ワカの訓練日記 第9話
ワカの訓練日記は、第8話で休止していました!
ワカは、6ヵ月から山入訓練を開始し、順調に行っておりましたが、目の病気『チェリーアイ』を発症し、3度の手術を受け山入訓練を中止していました。
その後、やっと山入開始かと思いきや、何とヒートが始まり1ヵ月は山入を中止・・
その後は、リリーが出産しご主人様は忙しくなり、また猛暑の夏となり、今猟期が始まるまで山入は中止していました。
以上の様に、ワカの山入訓練はハプニングの連続でした・・(-_-;)
やっと、11月15日の狩猟解禁日から山入訓練を再開しています。
既に、8回の山入訓練でやっと猟芸の成長が見られる様になりましたので、この度『第9話』でその訓練の様子をまとめて紹介します。
第1日(11/15)・・まるでダメ!
ワカは、生後1才3ヵ月で山入訓練再開!。さてどうなるか???
案の定、草を食べたり、吐いたり・・やはり以前の山入の学習は忘れたのか???
車酔いは、一切なかったのが救いかも・・本日はやる気がないのでここまでと帰宅。
第2日(11/19)・・ ヤマドリを鳴きながら追い詰める!
今日は、動きが違っている!
前回がまるでダメだったので、余計に良く見える(笑)
本日の猟場は、林道横に沢が流れており、ヤマドリも多い所。
案の定、雌ヤマドリが早や逃げする。
その後に飛んで行って、軽く鳴く・・
そして、見違える様な捜索でヤマドリを追い鳴きし、見事な雄ヤマドリを出す!
第3日(11/21)・・1分程追い鳴き(ノウサギ糞多数)
本日の猟場は、昔、アメリカンビーグルでノウサギ猟に通った所。
前回のヤマドリで猟欲が覚醒したのか、農道を出たり入ったりの積極捜索。
耕作放棄地にスーッと入って行くなり、追い鳴きが始まる。
口数の多い追い鳴きで、声も大きい。
1分余りで臭いを切られ、柿畑でマイマイしている。
よく見ると、新しいノウサギの糞が・・
やはり、ノウサギは残っていた・・( これからの訓練が楽しみだ! )
第4日(11/25)・・ 前回と同じ山も鳴きは出ず
本日も前回と同じ猟場に入れる。
積極的な捜索はするももの、追い鳴きはなし。
第5日(12/7)・・ 約5分ほど追い鳴き タヌキか? 捜索は見違える
昨日は雨・・ひょっとしてタヌキが出ているかも?と期待を持って放犬。
捜索範囲も広くなり、時間も長くなったので、起こし鳴きがあるかもと息を飲んで見守る。
すると、大きな声で起こし鳴きの後、口数の多い大きな連続鳴きが始まる・・。
今日は地面が雨で濡れているせいか、1分、2分、3分、4分・・と続く。
凄いぞワカ!と思ったところで、追跡は終了。
僅か5分足らずの追い鳴きでしたが、ご主人様には60分にも感じたのか・・目はうるうる。
その後も20分余り二番起こしの捜索をして、ワカはご主人様の下に帰って来ました・・( 拍手! )
第6日(12/8)・・ 前鳴きするも追い鳴き無し
本日は前回と同じ猟場です。
ワカは、放犬するや、見違える様な積極捜索をするも、残念ながら鳴きは無し。
約2時間余り山入しましたが、捜索範囲が100m~200mまで延び、今後に期待が持てました!
第7日(12/10)・・ アナグマを20分余り追跡し巣穴に追い込む
本日の猟場は、訓練開始間もなく子ウサギを咥えたところです。
ワカを放犬するや、行き成り杉林に走り込み、追い鳴き開始・・
ノウサギか?・・だったら追跡は1分程か?。
しかし、追い鳴きは止まらない・・
・・・・・・・・・・・
ワカは口数の多い大きな声で追跡している・・( 良いぞ ワカ! )
ご主人様は、ワカの追跡を胸ドキで見守っています・・
・・・・・・・・・・
そして10分の追跡壁を通過・・
GPS受信機を見ますと、広範囲に追い、直線とジグザグの逃げを繰り返しています。
これは、ノウサギではなく、アナグマの逃げ方。。。
・・・・・・・・・・・
20分が経った所で、鉄塔の下で止まり、更に大きな声で鳴いている。
間違いなくアナグマだ!と思い、現場に急行!
案の定、ワカは下の写真の様に顔を穴に入れ吠えている。
早速、ワカを繋ぎ、穴から離します。
下がその巣穴です・・
入り口は一つですが、直ぐに2つに分かれています。
恐らく、中では一つに繋がっていると思います。
第8日(12/26)・・ ノウサギを切られながらも再お越し続けて約40分間に渡り追跡!
19日に大雪が降り、山入は休んでいましたが、本日もダメもとで山入。
本日の猟場は、昔のノウサギ猟場・・( 未だ雪が沢山残っています )
ワカは、鉄塔で放犬すると、行き成り濃い臭いに付いたのか地鼻でドンドンと狩り込んで行きますが、200mの範囲を言ったり来たり・・
リス?と思っていると・・大きな声で起こし鳴き!!!
すると、ご主人様の前に大きなノウサギが飛んできました・・
すぐさまワカが口数の多い追い鳴きで追跡して来ました・・
ノウサギは、ご主人様に気付き林道を直角に法面をかけ上げって行きます。
案の定、ワカは林道を直進するも・・臭いが無い???
暫く、周辺の臭いをかぎ回さているが臭いは発見です、ご主人様の下へ・・
ご主人様は、ノウサギが逃げた場所から2m程手前です。
ワカのお手並み拝見だ!
すると!、やっと見つけて法面を上って行きますが、鳴きが無い???
又もや・・トリックを掛けられた様だ!
初めての相手(ヒネウサギ)としてはワカには荷が重そう!(笑)
これだからノウサギ猟は面白い!!!
・・・・・・・・・
5分程して二番起こし!!!
大きな声で追い鳴きを開始・・この度は雪のせいもあり足臭が濃く、ワカでも順調に追跡している。
・・・・・・・・・
又もや、臭いを切られ追い鳴きが止まり、再度ノウサギを起こすため積極的な捜索をしています。
やがて起こし鳴きの後、追跡が始まります。
・・・・・・・・・
今日は、この様にして、起こしては切られ・・を繰り返し、ご主人様がリードに繋ぐまで積極的に狩り込んで行く姿は・・猟欲も一皮むけた感じがする・・
ワカは今まで、ヤマドリ、リス、タヌキ、アナグマに興味を持っていましたが、本命のノウサギを起こし切られながらも、約40分に渡り追跡したことは褒めてやりたい!・・
ご主人様も、ワカがノウサギ猟犬になることを切望されています。
今の処、シカやイノシシには興味はないようですが、一度シカを追ってしまえばノウサギ猟犬には戻れないと思います。
幸いにも、イノシシが激減したお陰で、昔通った猟場にノウサギが復活しているのは希望がもてます。
・・・・・・・・・・
以上、ワカの訓練再開の様子を紹介させて頂きました!
初日こそ、山慣れ感が戻れず動きはイマイチでしたが、2日目にヤマドリ猟場に連れて行ったのが猟欲発現に良かったと思います。
訓練者は、ターゲットの獲物を最初から望みますが、そこは猟犬も人間と同じ。
保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学・・と、段階を踏んで立派な社会人となります。
ので、猟犬も同じで、基礎訓練(社会学習)、山入訓練と段階的に、その時期(年令)に応じた訓練が求められます。
また、犬種に応じた訓練をすることも重要です。
日本犬(地犬)の訓練法をハウンドに押し付けても、自ずと猟芸が異なりますので、良い犬にはなり得ません!
ワカも今の処、シカやイノシシの大物には興味がない様ですので、出来れば追い鳴き(追跡)が楽しめるノウサギ、タヌキ、アナグマ等の小物猟犬になって欲しいと、ご主人様は願っています・・
・・が、果たして思いどうりに成るか否か、今後の山入訓練の結果を待つことにします。
< 追記>
ナツとリリーの仔犬達も、生後6ヵ月が来ると思います・・
猟付きの早い仔犬は、追い鳴きを始めても良い頃です。
飼育や訓練で分からないことがあれば、何なりとご相談(電話)ください・・
ご主人様が、分かりやすく丁寧な指導をして下さると思います。
では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~
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本日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました!
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