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2022年3月19日 (土)

『 サツマ塾 』 ③長く大きな絞り耳!

本日は、我々サツマビーグルのシンボルともなっています長く大きな絞り耳についてお話しします。


サツマビーグルは、明治後半に当時の政府要人が洋行の折にハーリア、英系ビーグル、バセットハウンド等を土産代わりに購入し薩摩に持ち帰りました。


そして、出身地でノウサギ等の狩りに使用していた様ですが、その仕事(追い鳴き)がとても良かったことから、薩摩地犬に交配し各地区で色んな系統が生まれた様です。

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この系統については、後日改めて詳しくお話ししたいと思います。

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当時の犬は、薩摩地犬との半血であったため色んなタイプの犬もいたようですが、一部有志達の手により品評会が行われる様になり、各地から色んな犬が参加した様です。

その中でも出水地方で飼われていたサツマ(地元では洋犬の血が入っていた犬をサツマと呼んでいた様です)はとても耳が長く、その姿も美しかったことから品評会でも上位にランクされることが多くなり、この系統が各地で飼育されていたサツマにも入血され、その後130年と言う長い歳月を掛け現在のサツマに固定(品種改良)されました。


下の写真は、昭和30年代の出水系のサツマです。

Photo_20220311102701

即ち、現在のサツマビーグルの長く大きな絞り耳は、バセットハウンド由来のものであります。

写真の様に、当時の犬は耳以外にもバセットの影響が強く残っていました。

それは、足が短く前足が大きく湾曲し、走るのが遅く狩はもっぱらノウサギ猟に使用されていました。

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その後先人達は、長く大きな美しい耳を残しつつ、四肢の湾曲を排除する努力(改良)を惜しませんでした。

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話しは飛びますが、現在のサツマビーグルは当時ハーリアと英系ビーグルの血が入っていたもの(体が大きく前足も真っすぐ伸び長く走るのも早いが耳は垂れているが長くない)に出水系サツマを交配し、その後の厳しい淘汰の末に誕生した『 川内系 』が基礎犬と言われています。

先人達の並々ならぬ新犬種作出への情熱と、何よりもそれを評価する品評会が有ったからこそ、現在の素晴らしいサツマビーグルが誕生したと考えます。

そして、昭和40年後半には下の写真の様な現在と変わらないサツマビーグルに固定され、日本固有の獣猟犬として多くのハンターに使用される様になりました。


写真の犬は大型部門の優勝犬であります。

1_20220311105401

当時の品評会は、小型部門(体高40cm未満)、中型部門(40cm~55cm未満)、大型部門(体高55cm以上)の3部門で競われていました。

即ち!、狩りをする獲物に応じた体躯があった様です。

しかし、現在は大部分がノウサギ猟からシカ猟等に幅引く使用できる中型犬が残った様ですが、稀に大型犬が生まれることもあります・・( 小型犬の誕生は未だありません! )


下の写真は、我家のフクです。

サツマ特有の長く大きく垂れた絞り耳は健在です。

Img_20190610_073612-2

現在の素晴らしいサツマビーグルを残して下さった先人達に、心よりお礼と感謝を申し上げたいと思います。

そして、微力ではありますが今後共にサツマビーグルの保存普及活動に真摯に取り組んで参りたいと考えております。

保存会員様には今後共一層のご指導ご協力をお願い申し上げます。




では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~



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本日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました!

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