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2022年3月14日 (月)

『 サツマ塾 』 ②全国の飼育分布!

本日は、我々の保存普及活動の取り組みについて紹介します。

今から11年前、ご主人様は長年勤めていました某製薬会社を定年退職し、奥様には長年ビーグルの飼育をしてもらっていたことから、犬は4頭に減らし、海外旅行を楽しみたいと10年のパスポートを作りました。

しかし、ある日鹿児島の全猟ビーグルトライアル仲間から、サツマビーグルが絶滅寸前になっている、今何とかしないと後数年で絶滅するとの電話が入りました。

そこで、ブーギー系アメリカンビーグルの系統繁殖で全国のビーグラーに一目置かれていたご主人様にサツマビーグルの保存を懇願された様です。

当時、未だ犬舎には10頭余りのビーグルを飼育していたし、定年退職後は犬を4頭まで減らし奥様と海外旅行を楽しむと計画していたので、直ぐには返事はできませんでした。

先ず、35年間も系統繁殖して来たビーグルを手放すことに可成り抵抗感があり、中々踏ん切りが付きませんでした。

そこで全猟ビーグルトライアル仲間に相談しますと、何人ものビーグラーから飼育をしてもらえることになり、3頭を残して全て出しました。

そこで、鹿児島に足を運び、猟友と共に純血サツマビーグルをくまなく探しましたが、殆どが雑種化している半血サツマビーグルばかりでした。

半血サツマビーグルも何代も戻し交配を繰り返せば純度の高いサツマビーグルを作ることは出来ますが、ご主人様も60才と若くはないのでこの方法での保存活動には手を付けず、鹿児島県内で純血種を更に探すことになりました。


・・・・・・・・・・・・・・・


その後、3年が過ぎたある日、猟友からサツマビーグル飼育の長老を紹介され、早速お電話し『 サツマビーグルの絶滅を何とか回避したい 』旨をお伝えすると、『 私も同感です! 』との回答を頂き、更に続けて『 鹿児島ではもうサツマビーグルに目を向けるハンターは居ない  』と言うことから、とんとん拍子で全面的な協力を取り付けることに成功しました。

その長老こそ、ご主人様が「 サツマ師匠 」とお呼びしてる鹿児島のM氏(85才)であります。

流石に顔が広く、『 どこの集落の誰それが何々系のサツマを飼育していたので聞いてみる 』等々、積極的に探して頂いた結果、ハク(3才牡)とエス(3才牝)が見つかり、譲渡まで師匠にお世話になりました。

この2頭が素晴らしい体躯と猟芸の持主であったことから、ご主人様はサツマビーグルの保存を決意され、今日に至っております。

もうあれから8年が経ち、ハクもエスも昨年亡くなりました・・( 合掌! )

もし、あの時、サツマ師匠とご主人様が我々の保存に着手していなければ、ハクとエスの存在も分からないまま我々サツマビーグルは絶滅していたと思います・・(≧◇≦)。

正に、サツマ師匠とご主人様が我々サツマビーグルの救世主と言えます。

ご主人様は、人は幾ら地位、名誉、財産があっても何時は忘れられ他人の記憶に残りませんが、他方猟犬の場合は、狩猟が後世まで存続する限り、優秀な猟犬は犬種を問わず未だに作出者の名前を取り『 〇〇系 』と言う素晴らしい犬が残っています。

ご主人様も、シコクプリンス系(四国プリンス犬舎)のアメリカンビーグルとサツマビーグの系統繁殖を通して、本当に全ての人生(人、物、金)を掛けないと系統保存は出来ないことを重々承知されており、優秀な猟犬の系統保存をされてきた先人達の苦労がやっと今分かる様になったと申されています。

また、1犬種の系統保存はご自身は兎も角、家族とりわけ奥様の協力が無ければ絶対に出来るものではありません!


現在、10年前にハクとエスの2頭になっていた我々サツマビーグルが、今日ではフジテレビ『 坂上どうぶつ王国 』の激レア犬種に取り上げられるまでに普及したことは、当時からすると夢のまた夢の様な話であります。


大変前置きが長くなりましたが、現在日本国内で飼育されているサツマビーグルについて紹介します。

ここまで飼育頭数が増えたのもサツマ師匠の指導の下、ご主人様やサツマビーグル保存会員が一丸となって取り組んで来た成果と考えます。


以下、日本狩猟犬サツマビーグル保存会(略称:サツマ保存会)事務局がまとめ作成した「サツマビーグル分布図」を紹介します。

( 出典:日本狩猟犬サツマビーグルの郷 )


【 純血サツマビーグルの現状 】

2022年(R4)3月10日現在の日本国内における純血サツマビーグルの現状は、下記の通りである。

尚、下記の調査結果は、日本狩猟犬サツマビーグル保存会員が飼育しているものであり、会員外の飼育については除外している。

●飼育頭数は147頭である。牡牝の割合は、牡94頭対牝53頭となっており、遺伝的に牡化の傾向が認められる。

●使用区分は、狩猟用と愛玩用の二通りで、割合は8対2となっている。

●狩猟の用途は、多い順にシカ猟、イノシシ猟、ノウサギ猟、クマ猟となっている。

●分布は、北は北海道、南は鹿児島まで幅広く飼育されており、国内47都道府県の内34道府県で飼育されている。

●飼育者の年齢構成は、20代、30代、40代、50代、60代、70代、80代と幅広いが、多くは65才以上の高齢者となっている。


◎サツマビーグルの飼育頭数( 2022.3.10現在 )

  147頭( +8 )

◎サツマビーグル飼育分布( 2022.3.10現在 )

  34道府県( ±0 )


 サツマビーグルの全国分布図(2022.3.10現在)
Dsc_07205_20220312091801



【 後記 】

我々サツマビーグルが後世まで残るには、専門のブリーダーの育成が何よりの課題となっています。

現在、サツマ保存会員様の中で『 第一種動物取扱業(販売) 』の登録認証を取得されているのは4事業所(社)となっています!。

九州(福岡)=1社、四国(徳島:我家)=1社、東海(静岡)=1社、東北(秋田)=1社

しかし、登録認証を取得した事業所(ブリーダー)も台牝と種牡の双方が揃っているケースは少ないことから、今後は系統が異なる秀逸犬を優先的に譲渡し繁殖に協力して行きたいと考えています。

就きましては、サツマ保存会員様が現有されています牝犬又は牡犬を繁殖に使わせて頂くことも多々あると思いますので、その際は宜しくご協力の程お願い申し上げます。



では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~



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