フクの出産準備!
今朝は、雨で山入はお休みです。
本日は、12月4日に出産予定のフクの出産準備を紹介します。
( 添付写真はクリックで拡大し、鮮明な画像がご覧頂けます )
フクも妊娠58日目で、お腹もパンパンになっています・・
先ずは、その写真からご覧ください!
人間にも妊娠中のお腹が「前腹」と「横腹」がある様に犬にもあります。
リリーの様にお腹が前(下)に張る「前腹」と、フクの様に横に張る「横腹」があります。
フクは、写真の様に横から見ますと余りお腹は大きくありませんが、上から見ると凄く横に張って大きいです。
お腹が前腹になりますと、胎児が下がって来た証拠、「もう直ぐ出産です」と言う、メッセージでもあります。
次いで、繁殖ケージを紹介します!
繁殖ケージは、大型ケージを2個連結し、向かって右側を産室、左側を休憩室にしています。
仔犬が生後20日も経ちますと、産室だけでは仔犬が一日中もぶり付き、フクは休めませんので休憩室で身体を休めます。
又、仔犬が30日を超えますと離乳食を食べる様になりますので、休憩室で食べさせています。
仔犬達も生後40日になりますと、トイレは産室から休憩室でする様になります。
我々サツマビーグルは、仔犬の時から尻癖はとても良いです。
下の写真は、繁殖ケージの組立等が完了した様子です。
産室には家畜用のヒーターを点灯しています。
簡単に繁殖ケージを説明しますと・・
先ず、繁殖ケージは作業が楽に行えるように、床から高さ約40cmの鉄骨台の上に設置しています。
繁殖ケージは、120×80×90cmの大型ケージ2個を連結し、右側を産室、左側を休憩室にしています。
産室には、冬用の産箱(材料はコンパネ=70cm×70cmを3方に入口は70cm×20cm)を設置(組立)しています。
※ 夏用産箱=70×20cmの四角・・高さを低くし風通しを良くしています。
産箱は、床の一番下が新聞紙、順にペットシーツ、専用のステンレス製の床網、短冊状に切った新聞紙を入れています。
更に、産室の上部には暖房用として家畜用(豚)のヒーター(強弱切替)を設置しています。
下の写真は、ケージ全体を毛布で覆った外観です
毛布を繁殖ケージ全体を覆う様にし、外界と遮断することにより母親が安心して出産・子育てが出来るのと、ヒーターで暖房した熱を逃がさない様にしており、一石二鳥の効果が得られます。
※ 夏場は、毛布の代わりに「すだれ」を設置し、風通しを良くしています。
産室内の温度は、約25℃前後に調節しています。
尚、日中の晴れの日は、南側の窓から日光が入って来ますのでヒーターは切り、暖かくなり過ぎた場合はケージ前面の毛布を持ち上げる様にしています。
フクの出産は、寒い冬季になりますので、子育ては何と言っても温度管理が大切です。
温度管理は、仔犬もそうですが、母親フクも寒さでエネルギーを消耗しますので、幾ら餌を与えても母親は痩せ乳の出も悪くなり、強いては仔犬の成長にも大きな影響が出て来ます。
以上、我家の繁殖準備について簡単に紹介させて頂きましたが、ご参考になれば幸甚です。
< 出産時のポイント >
産箱に、短冊状に切った新聞紙を入れていますが、お産で汚れた箇所を取り除き新たに補充することで、産箱内は保温と同時に清潔に保たれます。短冊状の新聞紙の大きさは、約3×20cmです。
余り沢山入れますと、仔犬が隠れ、母親が知らずに座り圧死させることもありますので、仔犬が隠れない程度に入れるのがポイントです。
また、出産が近くなりますと母親が産箱の床をガリガリと掻いたり、短冊状新聞紙を手繰り寄せ巣作りをしたりしますので、その状況により加減します。
何方かと言うと、床に薄く敷き詰める程度がベストです。
※ サツマ保存会員様で、出産時の対応等で詳しく知りたい場合、連絡(スマホ)を頂ければ、丁寧に対応(説明)させて頂きます。
では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~
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本日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました!
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