マダニ感染症に注意!
四国徳島は、今日はとても良い天気でした。
温かくなると厄介なのがマダニ感染症です。
昨日、ソラは山入しイノシシからの恐怖心から完全復帰したことをお伝えさせて頂きました。
ソラも昨日は、疲れてぐっすり眠っていたと思います。
ご主人様は、今日も何時もと同じように、朝6時40分頃に犬舎にやって来て、我々を運動場に出してくれます。
我々は、早速トイレを済ませます。
ご主人様は、この間に我々の朝食を準備します。
その後、トイレを始末し、汚れたコンクリート床を綺麗に水洗し、ドライワイパーで水切りをしてくれます。
そして!、いよいよ朝食を運んでくれます。
我々が食事をしている間に、犬舎のケージのスノコを持ち上げ、下に溜まっている抜け毛を綺麗に掃き取ってくれます。
ここからが、今日のブログのテーマのお話しとなります。
ご主人様が、昨日山入したソラのケージのスノコを持ち上げた時の様子です。
遠目には抜け毛が少し見える程度で綺麗ですが・・
近づいて見ますと、下の写真の様に1mm程の極小さい黒いものが沢山見えます。
上の写真は、ケージの床の一部分ですが、全体では数百余りあります。
更に、近づいて詳しく見て見ますと、下の写真のマダニの死骸でした。
※ マダニ駆除剤投与による死骸です。
我々は、一年中を通して、下の写真のマダニ・ノミ駆除剤を、毎月1日に投与(経口)してくれます。
この薬の効果は、約1ヵ月間持続し、山入で身体に付着したマダニも約8時間で除去できます。
我々は、この薬のお陰でとても助かっています。
写真の薬は大型犬(25~50kg)用で、我々の体重は約20kgですので、半分に割って朝食のドックフードと一緒に食べています。
お薬は、少々お高いですが、半分で済みますので安く済んでいます。
お薬は、ご主人様がネットで購入しています。
お薬は、一度に沢山購入する毎に安くなりますので、1年分をまとめて買っています。
さて、話をマダニ感染症に戻すことにします。
マダニ感染症は、ウイルス(SFTS)を保有するマダニに咬まれることによって感染します。
マダニ感染症は、活動が盛んになる春~秋に掛けて多く感染しています。
感染は、マダニに咬まれてから6日から2週間程度の潜伏期間を経て、主に原因不明の発熱,消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が出現します。
2013年から19年11月末までの報告をみますと、患者総数492人の約14%に当たる69人が死亡しています。
発生地域は九州や西日本中心ですが、近年は関東(東京都)でも確認されています。
山入した後、発熱や全身のだるさ、下痢や腹痛などの症状がある場合は、速やかに掛かりつけの病院で診察をしてもらうことが必要です。
その場合、ハンターであることや何日前に山入した等々を医師に報告することも診断に役立ちますので、忘れない様にしましょう!。
特に、老ハンターは感染するとコロナ同様、重症化することも少なくないと言われていますので、山入前にはマダニ防止剤の噴霧、また車に乗る前には衣服に付着しているマダニをガムテープ等を適切な長さに切り、衣服をペタペタと張っては剥がしを繰り返しマダニを取り除きましょう!
マダニは、成虫でも2mmと小さく、春先は幼ダニも多く発生します。肉眼では見えない場合もありますので、ガムテープで接着して除去することは有効と考えます。
下の写真は、マダニの成長を段階的に取ったものです。
写真右端の成虫で約2mmですので、左端の幼ダニが如何に小さいかがお分かりと思います。
4月からの有害駆除や訓練等で山入する場合は、衣服へのマダニ付着防止対策を十分に行い、マダニ感染症に注意しましょう!
そして、猟犬には上記しましたマダニ駆除剤等を投与し、何時も猟犬に付着するマダニを除去しておきましょう!
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