サツマビーグルの全国分布と今後の課題!
先月、フジテレビ『 坂上どうぶつ王国 』で放送されました激レア犬種ランキングにおいて、我々サツマビーグルが第一位にランクされました。
全国からの問い合わせは、今も続いております・・( 感謝! )
放送をご覧になった愛犬家から、「おめでとうございます」と祝福を頂きますが、ご主人様は至って平静です・・。
それは、激レア=飼育数が少ない・余り知られてない・・と言うことであり、我々が絶滅寸前の犬種であると証明されたものも同然・・。
もう一つ、手放しでは喜べない心境の様です。
さて、本日は8月1日現在での我々サツマビーグルの全国分布の最新情報を紹介させて頂きます。
本年度に入り、京都マリーの仔犬4頭と我家のソラの仔犬3頭が新たに加わりましたので、集計値を更新しました。
現在、分布は34道府県、飼育頭数は139頭になっていますが、やはり激レア犬種ですよね!。
それでは、現在の全国分布の最新情報をご覧ください。
( 出典:日本狩猟犬サツマビーグルの郷 )
1)純血サツマビーグルの現状
2021年(R3)8月1日現在の日本国内における純血サツマビーグルの現状は、下記の通りである。
尚、下記の調査結果は、日本狩猟犬サツマビーグル保存会員が飼育しているものであり、会員外の飼育については除外している。
●飼育頭数は139頭である。雌雄の割合は、牡92頭対牝47頭となっており、遺伝的に牡化の傾向が認められる。
●使用区分は、狩猟用と愛玩用の二通りで、割合は9対1となっている。
狩猟の用途は、多い順にシカ猟、イノシシ猟、ノウサギ猟、クマ猟となっている。
●分布は、北は北海道、南は鹿児島まで幅広く飼育されており、国内47都道府県の内34道府県で飼育されている。
この度は、長野県が新規に追加されました。
●飼育者の年齢構成は、20代、30代、40代、50代、60代、70代、80代と幅広いが、多くは65才以上の高齢者となっている。
◎サツマビーグルの飼育頭数( 2021.8.1現在 )
139頭 ( +3 )
◎サツマビーグル飼育分布( 2021.8.1現在 )
34道府県( +1 )
サツマビーグルの分布図

【 後記 】
全国で139頭しか飼育されていない激レア犬種のサツマビーグル。。。
ところが、11年前にはハクとエスの2頭しか居なかったことを考えると、、、よくここまで増えたものだと思います!。
我々は、ご主人様が保存普及活動に着手していなければ、純血のサツマビーグルは間違いなく絶滅していたと考えております。
一犬種を独りで保存されていますので、我々の将来もご主人様次第と言われていました。
しかし、最近は京都K氏の様に若い保存会員さんの中から『 我々サツマビーグルを是非後世に残して行こう! 』と言う嬉しい動きも見られます・・( 拍手! )
そしてこの度、実際に4頭の素晴らしいサツマビーグルの仔犬を繁殖して頂き、新しいオーナー様の下に旅立って行きました!。
今後は、我々を絶滅の危機から回避してもらえる若い保存会員さんが増えることを願って止みません!!
ご主人様は、11年前、ご自身で是非とも100頭までは増やしておきたい!との信念でやって来られましたので、139頭は夢の様だ!と申されています。
ご主人様曰く、『 保存活動は、多くの方々のご協力とご支援のお陰があったから今日が有る! 』と、感謝の念を忘れることはありません!。
今後、10年、20年・・・100年後まで我々が生き残るには、、、少なくても常時年令(1才~5才)が段階的に200頭余りの飼育数がなければ保存は難しいと考えます。
それには、ご主人様に代わる若いブリーダーの育成並びにペットへの移行が不可欠となっております。
先月のフジテレビの放送で、我々サツマビーグルが全国に知られる処となり、大変興味を持って頂く愛犬家も多くなり心強く思っております。
しかし、今の処は欲しいと言う方ばかりで、繁殖をしたいと言う現役ブリーダーは残念ながら居ませんが、今後に期待したいと思います。
では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~
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