豚熱で減少したイノシシに復活の兆し!
ご主人様は、我々の飼育管理を終えますと、ジャッキー・マイを連れ山入しています。
最近は、林道学習も終え、色んな地形の猟場で訓練をしています。
色んな山道に馴れさせるために、傾斜が急な山、岩だらけの山、水が流れる沢がある山、雑木林の山・・等々、に連れて行っています。
最近、ジャッキー・マイも運動場に出してもトイレを済ますと、食事より車に乗りたいと言う素振りが一段と強くなって来ました。
これは、山に行くと「 楽しい! 」と言うことが身について来た証と言えます。
さて、本日は豚熱からのイノシシの復活についてのお話しです。
ジャッキー・マイに色んな猟場を経験させる為に、今まで行ったこともない猟場にも足を運んでいます。
そして、そこに見るものはイノシシの仕事跡(土の掘り返し)が、少ないですが散見される様になって来たと言うことです。
昨猟期は、全くと言って良い程、イノシシの捕獲はありませんでした!
また、有害でも殆ど捕獲は無いとハンターも嘆いておられます。
下の写真は、先日行った猟場で見つけたイノシシのヌタ場です・・。
ジャッキー君が、イノシシ臭に興味があるのか、中々その場を離れません!
まだ、多くの猟場を下見したわけではありませんが、上記のヌタ場は昨年イノシシが豚熱に感染し死亡していた地域です。
この様な場所で、可成り大きなイノシシの生息が確認できると言うことは、豚熱感染に抵抗力を持ったイノシシが早くも現れた証にもなります。
ハンターにとっては嬉しいニュースですが、農家の方にとっては折角減ったイノシシが増えると、以前の様な食害に悩まされますので歓迎はされる筈もありません!。
我家には、毎日の様に我々サツマビーグルの問い合わせがありますので、全国のイノシシやシカの生息状況を聞く機会も多くなります。
話を総括しますと、イノシシは徐々にですが豚熱から復活している様です。
しかし、まだまだ以前の様には行きませんが、今猟期は僅かですが期待が持てると言う地域も少なくありません。
一方、シカは病気発生もないのに減った様です・・が、これはワナ猟での話で実際に猟犬で確かめたわけではない様です。
最近は、鉄砲を止め猟犬を飼うハンターも少なくなったにも拘わらず、シカがワナに掛からないと言うことは「ワナに対するシカの学習能力が向上している 」のでは、と話される方も少なくありません。
そかなこんなで、猟期が近付いて来ますと、毎年の様に完成犬を探されているハンターがいますが、今年は更に多くなる様な気がしています。
ハンターが完成犬を求める理由に、高齢で仔犬から訓練するには時間がないことが考えられます。
気持ちは、よくよく分かりますが、『 我家の成犬達は保存活動に使っており譲渡する訳にはいきません 』とやんわりとお断りしているのが現状です。
これらの事を総括しますと、「ワナ猟で捕獲できる時代で無くなって来ている」ことが示唆されます。
やはり、素人のにわかワナ師が増えたことで、イノシシやシカにワナに関する何らかのヒントを与えたことで学習能力が向上し掛からなくなっていると言う見方をする方も少なくありません。
ワナで獲れなければ、犬で獲るしかないと安易に完成犬を求める・・この様な方は捕獲報償金目当てであって、本来の「趣味の狩猟」からは大きく逸脱している様に思います・・(-_-)
長期的な視点(観点)から狩猟を考える時期が来ていると、言わざるを得ません!
では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~
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