山は有害の罠だらけ!
本日は、全国の猟友から頂いた便りのお話しです。
3月31日で、全国の猟期が終了しました。
当地もそうですが、4月1日から10月末頃まで「有害鳥獣駆除」が始まった所も多いと思います。
鳥類は銃器を使用しますが、獣類は一人で捕獲できる罠を使用する方が多いと思います。
現在は、捕獲報償金目当てのハンターが多いためか、猟犬を使ったグループ猟は昔の話。。。
現在は昔と違い、獲物が多いので猟犬を使わなくても沢山捕獲できる環境です。
更に、ワナ猟も箱罠ではなく、一人で沢山設置できる括り罠が主流となっています。
罠猟師曰く『 犬を飼えば餌代も居るし管理も大変! 反面括り罠は設置して置けば後は見回りだけ! 』。
犬猟の楽しさも忘れ、金儲けに熱中する老罠猟師の多い事!・・(-_-)
ご主人様は、狩猟はあくまて趣味、有害駆除は社会貢献・・と、他の老ハンターとは一線を引いています。
お金が絡むと・・猟場の取り合い等で猟友会もギクシャク・・(≧◇≦)
誰かが言っていましたが『 ハンターは捕獲報償金で餌付けされている 』・・正にその通り!
・・・・・・
前置きは、このくらいにして本題に移ります。
若犬を訓練しょうとしても、猟場は括り罠だらけで危なくて放せないと言うのです。
( 写真はイメージです)
また、訓練していると、どことなく怖そうな老ハンターがやって来ては『 他所の山でヤレ! 』と怒鳴って帰る様です。
またある時は、訓練犬が括り罠に掛かり、ワイヤーを切断しても良いかと尋ねると『 罠代を払ってくれたら良い 』と言うらしいのです。
一昔前までは、犬猟師が威張っていましたが、今や真逆の状態。。。
猟友会組織も、執行部は犬猟師であったものが、今や罠猟師に隅に追いやられていると聞きます。
今後、猟場は罠ばかりとなり、犬猟(銃猟)は出来なくなると危惧されています。
即ち!、非猟期中に若犬の訓練が出来ないとなれば、犬猟も次第とすたって行くと考えられます・・(>_<)
犬好きの老ハンターは、ご主人様の様に『ワナはやらない』と言う方も多く、犬と一緒に山入出来ないとなると鉄砲撃ちは止めなければなりません!
幸い当地は、ワナは確かに多いですが、車が入れない猟場にはワナを掛けるハンターも居ません!
・・ので、林道が崩壊し、車が入れない猟場を探して若犬の訓練をしています。
恐らく、罠猟師も年を取り、罠を仕掛ける条件としては車が通れること、設置場所は搬出が楽な林道法面の直ぐ上、そして忘れ防止用の目印にビニールテープを罠の上の木に括りつける等が、当地の罠猟師のやり方です。
林道に入り、法面の上に赤いテープがぶら下がっていると、ここには括り罠がありますよ!と親切に教えてくれている様なものですので、犬猟師は凄く助かっています・・(^^♪
お陰様で、我々も括り罠に掛かったものは誰もいません!
下の写真は、所有者の表示もない違法罠に掛かって死んでいたシカです・・(~_~;)
最近、罠免許を持たずに括り罠をやる違反者も多いと聞きます・・( 困ったものです )
我々の様な追跡犬は、猪犬の様に訓練場でイノシシに当てると言う訳には行かず、やはり猟場で実際にシカやノウサギ等を捜索させ、起こし、追跡、呼び戻し等を訓練しないと、中々良い追跡犬にはなれません!
当然のことして、有害駆除中の捕獲報償金目当ての罠猟師とのトラブルが発生することも少なくないと思います。
お金が絡んでいますので難しい問題とは思いますが、何とかお互いハンター同士、じっくりと話し合えば分かってもらえると思うのですが・・。
しかし、話し合いの場に付かない問題猟師が居るのも少なくありません!
本当に困ったものです!!!・・(~_~;)
・・と言うことで、本日はこの辺で失礼します゜・・(@^^)/~~~
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