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2024年3月

2024年3月31日 (日)

長かった猟期も本日で終了!

今朝、ご主人様はハチを連れ、今猟期最後の山入に行っておりました。

7時に我家を出発し、途中でシカ撃ち見習生(鳥撃ち)2人と合流し、目的地の猟場に向かいます。

本日は、神山しだれ桜の見物客が大勢来ることを想定し、別の猟場を選定。


7時40分に猟場に到着。

見習生はハチに嫌われているので、予め決めていたマチに向ってもらいます。

その間、ご主人様はGPSの電源を入れ、猟用具一式をベストと肩に掛ける等の準備をします。

5分余りして、練習生AさんとBさんからマチ到着の連絡が入ります。

ハチを車から降し、首にGPSマーカーを装着し、林道に放犬。

ハチは、しきりに林道下を気にしています。

そして、林道を下って行きますと、前鳴きが始まり、直ぐにシカを起こし追跡が始まりました!

シカは、マチの逆方向に逃げて行き、まんまとマチのを抜けて行きました。

すかさず、Bさんにハチが鳴いている方に向かう様に連絡・・。

暫くは、ハチのお手並み拝見となりました。

・・・・・・・・・・・

約40分ほど経ち、シカも元の寝屋に向って来るようです。

それにしても、このくそ暑いのに良く追跡するものだ!・・と、みんな感心しきり。

元の寝屋を中心に、大きく「の」の字を書く様に回り出しました。

シカは相当疲れている様です・・

そしてご主人様のマチに掛かり、1発で若い雄ジカを仕留めました・・

『 やったヨー 』と、A氏にこちらに来る様に連絡・・

雌ジカと2頭が飛んで来たらしく、ハチは雌ジカに着いていたため追跡を続けます


間もなくして、Aさんがご主人様と合流。

Aさんに「『シカを持って先に帰りなさい・・』と、何時もの様に先に帰ってもらいます。

ご主人様は、車でハチが追跡している場所に向かいます。

ハチが近くに来ましたので、待ち構えて回収することに・・・

しかし、シカがご主人様を察知してか?逆方向に逃げて行き、回収はできず・・(~_~;)

それにしても、この暑さの中、良く追うものだと感心しきり・・・

こうなれば、ハチがガス欠でへばるまで、お手並み拝見とします。

ハチは、部落の梅畑をグルグルと追っています。

未だ!とばかり、車を走らせ、先回りをします。

ハチは、ご主人様が居るとも知らず、歩きながら追って来ました。

正にガス欠寸前の所で、ハチを回収・・( 良かった! )

時間は、11時過ぎですので、そのまま帰宅。

帰る道中、鮎喰川の南岸は桜見物の車で大混雑でした。

何時もは、殆ど車も少ない道路ですが、この季節だけは都会並みの混雑です。

その点、北岸は車も少なく、すんなりと帰って来れました。


【 後記 】

今猟期も事故もなく、無事猟期を終了することが出来ました。

今猟期は、フクの出産(難産)の後、感染症で生死をさ迷うアクシデントに見舞われ、回復までの間山入は出来ませんでした。

更に、雨の日が多い猟期でした。

そんな中、今猟期に入り、本格的な山入訓練を始めたジャッキー君が、何と!山入5回目でシカを起こして「初鳴き」を始め、年明けからは成犬並みの仕事を見せる様になり、今では単独猟犬としてもっとも信頼できるシカ猟犬になっています。

マイちゃんは、ヤマドリには強い反応を示し鳴きが入る様になっていますが、以前の様にシカの生息数が少ないせいかジャッキー君の様には行きませんでした。しかし、4月~6月は湿度も高く、臭いも拾いやすくなりますので、今後に期待したいです。

そんなこんなで、今猟期は色々な事がありましたが、猟場は一時期に比べ、イノシシは居なくなり、シカも可成り少なくなっています。

我々の先祖(ハク・エス)達が鹿児島から四国徳島にやって来た時は、本当にイノシシもシカも大繁殖していたので1シーズン当たり30~60頭ほど捕獲していましたが、今年は二桁にも届かず最低の猟果になりました。

尚、ご主人様はシカの生息数の復活のため、雌シカは全てスルーしておりましたので、当然として捕獲数も少なくなったと思います。

5月頃になりますと、バンビ(小鹿)の出産ピークを迎えます・・。

しかし、猟場は有害駆除が始まりますので、来シーズンはどの程度残っているか、心配は尽きません!

今後の有害駆除は、シカやイノシシの生息調査並びに被害状況調査を十分に行った上で実施することを切望します。

当局と猟友会がズボズボな関係で、慣例的に行う有害駆除は何の意味もありません・・。


尚、当地も同じで、猟期中も含め一年中有害駆除が行なわれております。

犬舎前山は、鳥獣保護区に指定されていますが、全域有害駆除範囲に設定されており、保護区の意味は全くなくなっています。

確かに、前山麓の農家は毎年の様に農作物や果実の食害にあっていますが、殆どがイノシシによるものでしたが豚熱で激減し食害も無くなっていますので、当局には一考を求めたいと思います。

下の写真は、本日の猟場の全景です。

白く見えるのは梅畑です。本日はこの中をシカが走り回り、事故が起こらないかヒヤヒヤでした。

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では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~


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2024年3月30日 (土)

猟場は正に春爛漫!

今朝、ご主人様はジャッキー君を連れ山入しておりました。

昨日は、27℃まで気温が上がり、夏日となりました・・。

今猟期も今日と明日の2日となりました!


7時に我家を出発し、猟場には7時30分に到着。

本日の猟場は、ジャッキー君の山入訓練に使っていた場所です。

車から降し、GPSマーカーを装着し、林道に放犬。

2週間振りの山入ですが、前回とは気温が全く異なり、早くも14℃・・(>_<)

我々猟犬にとって、寒いのは良いのですが、猟場の気温が14℃となりますと、起こしから追跡に入りますと体感温度は28℃ぐらいに感じます。

さて、ジャッキー君のお手並み拝見としましょう!!!

久し振りの山入ですが、落ち着いている様です。

すると、下の写真の様に高鼻で獣臭をキャッチした様です。

Dsc_00575_20240330115201

ジャッキー君は、漂って来る獣臭の方向を確認すると、電光石火の如く高速で起こしに掛かります。

本日も、この後30秒ほどで、起こし鳴きとなり追跡が始まりました!

気温は、グングン上がっていますので、追跡も大変です。

GPS受信機を確認しながら、林道をゆっくりと歩いて行きます。

しかし、ご主人様の方に来る気配はなく、獲物(鹿)は尾根を目指して逃げて行きます。

暫くは、ジャッキー君のお手並み拝見と言うことで、追い鳴きを楽しみます。

どうも逃げ方から雌ジカの様です・・

・・・・・・・・・・・・・

20分程しますと、尾根筋を行ったり来たり、この気温ですと逃げる方も追う方も大変です。

ご主人様は、後10分もするとシカは疲れ、下に降りて来ると読み、以前捕獲したマチに向かいます。

やはり、逃げる方も疲れたのか、ご主人様のマチの方にやって来る様です。

ジャッキー君も疲れたのか、鳴きの間隔がすこし長くなっています。

鉄砲にスラッグ弾を装填し、今か今かと待ちます。

連日の雨で猟場も湿っていますので、落ち葉を蹴ってガサガサと走って来ることは無いので、注意深く見守ります。

やって来ました!!!・・

雌ジカに混じり雄ジカ(若い一本角)が居ます・・( 距離約50m )

少し距離は遠いですが、久し振りの雄ジカ・・ダメもとで引き金を引きますが外しました!・・(~_~メ)

やはり、立ち木が邪魔をした様です。

2発目はバックショットが確保できず、断念・・

ジャッキー君は、大層疲れた様子で追って来ました!

ご主人様は、すかさずジャッキー君を呼びます・・。

ジャッキー君は、大きく口を開け舌をだしてハーハー言いながらご主人様の下に戻って来ます。

ご主人様は、腰を落として笑顔でジャッキー君を迎えます・・。

ジャッキー君も、疲れた表情も、褒められて喜んでいます・・(^^♪

日頃は、我々に対し知らん顔のご主人様が、腰を落として迎えてくれ「ヨシヨシ」と優しく労の声を掛け、頭をナデナデしてもらえるのが我々は大好きです。

このご褒美の為に頑張っています・・

その後、ジャッキー君を谷川に誘導し水を飲ましてやり、車に戻ります。

車に戻り、時間を見ますと、未だ9時30分・・

ですが、気温も20℃と高くジャッキー君も疲れており、MLBドジャース大谷選手の試合も11時から始まりますので帰ることに・・。


道中は、神山しだれ桜が綺麗に咲き誇り、本日は土曜日の休日とあって大勢の見物客の車が道路を塞いで大渋滞でした。

お年寄りの方が多く、止まるのも発信するのも方向指示器も付けない方も多く、とても危ないです。

明日は、日曜日ですので、更に多いと思います。

下は、道路沿いに約5000本植えられた神山しだれ桜です。

Dsc_0056


さて、明日は今猟期最後の日となります。

猟場の神山町は、「神山しだれ桜」の見物客でごった返すと思いますので、猟場を変える様です。

昨日からは、日中の気温も27℃まで上がり、一気に桜も咲き誇り、正に猟場は春爛漫と言ったところです。

それにしても、行き成りの夏日ですので、我々も未だ毛替えもしていませんので、とても暑いです。

皆さんも、どうかお身体にはご自愛くださいませ・・。



では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~

 

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2024年3月28日 (木)

猟銃等経験者講習会はまるで老人会!

ご主人様が所有する猟銃・空気銃は、本年度に有効期限が切れます。

そこで、申請に必要な書類の一つであります「猟銃等講習会」に出席しておりましたので紹介します。

会場は、徳島板野署板野庁舎です。

受付時間は9:00~9:30、講習時間は9:30~12:00です。

講習会が終わりますと、テストが行われ、合格しますと「修了書」が交付されます。申請にはこの修了書の添付が必要です。

ご参考まで、講習会に持参すする物は・・・

①写真1枚(縦3.0cm×横2.4cm)
 申込前6ヵ月以内に撮影した無帽、正面、上三分身、無背景のもので、裏面に氏名及び撮影年月日を記載したもの
②筆記用具
 ボールペン(黒色)、鉛筆、消しゴム
③手数料(3000円)
 徳島県収入証紙=3000円
④猟銃・空気銃所持許可証


当日は、石井地区猟友会の猟友と一緒に受講しました。

講習会終了時には、テストも無事合格し、猟銃講習修了書を交付して頂きました。

尚、修了書は今後3年間の有効期限があります。


【 後記 】

ご主人様は、23歳で鉄砲を所持しましたので、今年の誕生日(9月)で51年となります。

もうそろそろ、止めても良い年でありますが、この度は更新する様です。

ハンターの終活は、鉄砲を所持していますので万一の場合は家族に迷惑が掛かりますので、元気な内に止める方が賢明です。

また、猟犬も同じです・・

今後、何時まで鉄砲射ちをするのでしょうか???

高知のF氏の様に、スパッと鉄砲と縁を切り迷惑を掛けて来た奥様との生活を優先するのが一番と思います。

F氏は鉄砲射ちを止めましたが、我家の台牝だったマレちゃんを里親として飼ってもらっております・・( 感謝! )

ご主人様の次回更新は、77歳となりますので、本気で考えなければなりませんが、その際我々をどうするかも今後3年間で決める必要があります。

因みに、この度一緒に受講された猟友は85才です・・( 前猟友会長でまだまだとてもお元気です )


本日の受講者も、大部分が後期高齢者の様で、「猟銃」と言う看板と会場が「警察」で鳴ければ、何処から見ても立派な老人会でした(笑)

この度の受講者も3年後の講習会には80歳をを超え、家族からは鉄砲射ちを止めることを進められると思います・・(~_~メ)

いよいよハンターの終焉が近付いている様で、とても寂しい限りです(涙)


下の写真は、猟銃等講習会での受付の様子です。

経験者講習会には、20名ほどの受講者がありました。
受講者は、写真の様に白髪頭のお爺さんばかりでした(笑)。

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では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~


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2024年3月27日 (水)

生後1週間後における仔犬の身体再チェック!

本日は、久し振りに良く晴れ、とても気持ちが良い1日でした。

運動場での日向ぼっこも最高でした!

今猟期も残すところ後4日となりました。

ルイちゃんの子育ても順調ですので山入は可能ですが、天候(雨)とご主人様の所用から見ますと、後1回程度と思います。


さて、本日はアメビー・ルイちゃんの仔犬達が出産後1周間になりましたので、身体の再チェックを行いましたので紹介します。

体重は、出産時は約250gて前後でしたが、現在は500g前後と約2倍になっていました。

本日は、初回の見落としやその後の成長度合い等を再チェックし、最終的に残す仔犬を決める大事な日です。

その結果、牝1頭にオーバーショット、牡1頭に顕著な成長不良が認められましたので、淘汰となりました。

淘汰は、ブリーダーの責務であり、犬種繁栄には不可欠な行為(手段)と言えますが、とても辛い仕事であります。

この様な厳しい淘汰により、我家のブーギー系アメリカンビーグルは16代まで系統保存が出来ていると考えます。


ご参考まで、淘汰理由としては・・・

牝仔犬のオーバーショット(上あごが下あごよりも前に出てしまっている状態 )は、初回も若干認められましたが1週間後に改善されることも少なくありませんので、判断は本日まて持ち越されていました。しかし、残念ながら許容範囲から逸脱しており、当該個体を将来繁殖に使用しますと遺伝することが多い・・。

牡仔犬は、生まれた時は普通の仔犬でしたが、成長が止まり逆に体重が減っていました。恐らく内臓疾患によるものと考えられ、この様な個体は死亡するケースが多く、放置しておくと母親の子育てに支障を来すことも少なくない・・。


上記の他に、牝1頭と牡1頭に狼爪がありましたので、切除しました。

下の写真は、狼爪を縫合糸で縛った状態です。

切除法は、縫合糸に水をつけた後(戻り防止)、出来る限り爪の根元でしっかりと縛ります。

狼爪は、約5日ほどで自然に落ち綺麗になくなります。

※ 写真は分かりやすくする為に縫合糸を切らずに撮っており、この後ハサミで糸を5mm程残してカットして終了です。

Dsc_00604_20240327135301

以上のことから、ルイちゃんの仔犬達は牡3、牝2の5兄妹となりました。

今後は、気温も暖かくなりますので、仔犬達も順調に育ってくれると思います。



では、本日この辺で失礼します・・(@^^)/~~~


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2024年3月25日 (月)

ルイちゃんの出産後の子育ては順調です!

四国徳島は、毎日雨模様で、もううんざりです・・(>_<)

さて、本日はルイちゃんの出産後の様子について、心配メール等を沢山頂いておりますので紹介します。

先ず、今朝の写真からご覧ください!!!

写真は、仔犬達が赤っぽく見えますが、暖房用ヒーターを点灯しているためです。

20240325

明日で、早くも出産後1週間になります・・。

・・で、今朝は少し時間を掛け、産箱に入れてあった短冊状の新聞紙を取り除いた後、お産で汚れた床敷下のペットシーツも新しいものと取り替えました。

上の写真は、作業終了後にルイちゃんを運動場から産室に戻した様子です。

産箱の慣れた臭いがすっかり変わっているので、ルイちゃんはクンクンとチェックを忘れません!

そして、心配ないと思うと、次いで仔犬達もクンクンと臭い、異常がないことを確認していました。

仔犬達は生後3日目に、歯の嚙み合わせ、奇形、四肢異常、系統特徴の有無等をチェックしましたが、全て問題はありませんでした。

但し、後足に狼爪がある仔犬が3匹認められましたので、もう少し大きくなった所で切除する予定です。

そのままにするブリーダーも居ますが、我家では追跡時等の邪魔になりますので切除する様にしています。

追跡中に狼爪に石や草木を引っ掛けますと、その痛さから「キャン」と声を出し、訓練中の場合は追跡を中止したりする場合も少なくありません。


仔犬達ですが、ルイちゃんのミルクの出も良いのか、お腹をすかしてキュンキュン泣くこともなく、毎日とても静かです。

身体も少し丸くなり、とても可愛いです・・(^^♪

我々も早く見たいのですが、暫くはルイちゃんも警戒していますので、もう少し先になります。

仔犬は、牝が3匹、牡が4匹の7兄妹です。

仔犬達は黒勝ちで、プーギー系の特徴が良く出ており、将来が楽しみです。

これからも、今まで通り、順調に大きくなって欲しいと願っております・・。


< 追記 >

本日、ルイとクロの前オーナー様で岡山のM氏より検査入院中の病院から、無事出産できたか?、又黒勝ちの犬は生まれたか?と電話がありました。
そこで、7匹生れみんな黒勝ちの良い子ばかりですと申し上げますと「それは良かった!」と、自分の事をさて置きルイちゃんと仔犬の事を心配しているとは流石にM氏と感心しました。
そして、もう仔犬は飼えないので、誰かに譲渡して上げて下さいと申し受けました。
4月7日には、全猟ビーグル決勝大会(トライアル)が広島で開催されますが、今年は出場できなくガッカリされていると思いますが、三重のT氏等は出場の予定です。本年度もプーギー系旋風を起こして欲しいと願っています。

と言うことで、牡犬2頭を譲渡させて頂きますので、同系に関心がある方はご連絡下さい!



では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~

 

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2024年3月23日 (土)

我家は大所帯となり計画変更も止む無し!

ルイちゃんは、仔犬を3月21日に出産し、今日で3日になりました。

出産当日は、ご主人様が仔犬を触りに行きますと、取られると思い「ウー」と唸り噛みつこうとしていましたが、今では「どうぞ」と言わんばかりのフレンドリーな以前のルイちゃんに戻っています(笑)。

食事もモリモリ食べており、お乳も良く出るのか、仔犬達も静かで元気です・・(^.^)

朝夕は、トイレと食事に運動場に出してもらっていますが、用を済ませますとやはり仔犬が心配なのか「キュンキュン」と小さな声で仔犬達の下に帰りたいと催促しています。

下の写真は、今朝の運動場での食事風景です。

みんな一心不乱に食べていますので、とても静かです(笑)

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下は、食べ終わった食器です・・。

何と、9個で・・です(汗)。

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我家は、アメビーのルイちゃんとクロ君が仲間入りし、総勢9頭の大所帯になりました!

ドックフード1袋「愛犬元気10kg入り=3500円」も、何と3日持たない状況であり、経済的に我々の保存活動にも支障を来し、計画変更が求められています。

また、現在は飼育制限数の9頭一杯となっており、ルイちゃんの牝仔犬を1頭残しますと、この時点でオーバーとなりますので、これらのことから我々サツマの内、何頭かは里親に出されるのは必然的となっています。

また、誰を出すかは、ご主人様も苦渋の決断をしなけれはなりません・・(~_~メ)

尚、4月に入れば、先ずフクちゃんが、遠い遠い北海道(札幌)の里親先のオーナー様S氏の下に旅立って行きますので、ルイちゃんの牝仔犬を残す件は何とかクリアーは出来ます。

・・が、将来はジャッキー×ソラ並びにレオン×エマの仔犬2頭を飼う予定ですので、少なくても現在の9頭から2頭は減らさなくてはなりません。また、ご主人様の年齢的なこと並びに経済的な面を考慮しますと、将来の飼育頭数は7頭以下(サツマ:5、アメビー:2)にする必要があと考えます。


< 追伸 >
ワカがヒート(発情)になりましたので、前回同様ソラにもヒートがやって来ると思います。本来なら、岡山のM氏宅からルイちゃんが生んだ牝仔犬1頭を譲り受け、ソラとジャッキー君の繁殖は予定通り行われていたと思います。しかし、想定外のM氏の入院でルイちゃんの繁殖(出産)を我家で行っていますので、繁殖は先送りになると思います。仔犬の予約を頂いておりますオーナー様には大変申し訳なく思っております。



では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~


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2024年3月21日 (木)

間一髪 ルイちゃん出産!

四国徳島は、久しぶりに良い天気でした・・。

昨日は奥様同伴で岡山のM氏宅までルイちゃんとクロ君を引き取りに行っておりました!

高速の中国自動車道の兵庫県宍粟市佐用町から美作市に掛け、みぞれと強風で大変恐ろしい思いをされました。

・・が、何とか無事に帰宅でき、我々みんなも安堵しました。


今朝は、2頭のアメビーが仲間に加わり、賑やかになりました。

クロ君は、お湯割りフードは初めてなので食べれるか少し心配をしておりましたが、何と我々より先に完食する食欲でした(笑)。

ルイちゃんはと言うと、明朝から産室でソワソワしながら時折小さい声で鳴いていました・・

このことは、ご主人様も承知しており、ルイちゃんの様子を注意深く観察するために、度々運動場を訪れていました。

そして、8時30分にやって来た時、ルイちゃんが食事を可成り戻していましたので、これはひょっとしてお産が始まる前兆ではと、ルイちゃんを繁殖ケージに戻しました。

今朝は気温5℃と寒かったので、暖房用ヒーターを点灯しました。

暫くすると、産箱を前足でガリガリ掻いたり、座ったり立ったりして落ち着きがありませんので、間違いなく陣痛が始まったと犬舎内でルイちゃんを見守ります。

9時過ぎにルイちゃんが辛そうに泣きますと・・次の瞬間に「キャンキャン」と言う仔犬の産声が聞こえて来ましたので、我々は一斉に鳴きますと・・、ご主人様が運動場にやって来て「喧しい・・」と一喝されました。

その後は、約30分毎に仔犬が産まれ、午前中の約3時間で6匹の仔犬が産まれました。


ルイちゃんは、ご主人様がへその緒が長い仔犬をハサミで切るため産箱から取り出そうとすると、何と!ご主人様に向って唸り噛みつこうとするではないですか???

しかし、ご主人様はニコニコしながら、『 あのおてんばルイちゃんがお母さんしてる・・』なんて言いながら笑っています。

我々みんなも、ルイちゃんがこんな子煩悩とは想定外で、笑ってしまいました。

ルイちゃんは、仔犬を取られると思って怒っていることはご主人様も承知で、この様な時は独りにして静かに見守ってやることが、後の子育てにはとても大事ですので、そっとして置きます。

尚、お産は後産が出て終了となります・・。

この後産が出ず子宮内に残り腐敗すると、母親は元気消失と食欲不振等から母乳も出ず仔犬はキャンキャン泣きます。しかし、もう母親は子育てする気力もなく、最悪の場合は母子共に死亡することも少なくありませんので、後産が出ることがとても重要です。

午後2時過ぎに繁殖ケージを覗きますと、大量の血液混じりの汚水が出ていたので、恐らく後産が出てルイちゃんが食べたと思われます。

そして、午後3時にはルイちゃんも仔犬達も落ち着きを取り戻していました。

午後4時30分の夕食には産箱から出て来て、お湯割りミルク入りフードをペロッと完食しました。

また、母乳の出も良く、子育ても上手にしているのか、仔犬達は一切鳴き声も出さず静かにしています。

下は、夕食後の産室の様子です。

仔犬達は全て黒一色です(将来は、頭と四肢は濃い茶色に変化します)。

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それにしても、昨日引取り、今朝出産とは・・・本当に間一髪とはこのことを言うのですね!

ルイちゃんは、出産予定日より2日早く出産しました・・。

もし、岡山で出産していれば、みぞれ降る寒い日、しかもM氏は検査入院で居ないと言うことから、母子共に危険な状態になっていたことも考えられます。

まぁ、ルイちゃん・・取敢えず出産(安産)おめでとうございます・・(^^♪

仔犬達はみんな黒毛で、繁殖計画「戻し交配」はしてやったりと言う結果で、ご主人様はとても喜んでおられます。

我家が約40年系統繁殖して来ました黒一枚の美しいブーギー系アメリカンビーグルの復活に期待が持てます。

後はルイちゃんが落ち着くと、仔犬個々について歯の嚙み合わせ、奇形、四肢異常、系統特徴の有無等をチェックし、系統保存にそぐわない個体は淘汰しなければなりません。

この仕事がブリーダーの責務であるし、最も辛い仕事となります。

因みに、我家「四国プリンス犬舎」のブーギー系保存の第一人者であります三重のT氏は、3月3日に7頭出産し1頭しか残らなかったと言っておられました。

このことは、T氏が系統保存を第一義に考え、仔犬を金儲けの手段にしてないことが、この事例からも良く分かると思います。

さて、我家は何頭残るのでしょうか???



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2024年3月20日 (水)

岡山へのルイ引き取りは雪降る悪天候で大変でした!

一昨日のブログに対して、鹿児島の「サツマ師匠M氏」の後継者(お孫さん)H君より、早速メールを頂きました!

その内容は『 現在、20坪ほどの犬舎を建設中ですので、アメビー1頭(ウサギ猟犬)とサツマ牡1頭であれば引き受けても良い・・』との嬉しい協力連絡でした!

ありがとうございました。その節は宜しくお願い致します・・。


さて、本日ご主人様は奥様同伴で、岡山のM氏宅までルイちゃんとクロ君を引き取りに行っておりましたので紹介します。

我家を7時に出発し、高速「板野」より大鳴門橋を経由し、高速「美東」で下り、約3時間の道のりの後、10時40分にM氏宅に到着。

途中、小雨模様でしたが兵庫県宍粟市佐用町に入ると、みぞれに変わり、美作市に入ると雪が降って来ました・・(≧◇≦)

早く帰らないと、雪が積もると帰れなくなるなんて考えながら、M氏宅に到着。

すると、あれだけ降っていたみぞれも小雨に変わってくれました。

そして、予定より早く着いたので、M氏に連絡しますと、直ぐに車の下に来てくれました。

雪の事を話しますと、直ぐに犬舎からルイちゃん、クロ君の順に車まで持って来て下さいました。

犬を車に乗せ終わると、またもやみぞれが降って来ましたので、簡単な挨拶の後、すぐさま徳島に折り返します。

何と!、中国自動車道の作東ICに入りますと、ぼたん雪になり、道路の両サイドの山は白く雪化粧する最悪の天気です。

下がその写真です・・。

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しかも、強風が吹荒れ、車がフラフラと揺れ、とても怖かったです・・(~_~;)

・・ので、大鳴門橋は時速40kmに制限されていました。

何とか、橋を渡り終わり、徳島に入るなり緊張感からホッとしました(笑)。


本日は、以上の様な悪天候でのルイちゃんとクロ君の引取りとなりましたが、何とか午後3時前に無事帰宅出来ました(汗)。

尚、M氏は見た目はとてもお元気でした。

しかし、明日からの検査入院は、約10日間ほど掛かるとお聞きしました・・(~_~;)

何とか、初期癌であって欲しいと願うばかりです。


下の写真は、帰宅し運動場に入ったルイちゃんです。

今週の土曜日が出産予定日ですが、お腹を見ると今にも生まれそうです。

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下の写真は、運動場に入ったクロ君です。


クロ君は、ルイちゃんのお腹にいる子の父親のプーギー系アメリカンビーグルです。
ノウサギ猟犬の他、トライアル犬としても活躍している秀逸犬です。

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【 後記 】

この度のM氏宅への訪問は、氏の病気を察するにとても重苦しい雰囲気での訪問となりました。

それも、愛犬が飼えないと言う氏にとって辛い別れとなりました・・(~_~;)

お別れ際に・・

『 ルイちゃんの出産は任せといてください!。また、クロ君も山入させながら大事に飼いますのでご安心ください・・』等々のお礼を言った後、帰宅の途に着きました。

帰宅してルイちゃんを車から降ろしましたが、元気でホッとしました。

また、クロ君は運動場に入るなり、我々の大声での挨拶にも拘わらず、怯む様子もなく尻尾をピント立て堂々としています。

流石は、ご主人様が約約40年間に渡り系統繁殖して来られたプーギー系アメリカンビーグルだ!と感じました。

ご主人様から、『 これから我家の一員になるので仲良くしてやってね! 』と言われました!

しかし、みんなはクロ君の様な黒いアメビーは初めてだし、鳴声が『 アォ~~ン 』と長く引く美しい鳴き声に驚きを隠せません!

今後は、ルイちゃんの無事出産を祈るばかりです・・。



さて、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~


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2024年3月18日 (月)

大変なことになった!

昨夕、我家が保存していますブーギー系アメリカンビーグルを愛育して頂いています岡山のオーナー様M氏より、大変なお電話がありました。

6年ほど前に癌が見つかり治療した結果、その後5年が経つのでもう再発はしないと考えていたのですが、先週病院で定期検診をしたところ再発しているとドクターから説明があった様です。

3月21日に病院で精密検査をして、今後の治療方針を決めます・・・とのこと。

突然の事で、ご主人様の頭の中も真っ白になりましたが、6頭居るビーグルをどうするかを話し合いました。

M氏のご家族(息子さん)からは、親父さんが元気な内にビーグルは全て処分する様に言い渡された様です。

息子さんの言い分も良く分かりますので、6頭いる内の妊娠しているルイと牡犬のケリーは私が引き取ることで合意しました。

そして、岡山のM氏宅には、3月20日に2頭を引き取りに行くことになりました。

3月21日の精密検査の結果、万一場合には即入院と言うことも考えられますので、20日に伺ことにしました。


本日は、久しぶりに良い天気ですが、ルイちゃんの出産予定日が今週の土曜日(3/23)に迫っていますので、山入を中止し出産の準備を行いました。

フクが使っていた繁殖ケージは、綺麗に洗浄し、産箱等も取り外していましたので、再度セッティングをし直しました。

更に、産箱に入れる新聞紙を短冊状にカットしたり、暖房用のヒーターの取り付け等を行いました。

下の写真が、出来上がった繁殖ケージです。

Dsc_00563c


【 後記 】

ルイちゃんの出産準備は全て終了しました!

当地徳島の猟期は猪と鹿に限り3月31日まで延長されていますが、この分では山入は出来そうもありません!

それにしても、M氏の癌が6年も経つのに再発するとはご本人もご家族も大変驚かれていると思います。

M氏も80才になりますが、雨が降らない日は毎日の様にビーグル2頭づつを連れ山入し、ビーグリングを楽しまれていましたので、昨日の連絡は本当に驚きました。
※ ビーグリング=ビーグルがノウサギを追跡する祭の美しい追い鳴きを楽しむこと。

M氏からはこんな話も聞きました。それは精密検査後のことで、「入院し抗がん剤投与をするか」、「何も治療せずに残された人生を楽しむか」の二者択一になるだろうと小さな声で仰っておられました(涙)。

本当に何と言って良いか、ご主人様も言葉を失っておられたのが心象的でした・・。

そして、奥様にもM氏の事をお話ししますと、『 お気の毒・・しかしお父さんも他人事とは思わないでくださいね・・』と一喝されていました。

もし、ご主人様に癌が見つかり、即入院となりますと、奥様は我々を一体どうすればよいのか?を心配されていたと思います。

やはり、高知のF氏の様に鉄砲を止め、愛犬も今居る犬のみで新たに仔犬は飼わない等々、ご主人様も万一の事を考慮した保存活動が求められていると考えます。

即ち、今居る我々の里親先を決めておく、また奥様が相談できる連絡先をメモしておく・・等々の対応が必要となります。

ご主人様を始め全国のビーグラーやサツマのオーナー様も、御多分に漏れず後期高齢者の方が多く、今後は保存会員様の愛犬の里親探しも頻繁になって来ることも考えられます。

ご主人様は、ここ13年間我々サツマビーグルの保存普及活動に注力して来た結果、約40年間に渡り系統保存して来られましたブーギー系アメリカンビーグルの保存活動を三重のT氏と岡山のM氏等に頼り切って来ましたので、M氏が今後飼えないとなると一気に絶滅の危機に陥る結果となります。

今後は、サツマの繁殖を保存会員様に任せ、ご主人様はお気に入りの2系統4頭余りを残し、他はアメリカンビーグルの系統保存に取り組んで行く様です。

その為、本年度にはフクを始め、ソラもジャッキー君の子を取ると里親先に譲渡されると思いますし、ハチ、ワカでも可能性はあります。

今後は、サツマ3頭、ビーグル3頭の計6頭ぐらいがベストかもしれません!

本日は、辛い悲しい話に終始しましたが、これが現実と認識し、今後の取り組みをしっかりと見極める必要があると思います。



さて、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~


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2024年3月17日 (日)

感染症から奇跡的に復活したフクの現状!

ブログの拝読者様より、フクちゃんはその後どうなっていますか?等のお便りを頂いております。

そこで本日は、フクの現状について紹介させて頂きます。

当ブログの拝読者様は、よくご存じと思いますが、簡単にお話しさせて頂きます。

フクは12月2日に出産が始まりましたが、胎児が通常の2倍(700g)もあり、産道で詰まる難産で、近くの動物病院で陣痛誘発剤を投与してもらいましたが、2日経っても産まれないので我家の指定動物病院「リューネ動物病院」を受診しますと、胎児が大き過ぎて自然分娩は無理との判断で帝王切開をすることになりました。

・・が、腹を開けると子宮がパンパンに膨れ上がり、胎児は既に死んでいることからフクの生命を優先し子宮の全摘を行いましたが、その後に感染症を併発し40℃近い発熱で生死をさまよいました。

治療は抗生剤と解熱剤を投与しながら隔日で点滴を行いました。その結果、何とか一命はとりとめましたが、全く食欲もなく衰弱が進行しました。

ただ、奥様が提案された茹でた鳥のささみと粉ミルクは何とか少し食べてくれました、しかし、これだけでは衰弱した体力の回復は見込めません。後はフクの生命力に掛けるしかない処まで追い込まれました。

ところがある日、食事を食べ終わってもフクがワンワン鳴くのでご主人様が見に行きますと、昨日の様子と違い目に輝きが戻っているので、ドックフードにネコの缶詰をトッピングして少し与えますと、何とペロッと食べました・・。

その後は、徐々にフードを増量してもペロッと食べる様になり、命の心配は無くなりました。

そして、我々と一緒の食事を摂り、一日中運動場で過ごす様になったのは今年の1月中旬頃からです。

現在は、我家のお湯割りフードもモリモリ食べ、あっと言う間に完食する程、食欲も旺盛です。

体重もベストの13kgまで回復しております。


下の写真は、散歩中のフクの様子です。

感染症で炎症した前肢関節と昔イノシシ猟で負傷した後肢太腿にも細菌が感染し、大きく晴れ上がる膿瘍となり、毎日膿を絞り出す作業をしておりました。
現在は、黄色線で囲んだ右後肢太腿の膿瘍痕以外は全て完治し、毛も生え揃っています。

( 添付写真はクリックで拡大し、鮮明な画像がご覧頂けます )

Dsc_00563c12

下の写真は、今朝の運動場におけるフクの様子です。

顔付も以前のイノシシ猟犬を彷彿させる良い顔になりました!・・(^^♪

Dsc_00563_20240317150301


当時を振り返りますと、我々もみんな現在の様な身体に復活するとは想定外で、一も二にもフクの生命力が成せた奇跡と思います。

これからは、気温も段々と暖かくなりますのでフクの体調維持には好都合です。

里親先は、既に北海道(札幌)のS氏(女性)の下に行くことが決まっており、4月に入り暖かくなってから、送犬する予定です。

昨日、S氏に連絡しますと、フクが札幌にやって来ることをとても心待ちにされている様でした。

S氏は、昨年フクの出産前にわざわざ北海道から犬舎見学に来られ、我々サツマビーグルの保存普及活動に大変興味を持って頂いていることが良く分かりました。そして、フクの出産後は里親になっても良いと言って頂いておりました。

今日における我々サツマビーグルの復活は、正にこれらオーナー様が縁の下の力持ちとして協力を頂いているお陰と、大変感謝致しております。


では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~


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2024年3月16日 (土)

滋賀ハツ君 大鹿初ゲット!

今朝、ご主人様はジャッキー君を連れ、山入しておりました(猪・鹿に限り猟期は3月31まで延長)。

もう、猟場も暑くなり、ジャッキー君は追跡から戻りますと、口を大きく開けベロをだし、ハーハー言っておりました。

本日も、早い起こし鳴きから、追跡が始まり、約40分ほど追跡しましたが、ご主人様が居るマチに掛からなかった様です。

まぁ、猟果だけは運も左右されますので一概には言えませんが、ご主人様は獲物が獲れなくても我々の猟芸(仕事)が良ければ満足されています。

本日は午後1時から、犬舎見学がありますので、早々に帰って来られました。


さて、本日は滋賀のオーナー様K氏が今猟期最後と言うことで写メを送って頂きましたので紹介します。

写メは、少し前に頂いておりましたが、紹介が今日になり申し訳ありません(汗)

写メの内容は、我家のジャッキー君と同腹の兄弟犬「ハツ」君が、何と!猟期終了日に大きな3段角を持つ雄ジカを始めて獲った・・と言う、大変記念すべき目出度い便りです。


先ずは、コメントをご覧ください!!!

ご無沙汰しています。

ブログは、毎日楽しく拝読させて頂いております。

何と!、ジャッキー君と兄妹の我家のハツ君も、最後の最後に大きな雄ジカを獲らせてくれました。

1月に初めて雄ジカを起こして、追跡を始めました。

中々、獲ってやることが出来ませんでしたが、最終日となる3月10日に雄ジカ3頭を追って来ました。

そして、その内一番大きいのに狙いを付け、捕獲することが出来ました。

まだまだ、十分な仕事とは言えませんが、運が良ければ獲れるまでになりました。

滋賀県は、この15日で猟期が終わります。

何とか、ハツ君に今猟期中にシカを獲って噛ますことができ、一安心です。

楽しい狩猟シーズンを終えることが出来ました。

今後共、ご指導の程宜しくお願いします。


次いで、添付写真をご覧ください!!!

ハツ君は、噛み噛みも終え満足している様ですが、また高鼻で獣臭を拾っている様です・・。

それにしても、大きな雄ジカですよね!

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【 後記 】

ハツ君・・大きな雄ジカ初ゲット!・・おめでとうございます・・(^^♪

今猟期最後の日に、やっと獲ってもらったのですね!

ジャッキー君もハツ君も、何とかシカを起こして、追跡が出来る様になり、良い狩猟シーズンになりました・・( 拍手! )

ハツ君のオーナー様は、射撃も上手ですが、中々マチに掛からなく、ハツ君も悔しかったと思います・・(~_~メ)

猟果は、幾ら犬や腕が良くでも、マチに上手く掛からなければ獲ることはは出来ません!

この度は、ハツ君が良く頑張っていたので、山神様が大きな雄ジカをサプライズしてくれたと思います。

今後共、元気に頑張って欲しいと願っています・・。



では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~


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2024年3月14日 (木)

大分チヨ君 今猟期最終日(動画あり)!

本日は、大分に行っておりますチヨ君のオーナー様T氏より、今猟期最後の写メが届きましたので紹介します。

チヨ君は、未だ9ヵ月の幼犬ですが、生後6ヵ月頃からシカを起こしも追い鳴きを始めました。

そして、猟期が始まりますと、山入の度にシカを捕獲する大活躍を見せています。

前回のブログでシカの捕獲数が20頭を超えるか?と期待していましたが、残念ながら最終日は2頭となり達成は出来ませんでした。

・・が、17頭を捕獲したのは、我々の誉と称えたいと思います・・( 拍手! )

また、当ブログも大いに賑わせてもらい、感謝に堪えません!!


下の写真は、今猟期の最終日となった3月10日の猟果です。

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尚、最終日はシカ1頭を半矢にした様ですが、チヨ君が見事に追跡し、嚙み倒した様です。

下の動画は、その時の様子です。

動画を・・・見る!



【 後記 】

今猟期中のブログは、チヨ君に始まり、チヨ君で終わった感があります!・・( 恐れ入りました! )

最初、チヨ君が6ヵ月で追い鳴きしている!・・と聞いた時は、山中で迷って泣いているのでは?何て疑っていました(笑)

それが、猟期が始まるや『シカを獲りました!』と連絡を受け、半信半疑で「おめでとう!」と言ったことがつい先日の様でしたが、3月15日で早くも終猟です。

それにしても、生後9ヵ月の幼犬が、単犬で一猟期に17頭もシカを捕獲する何て想定もしませんでした!・・( 拍手! )

チヨ君は、繁殖者で福岡のA氏ご家族が交代で人工保育で大事に育て上げた牡仔犬です。

チヨ君がまさかの想定外の活躍に、嘸かし喜んでおられるとお察しいたします。

オーナー様T氏の山入訓練もさることながら、チヨ君の生まれながらの優秀な才能が若くして開花したことは、我々サツマビーグルの誉であります。

聞きますと、終猟後も有害駆除が始まるようですが、くれぐれもケガをしない様に頑張って欲しいと願っています!

そして、来年はチヨ君の秀逸な体躯並びに猟芸(早い猟欲発現など)を後世に残すべく、ご主人様は早くも繁殖を計画されています。

今後は、ギン系の後継犬(種牡)としても活躍して欲しいと願っています。



では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~


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2024年3月12日 (火)

大阪レオン・ピースの猟隊 今猟期最終日!

今朝、四国徳島は大雨で、山入はお休みです。

一昨日から、ご主人様が大好きな大相撲春場所が開催されています。ごひいきのお相撲さんは大関貴景勝関ですが、今場所は大関のカド番で8勝しないと陥落となります。これから15間は胃が痛くなる日々が続くと思います。頑張れ・・貴景勝!!!


さて、本日は大阪に行っておりますレオン君のオーナー様H氏より、今猟期猟隊最後のシカ猟の写メを送って頂きましたので紹介します。


先ずは、珍しい長いコメントをご覧ください!!!

3月10日の報告です。

今期、猟隊としては最後になりました。最終日の15日は、レオン君と二人で山に入るつもりです。

昨夜、20センチの積雪がありました。朝一番から、レオン君もピース君も、やる気満々です。

二頭とも、われ先に車に乗込み、降りるやいなや高鼻で同じ方向を見てワンワン。

放した途端、まずレオン君が獲物を見つけワンワン!。遅れてピース君がついて行きワンワン!。先頭に三の又、間にゴンボ角と、おっかさんと娘っ子。シンガリに三の又が二頭を追いかけて行ったようです。

勢子長の石田君が『 出たぞ!犬ついてるぞー! 』で、バンバン!。K君が二頭目のおっかさんを撃ちました。

『 ひとつ倒した!、レオン君はまだ追いかけている!、下へ下った!』・・

レオン君は、その他の群れを追い続け、親方の目の前に、先頭の三の又、距離200メートル、スコープに三の又が入ったが、K君が停めたジムニーの前10メートル。これでは撃てません!。その後、3頭が同じく通過。

雪の中、レオン君が3分後同じルートで隣の山へ。群れは二つに分かれたようで、暫くしてバンバン!。ベテランのIさんがゴンボをゲット。
ピース君が直ぐに追いつき、ハムハム。

レオン君はその後も一時間追いかけ回しましたが諦めて下山。隣山のいつもの所に戻って来ました。

下山中にイノシシかクマか分かりませんが、糞を見つけて身体中に擦り付けて糞まみれでした(笑)。

「 親父、撃たんかい!倒さんかい! 」と言いたげに、その後は犬小屋から暫くは出て来ませんでした。

昼からは、ボウズでした。

以上がコメント全文です・・。


次いで、添付写真をご覧ください!!!

下の写真は、一日中シカを追い続け、クタクタのレオン君です。

もう一歩も歩けないと言った顔ですよね!(笑)

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下は、ピース君が追ったシカとのツーショット写真です。

凄い積雪ですよね!・・ご苦労様でした!

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【 後記 】

レオン君、ピース君・・今猟期の大活躍お疲れ様でした!

ゆっくりと、身体を休めてくださいね!

我々サツマは、例え親子や兄弟でも、協調性が無いことから、殆ど一緒に猟をやることはありません!

ですので、我家では訓練も狩猟も、単犬で山入しています・・。

ところが、レオン君とピース君は同腹の兄弟にも拘わらず、とても仲良しで一緒にシカ猟をする稀なサツマです。

我家の追跡名手「ハチ」の直仔で、もう4才になります。

父親の遺伝子を良く継承し、起こしが早く、連続の追い鳴きで追跡します。

また、とても利口で賢く、レオン君は土日の山入以外は87才のお婆ちゃんのコンパニオンドックとして働いています。

素晴らしいですよね!

福岡に行っていた故リョウ君も、山入以外の日は障害者支援施設でセラピードックとして仕事し、数多くの入患者の自立に貢献しました。

リョウ君とレオン君は、共に猟場で見せる険しい表情とは真逆に、日常では人の気持ちを思いやる心優しい犬です。

この2犬のことから、今後、我々サツマビーグルは猟犬としてだけではなく、人の介護をする新たな道筋を付けてくれた秀逸犬として、大変感謝をしております。

将来、我々がセラピードック等として活躍する日があるかも知れませんね!



では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~


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2024年3月10日 (日)

ヤマドリ猟犬 マイ!?

今朝、ご主人様は鉄砲を持たずマイちゃんを連れ山入していました!

マイちゃんは3月に入り初めての山入となります。


8時に我家を出発し、8時30分に猟場到着。

本日の猟場は、マイちゃんが大好きなヤマドリ猟場です。

早速、マイちゃんを車から降し、GPSマーカーを首に装着し、林道に放犬。

暫く振りの山入で、元気よく走り回っています(笑)

マイちゃんを呼び、谷川に沿って尾根筋まで伸びています山道に入ります。

下がその写真です。

Dsc_0055_20240310133001

谷筋をゆっくりと上って行きますと・・

早くもマイちゃんはヤマドリ臭をキャッチした様で、尻尾がピンと立って動きが鋭くなって来ました。

何と!、ヤマドリ臭以外は、シカ臭があっても尻尾をだらんと垂らし、全然やる気がない素振りでファファとした歩様をします(笑)。

それが、ヤマドリ臭を拾うと、別人(犬)の様な機敏な動きに変身します・・。

そして、高鼻を使い、ヤマドリ臭が流れて来る方向をキャッチします。


下の写真がその時の様子です。

  Dsc_00553_20240310134001

臭いの方向が決まると、一直線に走って行くなり・・ヤマドリを見つけるとワンワンワンと鳴きながら追って行きます。

すると、ボロボロボロと雄ヤマドリが飛んでいく羽音が聞こえて来ました!

マイちゃんは、雄ヤマドリが急に居なくなったので、興奮して右往左往して中々戻ってこようとしません!(笑)


我家には、シカに全く関心を持たない3頭が居ます。

イノシシ猟犬のフク、ノウサギ猟犬のワカ、そしてヤマドリ猟犬のマイちゃん・・

我々みんなが、全く関心を示さない獲物を3頭は手分けしてやっている様に思います(笑)

以前は、故名猟犬テツがおり、イノシシ、シカ、ノウサギ、アナグマ、タヌキ等の獣類の他、ヤマドリの鳥類もやり、それぞれ着臭します前鳴きをしてご主人様に獲物の臭いがある事を知らせます。

獲物によって全て前鳴きの声を変えますので、ご主人様はこの声によって獲物が何か?を判断し、鉄砲に装填する弾を決めていました。

今では、3頭が別々にしているものを、テツは何と1頭で全てを熟す万能犬でした!

もうテツの様なサツマは、見ることも無いと思います。

残念ながらテツは、5頭の台牝と交配しましたが仔犬は生まれませんでした!

もし、テツの仔犬達が居たなら、今のサツマビーグルに何かと良い遺伝子を残してくれたと思う時、ご主人様は悔やんでも悔やみきれない思いが残る様です・・(~_~;)

それもそのはず、ホームページにもご主人様とテツのシカ猟の写真をトップページに掲載していますし、フェイスブックにも同じ写真を使っています。


あらあら、マイちゃんの話しがテツの話しになりましたね(笑)

マイちゃんは、フクやワカ達と同様に、我々が得意とするシカ猟には全く関心がなく、ヤマドリのみに反応しています。

ヤマドリ臭を拾うと、猟場での動きが一転しますので、ご主人様も苦笑しています。

まぁ、狩猟がシカ一辺倒でなく、ご主人様も気分によってターゲット(獲物)を変えれるので、楽しい狩猟が出来そうです。

しかし、ご主人様はテツの様に万能犬とまで行かなくても、シカとヤマドリの二刀流にならないかと密かに思っておられます(笑)。

マイちゃんは、筋肉質でバランスの良い体躯をしており、台牝としても期待されています。

ヤマドリをやる時の迫力と動きを見ていますと、シカをやれば高速追跡で追い倒すことも十分考えられます。

このことは、ワカにも言えることで、ノウサギ臭を拾った時の動きは別人(犬)の様に変身するにも拘わらず、シカに遭遇しても遊び相手にはしますが、声を出して追い鳴きすることはありません!

山入訓練当初は、ヤマドリや小物の獣類で猟欲が発現し、その後はシカやイノシシの大物をやるようになると言うのが、我々サツマの一般的なパターンです。

最近、ワカも少しづつイノシシにちょっかいを出しておりノウサギ猟犬が危ぶまれています・・(>_<)

もし、マイちゃんがヤマドリ猟一本に徹することが出来たら、それはそれで素晴らしいと思います。

それにしても、我家の住人(犬)達は随分と個性的になったものです・・(^^♪



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2024年3月 8日 (金)

猟場にも春が来た!

今朝、ご主人様は久し振りにジャッキー君を連れ、山入していました!

我家を8時に出発し、猟場には8時30分に到着。

本日の猟場は、ハチの猟場で、標高差300m余り、尾根筋が扇型をし、山中には大きな谷川と2つの沢があるとても起伏にとんでいます。

先日、ハチを山入させましたが、1時間余り広範囲に捜索しましたが、初めて起こし鳴きがありませんでした。

3月に入り、雨模様で殆ど山入が出来ませんでしたので、ひょっとしてシカが猟場に戻っていることを期待しての山入です。


何時もの場所に駐車し、ジャッキー君を降ろします。

首にGPSマーカーを装着し、林道に放犬。

ジャッキー君は、元気よく林道を前進しながら、時折立ち止まって高鼻を使って獣臭を拾っていますが、無いのかまたも走って行きます。

しかも、今朝は寒風が吹荒れ、得意の高鼻が使えませんので、地鼻での起こしでないとシカ猟にはなりません!

お手並み拝見と行きますが、兎に角寒風が吹荒れ、ご主人様は早速風が当たらない場所を探して移動です(笑)

今日の起こしはダメだろう!と、スマホを取り出し、遊んでいますと・・

何処か遠くでジャッキー君が鳴いている様に思いますが、風が強くて聞こえません!

GPS受信機を確認しますと、ジャッキー君の軌道がドンドン伸びており、確実にシカを起こして追跡していることが判明。

すぐさまジャッキー君が追跡している場所に移動します。

約300mまで近付いた時、ジャッキー君の追い鳴きが聞こえましたので、先回りするマチを選定し、鉄砲にスラッグ弾を装填し待ちます。

大きな鳴き声が、ご主人様が居るマチに近付いて来ます・・

来ました!!!親子シカです・・

賢い母ジカは、何と風上にるご主人様を見破り、くるっと90度方向転換し姿を消して行きました。

ジャッキー君が大声で追跡して来ましたが、ご主人様を見つけると追跡を止め、ベロ出しの大きな口を開けハーハー言いながら戻って来ました!

時間を見ますと、未だ9時30分ですので、車まで戻り猟場を変えることに・・。

・・・・・・・・・・・・

約5分で猟場に到着。

この猟場は風の影響は少ないと思っていましたが、今日の風は一方向ではなく、時々向きを変えている様です。

この猟場も起こしは難しいと思っていましたが、林道に放犬すると急坂の杉林をドンドンと掛け足で上って行きます・・

すると、何と!・・起きな声で起こし鳴きの後、ジャッキー君独特の追い鳴きで追跡が始まりました。

風が強く、追跡を見ていますと風で臭が流され、オーバーランしながらの追跡となっています。

すると、追跡軌道が急反転し、元の杉林に向って来ます・・

ご主人様は、早速、鉄砲にスラッグ弾を装填し、シカを待ちます・・

来ました!!!・・若い雌ジカです。

何時もは撃たないのですが、今日はジャッキー君に噛ましてやろうと思い、射程内に入るのを待ちます。

しかし、シカの逃げるコースは、バックショットが無く、止む得ず撃つのを諦め、ジャッキー君を待ちます。

ジャッキー君が大声で追跡して来ましたが、ご主人様を見つけると追跡を止め、戻って来ました。

本当に、ジャッキー君は利口で賢い犬です・・

そして、リードで繋がなくても車までご主人様の後に付いて来ます。

我々ですと、リードに繋がないと回収は出来ませんが、本当にジャッキー君はご主人様の行動の先読みが出来る様です。

本当に、手間のかからない優れた単独シカ猟犬と言えます。

・・・・・・・・・・・・

帰り道は、時間が早いので隣町(徳島で唯一の村)の猟場を下見すべく、林道を流して行きますと・・

国道に出ると、直ぐに早咲の桜がほぼ満開でした!

今日の猟場は寒風が吹荒れ、とても寒かったですが、猟場には春が近づいています。


下の写真が、その桜です。

桜の品種は「蜂須賀桜」と言う早咲の桜で、綺麗に整備された斜面に約50本余り植えられています。

今週の日曜日は満開で、正に一足早いお花見となるでしょうね!

ウグイスも鳴いており・・もう直ぐ春ですね!・・(^^♪

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2024年3月 6日 (水)

大分チヨ君 今猟期20頭達成なるか!?

本日は、大分に行っておりますチヨ君のオーナー様T氏より写メが届きましたので紹介します。

血統は、父親アサ×母親ソラⅡで、2023.6.17生の牡です。

未だ、生後9ヶ月に満たない幼犬ですが、現在シカの捕獲数は15頭にも達しております・・( 凄いですよね! )

一般的には、これからシカ猟犬として山入訓練するハンターもいると思われる年齢です。

しかも、全て先導犬や同僚犬なしの単犬での捕獲ですから、何と表現したら良いか言葉も見つかりません!


先ずは添付写真からご覧ください!

下の写真は、先週の土曜日にシカを捕獲した時のチヨ君です。

C21

この日もシカ2頭を捕獲した様です。

コメントが少しだったので、現在のチヨ君の体格や猟芸について電話でお聞きしました。

それによりますと・・・

・現在の体格は、体高54cm、体重25kgだそうで、生後9ヶ月に満たない幼犬としては立派としか言いようがありません!

・猟芸は、放犬すると元気よく狩り込んで行き、素早い起こしから、大声の連続鳴きで追跡する様です。マチに掛からなければ2時間余り追跡しますが、迎えに行かなくても放犬場所(車)に戻って来る様です。

T氏のグループは、氏を入れ4名の様です。

チヨ君は、T氏仲間の信頼も厚く、みんなに大事にされており、グループにとってチヨ君は無くてはならない存在になっている様です。

チヨ君は、生後6ヵ月月よりシカを起こして、大声で30分余り追跡している・・とT氏より連絡があり、初めは本当なのか?と疑った次第です。

しかし、今猟期に入り、早速シカ1頭を捕獲したと写メが届き、当ブログでも紹介しました。

その後、出猟する度にシカを1~2頭は必ず捕獲し、現在15頭に達しています・・( 凄い! )

大分のイノシシとシカは、3月15日まで猟期が延長されています・・。

後1週間余りです・・果たして20頭達成はなるでしょうか???

まぁ、当地徳島の不猟から見ますと、本当に羨ましい限りです。

我家のマイちゃんも大分で山入訓練ていりば、チヨ君には及ばなくても、起こしから少しは追跡も出来たかも知れません!。

T氏とチヨ君には、残り僅かとなったなった猟期ですが、獲るよりも安全第一で、シカ猟を楽しんで欲しいと願っております。



では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~

 

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2024年3月 5日 (火)

今朝の我家(犬舎)3月!

四国徳島は、朝から雨が降っておりますので、山入はお休みです。

サツマ塾は、大変好評を頂いており、また質問も送られておりますので、今後も引き続き開催したいと思います・・( ご期待下さい! )


さて本日は、3月に入りましたので、久しぶりに我家の様子を紹介します。

現在、我々サツマは7頭であります。


写真① 母屋玄関から見た運動場です。

写真は、スマホの広角レンズを使い撮影しました。
白く見えますのは、北西風の防寒対策として取り付けましたビニールシートです。
気温が20℃を超えますと、取り外します。

( 正面は運動場、右側の車の後に見えるのが犬舎です )
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写真② 玄関横の奥様が管理しています花壇です。

種から育てたパンジーも、小さな花が咲き始めています。

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写真③ 朝食も終わり、運動場でくつろいでいる様子です。

写真の手前からナツ、ワカ、ハチ、マイ、ソラです。中央はフク、右端がジャッキーです。

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徳島県は、イノシシとシカに限り、3月31日まで猟期が延長されています。

今猟期の様な不猟は、我々サツマビーグルで大物猟をし出して約12年間になりますが、初めてであります。

イノシシに於いては、豚熱により生息数が激減していることもあり、我家の捕獲数も初めてゼロです。

猟期は、未だ25日ほど残っていますが、猟場には生息を証明する痕跡も無い状態ですので、余り期待は出来ません!。

また、シカにおいてもこの様な少ない猟期はありませんでした!

我々が起こせないダメ犬と言われれば、猟果が少ない以上、甘んじて受け入れるしかありません!・・(≧◇≦)

我家の名シカ猟犬「ハチ」を猟場に放犬した後、2時間余りも広範囲に捜索したにも拘わらず、起こしが無かったのは初めてです。

名手ハチにして起こせないのに、我々が山入して起こせないのは当たり前です。

猟場でお会いする猟友に聞いても、みんな一様に不猟と答えておられます。

ご主人様は、シカ猟では雄しか撃ちませんが、全く姿が見えません!

恐らく、イノシシは豚熱で、シカは有害駆除で子持ちの雌まで根こそぎ捕獲していることによる減少と考えます。

・・で、残り猟期は我々成犬の山入はお休みし、マイちゃんとジャッキー君中心に山入する様です。



では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~


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2024年3月 3日 (日)

サツマ塾 サツマと西郷どんの薩摩犬との関係!?

本日は、日曜日でサンディハンターに猟場を明け渡しますので、約5年前から山入はお休みにしています。


さて、本日も前回に引き続き、我々サツマビーグルに関する質問にお答えする「サツマ塾」を開催します。

お陰様で、多く拝読者様から好評を頂いております。

本日のテーマは、『 サツマと西郷どんの薩摩犬との関係!? 』と題してお話しさせて頂きます。

我々サツマビーグルは、西郷どん(西郷隆盛)の薩摩犬とはどの様な関係があると思いますか?・・分かる人はサツマ通と言えます!(拍手)

実は、東京上野公園の西郷隆盛像と一緒に居る「ツン」と言う犬は、当時の薩摩(現鹿児島県)の地犬で猟犬であった『薩摩犬』がモデルとなっています。しかし、銅像の犬は「ツン」ではありません。それは、ツンは牝犬で銅像の犬は雄犬と言うことから判明しています。

写真① 東京上野公園の西郷隆盛像と薩摩犬

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先ずは、西郷どんと薩摩犬ツンについて、とても興味深い逸話が残っていますので紹介します。

ある日西郷どんは、薩摩に帰郷しウサギ猟を楽しんで居るとき、地元猟師より『川内(現薩摩川内市)にウサギ猟犬の「ツン」と言う素晴らしい薩摩犬が居る』と耳よりの情報を入手した。犬好きの西郷どんは早速、その情報をくれた猟師に譲渡を申し入れに行かせたがあっさりと断られてしまった。そこで西郷どんは土地の有力者、三原隼人に頼み持ち主の前田善兵衛に譲渡を託した。善兵衛も西郷隆盛のそこまでするかと言う情熱に負け、最後は「ツン」を譲る決断をした。こうして、西郷隆盛は「ツン」を手に入れることに成功。その際、西郷隆盛はお礼に大事に使っていた鉄砲を前田善兵衛に贈ったそうです。その鉄砲は前田家に今も残っているようです。また、当地には平成2年のNHK大河ドラマ「翔ぶが如く」の放映を機に「ツン」の銅像が建立されました。

写真② ツンの銅像

この銅像は、飼い主であった前田善兵衛の地元、鹿児島県薩摩川内市東郷町藤川の藤川天神境内に建立されています。

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当時の薩摩川内には、優秀な地犬「薩摩犬」が多くの猟師に飼われ、イノシシ猟やウサギ猟に使われていたようです。
ところが明治の中期以降より洋犬(英系ビーグル、ハーリア、フォックスハウンド等)が持ち込まれ、珍しい洋犬の素晴らしい猟芸(追い鳴き)に地元猟師も欲しくてたまらない。しかし、高価なお金を支払うことも出来ず、洋犬を管理している下人に小銭を握らせ、発情している薩摩犬に交配し、F1を作ることに成功。この子犬が素晴ら
しい仕事をしたことから、口コミで地元猟師やその親戚等々に伝わり、こぞって飼うこととなり、現在のサツマビーグルの祖犬が誕生した。
サツマビーグルはその後改良に改良が加えられ、性格は薩摩隼人の侍、外観は洋犬そのものの犬種が確立。昭和に入り出水市で同じようにして地元猟師が飼育していた「バセットハウンド」の血が入った大きな耳を持つ犬が薩摩川内に持ち込まれ、その犬と地元の犬が交配され、100年と言う長い歳月をかけて現在のサツマビーグルが完成しました。

我々サツマビーグルには、今は絶滅してしまった貴重な「薩摩犬」の血が脈々と継承されていることに誇りを持ちたいと思います。

サツマビーグルの主人に忠実で従順、べたべたせずに物静かな気質は薩摩隼人を彷彿、尻癖が良く清潔感を好む等々の性格・資質等は、正に薩摩犬の血がそうさせているとご主人様は確信しておられます。
ご主人様は、我々サツマビーグルについて、2004年にそれまでの調査研究結果をまとめた『 サツマビーグルのルーツ 』を公開しています

興味がある方は上記のサツマビーグルをクリックしご覧ください。


写真③ 明治42年頃に薩摩に持ち込まれたビーグル

飼い主は、西郷隆盛の弟子で、海軍大将や衆議院議長を務めた長谷場氏。この犬等と薩摩犬が交配したものが、現在のサツマビーグルの祖犬と考えられています。当時は、写真が珍しい時代に犬の写真を撮るという長谷場氏は、西郷隆盛に劣らぬ犬好きであったようです。写真はビーグルと言われていますが、現在のアメリカンビーグルではなく英系ビーグルと思われます。またハーリア、フォックスハウンドとも考えられております。また、ウサギ猟で薩摩犬と対戦し、薩摩犬が1羽狩る内に5羽狩ったと伝えられています。

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写真④ 前田(善兵衛)家に飼われていた最後の薩摩犬

薩摩犬は、性格が獰猛なことから猟犬以外では飼育する人はなく、サツマビーグル祖犬の普及によりその役目も終わり絶滅したようです。我々サツマビーグルもアメリカンビーグルやプロっとハウンド等の普及により絶滅寸前に追い込まれている現在の状況と非常によく似ており複雑な心境です。

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如何でしたか???

我々サツマビーグルと西郷隆盛には薩摩犬を通して深い関係があったことが、お分かりになったと思います。

当時は、西郷系と言うサツマも居た様ですので、おそらく西郷さんのお弟子さん達がウサギ猟に使っていたと推察します。

我々サツマビーグルの祖犬は薩摩犬です。そして先人達により薩摩犬と洋犬(ビーグル、ハーリア、バセット等)を交配(入血)し、100年と言う歳月を掛け、薩摩の風土に合った獣猟犬として品種改良が繰り返され、昭和初期にほぼ現在の様なサツマビーグルが誕生しました。


写真⑤ 西郷さんの肖像画

出典:帝國ノ犬達より 明治38年

西郷さんは写真嫌いで有名ですよね。ので1枚の写真も残ってませんが掛け軸にはよく登場します。
また、西郷さんはウサギ猟が好きで薩摩犬を連れて猟をしていたと言われていますが、この掛け軸を見ますと洋犬(?)を連れています。
ご主人様は、この掛け軸に描かれている犬は薩摩犬と洋犬のF1(一代雑種)で、我々サツマのご先祖では無いかと考えておられます。

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本日は、話したい事ばかりが先行し、まとまりのない話に終始しましたが、まだまだ話し足らないご主人様(笑)



ですが取敢えず、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~


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2024年3月 1日 (金)

サツマ塾 サツマは水嫌い!?

四国徳島は、ここ一週間あまり、雨の日が続いておりましたが、今朝は久し振りに晴れました。

しかし、本日はネット購入しましたドックフードが届く日で、山入はお休みです・・( これは仕方ないなぁ/笑 )

最近、円安が続いており、何時値上がりがあるかも?・・

我家は、大勢ですのでドックフードの値上げは、今後の保存活動にも大きく影響しますので、その対策としての購入です。


・・と言うことで、本日も我々サツマビーグルについて詳しく知ってもらう「 サツマ塾 」を開催したいと思います。

本日のテーマは『 サツマは水嫌い!? 』と言うお題で、お話しさせて頂きます。

我々みんなは、とても水が嫌いです・・(≧◇≦)

ですので、運動場内でワンワン鳴きますと、ご主人様が母屋からやって来て、鳴いたものに水道水が掛けられます。

すると、みんなも尻尾を下げ「ごめんなさい」と謝ります・・。

ご主人様は、我々を叩いたりしない代わりに、最も嫌いな特性を活かした躾をします。

仮に叩いたりしますと我々とのコミュニケーションが損なわれますので、理にかなった叱り方だと思います(汗)。


狩猟犬の中には、我々と異なり鳥猟犬と言われるラブラドルレトリバー等はとても水が好きな様で、川や湖に射ち落とされたカモ等を回収するために水中にドブンと飛び込み主人の下に咥えて持ってくる様です。

我々の様に水嫌いから見ますと、尊敬に値しますが、真似をしょうとは一切思いません(笑)


では、サツマの水嫌いは犬種改良上で、何時、何処で、何犬種の特性が継承したのでしょうか?

我々は、明治後半に薩摩「鹿児島」に持ち込まれた洋犬(ハーリア、英系ビーグル、バセットハウンド等)と薩摩地犬と交雑したものが起源となっております。

現在、国内に輸入され各地で狩猟に使用されていますハウンド類は大部分が水を嫌いませんので、恐らく薩摩地犬の特性を継承しているもと推察されます。

一般的に、日本犬はとても水を嫌うことから、この説はほぼ間違いないと思います。


我々サツマは、上記した「水嫌い」の他、薩摩地犬から受け継いでいる遺伝特性としては「主人に忠実」、「尻癖が良い」、「協調性が無い」、「警戒心がある」、「体臭が少ない」、「高鼻を使う」、「帰りが良い」・・等があります。

一方、洋犬からの遺伝特性としては「外観」、「体型」、「体毛」、「従順で温和」、「連続の追い鳴き」、「追跡力」・・等があります。

以上の事から、我々サツマビーグルは『 和洋折衷の犬種 』とも言えます・・

我々の特性は、猟芸ばかりが先行し、犬種改良の由来や遺伝特性(体格、性格、気質等)は殆ど目が向けられて来ませんでしたが、ご主人様により少しづつではありますが、その全容が分かって来ております。

今後も、ご主人様がお元気でいる内に、少しでも我々サツマビーグルの調査・研究が進むことを願って止みません!


下の写真は、運動場でのジャッキー君です!

ジャッキー君も、御多分に漏れず、谷川の水の中に入り渡るのが大嫌いでした(笑)
ご主人様は、強制的ではなく、水が少なく浅い谷川から徐々に水量が多く深い場所へと誘導し、あくまでジャッキー君の自主性に任せた訓練をしっかりやったお陰で、今ではシカを追跡中に谷川があっても水の中に入っております。
シカの特性として、猟犬に執拗に追跡されますと、最後は川等の水場に入り追跡を断とうとしますので、基礎訓練で水嫌いをしっかりと解消しておく必要があります。

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では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~


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