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2024年4月13日 (土)

みんな大喜び!

昨朝、ご主人様はクロ君を連れ、山入訓練に行っておりました。

一昨日、クロ君はハプニングにより、止むを得ず帰宅しましたので、今朝はそのリベンジです。


何時もの様に、我家を7時に出発し、猟場には約10分で到着。

場所は、徳島にやって来て初めての山入した猟場です。

昔は、里山を大規模に開墾し、ミカン畑にし、管理・収穫道路はもとより、自動散水のプリンクラーまで設備されたパイロットでした。

当時は、このパイロットの岸には、山菜のワラビが沢山生え、休日には奥様やお子さん達と一緒にワラビ採りをしていた親しみのある場所でした。

また、ノウサギが大繁殖し、ワラビ採りをしているとノウサギが飛び出し、子供さん達も大喜びだった様です。

しかし、現在は荒廃し、昔の繁栄は見る影もありません!・・(≧◇≦)

10年前からは、イノシシやシカが大繁殖し、パイロットは更に荒廃しました。


ところが、3年前から豚熱が流行しイノシシが死滅しますと、徐々にですがノウサギが復活し、我家のワカをノウサギ猟犬としての訓練場所となっていました。

そんな時、岡山のM氏に癌が再発し、6頭居たブーギー系アメリカンビーグルも飼えなくなり、先月、妊娠中のルイちゃんとお腹の父親のクロ君を我家に引取りました。

ルイちゃんは、何と!、我家にやって来た翌日に仔犬を出産し、現在4頭(牡2、牝2)が順調に大きくなっています。


さて、前置きが額なりましたので、話しを戻すことにします。

7時30分にクロ君を車から降し、首にGPSマーカーを装着し、パイロットの農道に放犬。

本日の放犬場所は、先日の場所から約500mほど離れた場所です。

パイロットにおけるノウサギの生息密度を知るためのものです。

クロ君は、パイロット内を一生懸命に捜索していますが、前鳴きが聞こえません!

やはり・・居ないのか???と思っていると、クロ君特有の美しい前鳴き「アォーン」が始まりました・・。

しかし、中々起こし鳴きがありません・・。

すると、一台の車がやって来て、中から3名のおばさん達が下りて来ましたので、事情をお話しました。

やはり、ワラビを採りにやって来た様です・・。

猟犬は、ノウサギ猟に使うアメリカンビーグルで黒勝ちの小さく可愛い犬です・・と説明。

ビーグルは親類が飼っていると言うことで良く知っておられましたが、ノウサギ猟犬とは知らなかった様です。

おばさん達を、ワラビが沢山採れる場所を教えてあげる為、そちらに向かいます。

GPS受信機でクロ君の位置を確認しますと、今から行く場所近くにいる様です・・。

おばちゃん達にGPSドックマーカー等を説明しながら目的地に向かっていますと、クロ君が前鳴きを始めましたので歩くのを止め、おばちゃん達にも説明しながら、ノウサギを起こすのを待ちます。

おばちゃん達は、ノウサギ猟が興味津々の様で、色々と質問して来ますが、ここは「シー」と静かにしてもらいます。

すると、「ギャォーン」と言う起こし鳴きから追跡が始まりました・・。

ノウサギは、おばちゃん達がいる農道にピョンピョンと現れ、もう大喜びです・・(^O^)/

( 添付写真はイメージです )
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そして、ノウサギの直ぐ後をクロ君が大きな声で追い鳴きをしながら、ノウサギを追いかけて行きます。

うわーー、凄い凄い・・拍手喝采・・『 頑張れ クロ君! 』と励ましの声を掛けてもらました・・(^.^)

おばさん達に、『 クロ君はこれから約2間ほどノウサギを追跡しますので、ほっといてワラビを採りに行きましょう!・・』と移動します。

目的地に着きますと、ワラビが沢山生えており、おばちゃん達も大喜びで、今度はワラビ採りに一心不乱です(笑)

・・・・・・・・・・・・・

約90ほどでクロ君を回収しましたが、その間おばちゃん達がワラビを採っている所に3回ノウサギを追って来て、皆さん大喜びでした。

こんな小さなビーグルが、暑い中、よくも長時間ノウサギを追ったものだ!・・等々、クロ君の話しで盛り上がりました。

ワラビも沢山採れ、『 今日は初めてのノウサギ猟を体験することもでき、とても楽しかったです・・』等々と言って頂き、犬好きの方からクロ君の頭をナデナデしてもらい喜んでいました。

お別れ際に、次は何時来るのですか?と尋ねられ、すっかりクロ君のノウサギ猟が気に入った見たいです(笑)。

・・・・・・・・・・・・・・

おばちゃん達に、お別れを言った後、クロ君を車に乗せ、次回放犬する場所を探しに行くことに・・。

ワカの山入では、ノウサギ糞はあるにも拘わらず起こしには繋がらず、生息に確証は持てなかったのですが、クロ君によってパイロット一帯は可成りのウサギが生息していることが分かりました。

サツマとアメビーのノウサギ猟のスタイルは異なり、サツマのワカは高速で高鼻で捜索するのに対し、アメビーのクロ君は地鼻で丁寧な捜索をします。

ワカは高速捜索故にノウサギの寝屋を見逃すことも多く、逆にクロ君は低速で丁寧な捜索を行う結果ノウサギの寝屋発見に繋がっていると思います。

やはり、ワカはシカ猟、クロ君はノウサギ猟と言うのが、犬種の特性を上手く使い分けることで狩猟犬としての価値も上がると思います。

今後、ノウサギ猟はクロ君に任せ、ワカはシカ猟犬として頑張って欲しいと思いますが・・。

しかし、こればかりは我々の都合でどうにかなるものでもなく、ワカに任すしかありません!



では、本日はこの辺で失礼します・・(@^^)/~~~


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