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2021年3月 8日 (月)

シカ猟の死骸放置絶えず! 

今朝、四国徳島は雨が降っており、山入はお休みです。


そこで、ご主人様は何時もの様に、お気に入りの椅子に座り、TVを見ながら、膝にPCを置きネット検索をしています。

とても器用なことをしていますが、これが一番のお気に入りスタイルなのです・・(^.^)


さて本日は、そのネット検索で見つけましたけしからんニュースを紹介します。

( 出典:北海道新聞 3/8 )

下の写真は、狩猟後に放置されたエゾシカの残滓(ざんし)

38

 

次に、記事をご覧ください!

【小平】シカ猟のハンターが、死骸や解体して肉を取った後の残滓(ざんし)を違法に放置する事例が町内で相次ぎ、道猟友会留萌支部小平部会と留萌署が合同で6日、町内の猟場をパトロールした。この日は風雪が強く、シカが山林内にとどまっていたためか、死骸などの放置は確認されなかったが、猟期が終わる今月末まで巡回を続け、ハンターへの指導を強化する。

パトロールを行った同部会の中村知広部会長によると、今猟期で最初に死骸放置が確認されたのは2月14日。町内の私有地で、ハンターから「シカを撃たせてほしい」と頼まれた地主の住民がその後、撃たれて死んだシカ2頭を見つけた。ハンターは死骸を回収することなく、立ち去った後だったという。



【 後記 】

北海道のエゾシカ猟は、道外からも沢山のハンターが来られている様です。

殆どが、車での流し猟で、ライフル銃での捕獲です。

ただ単にライフル銃で撃つだけで獲物は回収せずに放置する者、あるいは撃ったシカの角又は背ロースのみを取り後の残滓は放置する者等々、ハンターとしてのモラルが欠如している者が後を絶たないと嘆かれています。

これらの行為は、廃棄物処理法違反となり、罰則が科せられます( 5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金  )

このシカの残滓は、北海道だけではなく、全国的に見られると言われています。

特に、シカに於いては、角と背ロースを取った後は放置されていると言う話は良く聞きます。

中には、有害駆除で捕獲したイノシシやシカの背中に白いペンキで日付が書かれているものも少なくない様です!

これも捕獲報償金目当てのハンターの仕業と思いますが、同じハンターとしてとても恥ずかしく許しがたい行為と思います。

イノシシやシカの食害が増え、農林事業者が困っていることから有害駆除で数を減らすことは理解できますが、駆除は獲物の命を奪う行為であり、それなりの弔いをしてやるのがハンターのモラルと思います。

金儲けの殺し屋ハンターだけにはなりたくありません!

残滓を放置していると、グループでの有害駆除で猟犬を放犬すると死臭の下に走り、ガリガリとやって猟にならないと嘆いておられるハンターも少なくありません!

このことは、我々の猟場でもしばしば見られます。

ひと昔前までは、残滓を放置しても一週間もすると何も無くなっている・・と言う話はよく聞きますが、現在はそれを掃除するタヌキ、キツネ、イタチ、イノシシ等の減少が進んでいる猟場ではそのままで腐敗しており、犬を山に入れても猟にならないと言う話は良く耳にします。

・・・ので、中には犬猟を諦めワナ猟に転換する者もいると聞きます・・(>_<)


本当に、シカが増えすぎ捕獲数が格段に多いのが原因と思いますが、ハンターが捕獲報償金で餌付けされている様な現状では、ハンターのモラル等を唱えても皆無と思います!・・本当に弱ったものです・・(>_<)


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