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2021年4月19日 (月)

北米から狂鹿病が世界に広がる恐れ!

本日は、豚熱のイノシシ感染に続き、シカの狂牛病=狂鹿病がアメリカで感染が確認れ25州に拡大していると言うショッキングなニュースの紹介です。

こんな感染病が日本に入って来たら、大物猟をしているハンターにはやっかいなことになります・・(~_~;)

豚熱や狂鹿病でイノシシやシカが死亡し、減少することは農林業従事者には良いかも知れませんが、自然界の多様性が失われることにもつながります。


先ずは、そのニュースからご覧ください!

( 出典:ニューズウイーク日本 4/8 )

<シカの狂牛病=狂鹿病が、アメリカ25州で感染が確認され、カナダ、欧州、韓国に感染が広がっている......>

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シカ慢性消耗病(CWD:狂鹿病やゾンビ鹿病とも呼ばれることがある)は、シカ、ヘラジカ、トナカイ、ニホンジカなど、シカ科動物が罹患する伝達性海綿状脳症(TSE)である。いわゆる「狂牛病」として知られるウシ海綿状脳症(BSE)と同様に、感染性を持つ異常プリオンタンパク質が神経組織などに蓄積し、数ヶ月から数年にわたる潜伏期間を経て、やせ衰え、よだれを垂らすといった症状があらわれ、やがて死ぬ。

シカ慢性消耗病を引き起こす異常プリオンタンパク質は糞便や唾液、血液、尿などの体液を介して感染するほか、土や食料、水が汚染されることでも感染が広がると考えられている。

アメリカ25州、カナダ、欧州、韓国に感染は広がった

シカ慢性消耗病は、1967年に米コロラド州で初めてその症状が確認され、1978年に正式に伝達性海綿状脳症の一種として分類された。米国では、2021年1月時点で、カンザス州、ネブラスカ州など、中央部を中心に25州で感染が確認され、カナダでも、サスカチュワン州、アルバータ州などで確認されている。

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2001年には、韓国で輸入したカナダのシカから感染が広がった。
欧州では、2016年、ノルウェー南西部ノールフィエラで生息する野生のトナカイで初めて感染が確認され、その後、スウェーデンやフィンランドでも見つかっている。
なお、これまでに日本での感染は確認されていない。


【 後記 】

豚熱に感染したイノシシから飼育豚に感染が広がり、何十万頭という大量の殺処分が行なわれ、現在では飼育豚にはワクチン接種が行われ終息に向かっているようですが、野生イノシシの感染拡大は全国に広がっています。

その際、シカは問題ないと言うことで、増加の一途を続けいます。

ところが、この度のニュースで、シカが狂鹿病ウイルスに感染したら殆どが死亡すると言う恐ろしい病気がアメリカ全土に拡大しており、カナダや韓国にも鹿肉の輸入等により持ち込まれ、シカの感染が確認されています。


イノシシは豚熱、シカは狂鹿病により激減する事態も無きにしも有らず、農林業従事者には良いかもしれませんが自然界の生物多様性からみると大きな問題になると考えます。

その為にも、今後はアメリカ、カナダ、韓国等の狂鹿病の感染国からの鹿肉や加工品の持ち込みには十分な検疫体制が必要と思います。

人間は新型コロナ、イノシシは豚熱、シカは狂鹿病・・・と、本当に地球は感染病や気候変動等で生活圏を失いつつある現状ですが、我々には何もする手立てはありません。

これらは、地球温暖化が原因だと!唱える専門家も少なくありません!・・


本日は大物猟ハンターには暗い話となりましたが、当局による狂鹿病の国内感染を是非阻止してほしいと願っております。


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