ワカの山入訓練日記(5) 筋力アップ中!
四国徳島は、昨日は一日中雨が降り続き、本日も時々小雪が舞う寒い一日でした。
・・と言うことで、本日も山入は中止しました・・。
今猟期は、イノシシとシカは3月30日まで延長されており焦ることはありません!
さて、前回のブログでワカの兄妹犬『 長野のモネちゃん 』のシカ猟を紹介しましたところ、沢山の方から我々への問い合わせがありました。
そこでご主人様は、『 モネの活躍は、素晴らしい資質もありますが、何といってもオーナー様の努力の賜と考えます 』と・・
更に続けて、『 オーナー様は、ブリーダー(ご主人様)と訓練犬「モネ」を信じ、少しでも時間があれば山に引いておられたと聞いております 』とお答えしております。
ダイヤの原石も磨かなくして光り輝くことがないのと同じで、猟犬も良い資質に恵まれた仔犬を手に入れても山入が少なかったり訓練法を誤っては良い狩猟犬は出来ません!
モネちゃんは、長野で初めてのサツマビーグルですので、今後共シカ猟犬としての研鑽を忘れず、更に上を目指し頑張って欲しいと願っております。
さて、モネちゃんの話はこのくらいにして、我家のワカの訓練の現状について紹介させて頂きます。
尚、本日はワカの訓練に対するご主人様の考え方をお話しさせて頂きます。
モネちゃんと姉妹犬の我家のワカは、柄(体格)は牝犬とは思えないほど大きく育っていますが、目の病気「チェリーアイ」の両目手術で生後7ヵ月余りまで山入がで出来ませんでしたので、筋肉が付いてなく山入しても2時間余りで尻尾を垂らし疲れてしまいます。
※ 尻尾が垂れるのは疲れや警戒心の表れであり、又これ以上同じことを繰り返したくないと言う訓練犬のサインでもあります。
ワカは大型犬ですので、無理をしないでゆっくりと筋力を付けながら訓練しています。
万一、イノシシに猟欲が発現し、今の体力で寝屋入りしても間違いなく瀕死状態までやられると思います。
ご主人様は、夢にまで見た牝の大型犬(体高55cm以上)に成長しているワカを死なせない為、イノシシには特段の注意を払って山入しています。
大型で筋力がない訓練犬で一番恐ろしいケガは『 膝蓋骨脱臼 』です。
父親のアサも山入訓練中、イノシシの寝屋に入り追われた際とっさに体を変えようとして膝蓋骨を脱臼しました。
その結果、ケガが治るまでの2ヵ月間は全く山入訓練が出来ませんでした。
アサの膝蓋骨脱臼は、鹿児島のサツマ師匠から教えて頂いた秘伝の治療法で治した後、筋力をしっかり付けたことで脱臼の再発も無く、体高59cmで筋肉隆々の大型サツマに成長し、元気にシカ猟をしています。
ワカもアサの苦い経験を活かし、今後共、筋力増強を中心に訓練して行く予定です。
尚、猟欲の発現は、筋力が付いてからでも遅くないと考えています。
写真は、山入訓練中のワカです・・
まだ尻尾が上がっていますが、段々と垂れて行きますと疲れが出ていおり、訓練終了のサインとなります。
我家の訓練三則『 焦らず 急がず 騒がず 』をモットーに、じっくりと山入訓練をしています。
現在の山入訓練は、ワカとご主人様の筋力増強を目的に、林道から山中の獣道(シカ)に沿って約2時間を目安に歩いています。
しかし、その前にワカに疲れのサイン(尻尾が垂れる)が見られると、訓練はその場で打ち切りしています。
※ 訓練犬の意志や体調を考慮せず強引に訓練してもその反動で山入を拒む犬も少なくないので、訓練犬が楽しく元気な内に訓練を終えるのがコツです。
次回は、ワカに何か変化(初鳴き等)があれば、ブログに投稿させて頂きます。
では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~
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