現に食害をしている害獣を確実に捕獲するには、猟犬を使用し銃器で捕獲すると言う伝統猟法に勝るものは無いと考えます。

しかし、銃器(猟犬)使用には、上記した矛盾(電波法等)が解決された訳ではなく、今後も有害駆除活動と違法との綱引きは「グレー」な状態が続くものと推測します。



【 後記 】

電波法違反について、更にネット検索してみました!・・

最近では年間500~700人が電波法違反で検挙されておりますが、そのうちドッグマーカー等の動物用の発信器で捕まっているのは数人で、主にアマチュア無線用の電波を無許可で使った方々でした。

・・・からと言って!、違法使用を助長するものではありませんので、あくまで使用は自己責任でお願いします!・・


有害駆除隊(ハンター)に全ての責任を負わせ・・どうか駆除をして下さい!なんて都合のいい当局のお願いはもう通りません!(>_<)

当局や大日本猟友会等は、ハンターの増員も結構ですが、今ハンターが一番問題視している案件に耳を傾け、速やかに解決することが先決と考えます!。。。

ハンターは高齢で年金生活者が多い上、順法を立てに高価なデジタル無線やGPSドックナビを購入するよう指導を厳しくすると・・後5年もしない内にハンターは消滅(自滅)すると推測します・・(>_<)

それよりも、農林水産省等に働きかけ、狩猟無線『 技適ドックマーカー・レジタル無線機など 』を新規に購入しようとする有害駆除隊員には「 機器購入補助金 」を支給する等の制度改革を行うのが最良と考えます!。



本日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました!(感謝)

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拝読後のご感想で・・・
当局は、今後も有害駆除を猟友会に依存するならば狩猟用無線機購入(犬用・人用など)の補助金支給を行うべきである!
と思った方は・・

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