フクの子育て日記(2)
フクの仔犬も昨日で、生後2週間になりました。
・・で、本日は仔犬の爪切り、体重測定、駆虫剤投与を行いました。
先ずは、奥様にも手伝って頂き、爪切りを行いました。
仔犬の爪は、針のように細く鋭いので、お母さんのお乳を飲む際に傷をつけてしまいます。
これを放置しておきますと、過敏な母親は仔犬にお乳を飲ますのを嫌がり、授乳回数を減らす等、仔犬の成長に悪影響を及ぼす恐れがあるので注意が必要です・・(>_<)
次いで・・体重測定を行いました。
1週間ごとの体重測定は、仔犬が順調に大きくなっているか?・・強いては母親の乳量や成分が正常か?を同時に判断できる重要な作業です。
仔犬は、みんな生まれた時から、体重は約3倍に増えていました!・・( とても順調です! )
因みに!、測定結果は・・♂=1200g、♀1=920g、♀2=870g、♀3=780g・・でした。
最後は、体重に合わせて、第1回目の駆虫剤の経口投与を行いました。
駆虫剤の投与は、生後3か月までは2週間毎に行います。
この時、母親の体重も測定し、それに応じた駆虫剤を投与します・・( 忘れがちですが必須です )
※ プロのブリーダーは、母親の体重管理をとても重要視します。
以上が、我家が長年やっています仔犬と母親の管理です・・。
【 子育てポイント 】
子育てのおおよその分担は、生後30日までは母親、その後はブリーダーとなります。
生後30日までは、母親の食事管理がもっとも重要になります。
我家では、母親のフクに1日量を、朝・昼・夕の3回に分けて与えています。
※ 食事を摂りますとお乳が張り乳量も多くなります。
食事はドックフードに煮干しとミルク(人間のゼロ歳児用)をトッピングし、寒いのでお湯を掛けて与えています。
※ 朝は、飲み水もお湯を入れています。
母親の栄養管理は、そのまま仔犬に反映されます・・。
煮干しはカルシウムを、またミルクはお乳の出を良くするのに役立ちます。
現在は、非常に寒いので、繁殖室の温度管理も母子にとってはとても重要です。
※ 我家では産室を子豚用のヒーターで保温しています・・( 20℃前後 )
母親は、仔犬と寒さ防衛に多くのエネルギーを消費しますので、適切な管理を行わず母親任せにしておきますと、ガリガリに痩せて来るので注意が必要です・・(≧◇≦)
最後は、本日の仔犬の様子です。
みんな、母親のミルクをたっぷり飲み、すくすくと育っています・・( 仔犬はとても静かです! )
※ 子犬がキュンキュン泣くときは、①母親のミルクの出が悪い、②母親が子育て放棄、③産室の温度が低い・・等が考えられますので、速やかに原因を調査し、適切な対応をする必要があります。
( 上に乗ているのは♀3、右上は♂、下段左は♀2、右は♀1 )
( 子犬は薄っすらと目も開いていますが、ヨチヨチ歩きはもう少し先の様です/笑 )
前回、父親のナツの様な「 ミミジロ 」は居ないと言っておりましたが???
居ました!!!
下の写真・・一番小さい♀3の左耳下に白毛がクッキリと入っています・・ヽ(^o^)丿
我々の発祥の地「鹿児島」では、ゴマ、ミミジロ、ハナジロに『 バカ犬なし 』と言われ、狩猟犬としての価値が高いとされており、一般犬の何倍もの高値で取引されていたと聞きます・・( 今までの経験からも、この格言に嘘はない様です/ご主人様談 )
<追記>
ミミジロとハナジロは生後2ヵ月で判別できますが、ゴマは生後6ヵ月以降~1年以内で判別が可能となります。
※ ゴマ=全身に黒の斑点に加え、茶色の斑点が入っています。
※ ミミジロ=耳に白毛が入っています。
※ ハナジロ=生後2ヵ月で鼻は黒色になりますが、白黒のブチのまま・・( しかし、生後10ヵ月迄には全て黒くなります )
では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~
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